人気ブログランキング | 話題のタグを見る

森ようツナギスト Japanication ゲッベルみどり

miamama.exblog.jp
ブログトップ

ノイシュバンシュタイン城に行ってきました~★

先週の土曜日、視察ツアーの有終の美を飾るために、みんなでノイシュバンシュタイン城に行ってきました!



ノイシュバンシュタイン城に行ってきました~★_f0037258_23474941.jpg





日ごろの行いがよかったのか、超がつくくらい快晴で、気温も高く、本当に美しいお城を堪能することができました。




湖がとっても美しくて本当にうっとりしてしまいました。




ノイシュバンシュタイン城に行ってきました~★_f0037258_23493025.jpg





白鳥のお城と言われているので、白鳥の写真もパチリ。



ノイシュバンシュタイン城に行ってきました~★_f0037258_2351314.jpg





そして、朝10時に着いて見上げたノイシュバンシュタイン城が自然の光のスポットライトを浴び本当に神秘的でした。





ノイシュバンシュタイン城に行ってきました~★_f0037258_2347109.jpg




初めてバイエルンチケットを使って4名で行ったのですが、ちゃんと座れて快適でお得で、お城の入場券も予約していたのですぐに発券もしてもらえたし言うことなし。






と思いきや、ホーエンシュバンガウ城を見てから、ノイシュバンシュタイン城を見るまでの時間が短くて、レストランに入ったのはいいもののゆっくり食事する間がなくなってしまい、お客様には娘を連れて先にレストランを出てもらう羽目に。



ノイシュバンシュタイン城に行ってきました~★_f0037258_23481886.jpg





夫と私も食事を終えてからノイシュバンシュタイン城に向かってもうあきらめていたところなんと入場することができたのです!




お城の中でお客様と娘に再会し、とっても波乱万丈なお城めぐりでした!
# by midorimartin | 2010-11-15 23:53

ドイツ教育視察関連視察ツアーを終えて

今回のお客様は日本の大学で教育学と環境学を勉強されている大学生。





「ドイツの環境教育と森の幼稚園とシュタイナー学校を見学してみたいです」というリクエストを受けて、オーダーメードで個人視察ツアーをコーディネートしました。





森の幼稚園以外は、ゼロからのコンタクトでしたのでうまくいくかどうかちょっと心配だったのですが、アポ取りもスムーズに行き、成功するような予感がしていました。






お客さまには、今回は特別に私の家に9泊して頂いたので、コーディネートと通訳と宿泊のお世話が同時進行になってしまい、ご満足頂けたのかどうか心配だったのですが、お客さまから、「今回の視察旅行は大満足でした!!」というお褒めの言葉を頂きほっとしています。





お客様が感じが良くて本当に思慮深い方でしたので、一緒に視察をしてとっても楽しい5日間を過ごすことができました。




夫と娘と娘のお世話を5日間ぶっとおしでしてくれたシッターさんにも大感謝です。






みんなの協力があってこそ成功した視察ツアーだと思います♪






ここで、今回の五日間の視察ツアーを振り返ってみたいと思います。






● 一日目は、ドイツの環境教育の視察ということで、交通ショーとグリーンシティを訪問。





● 二日目は、ルードルフ・シュタイナー学校 自由ヴァルドルフ学校を訪問。




● 三日目、四日目、五日目は、森の幼稚園を訪問。






それぞれの視察先の良いところをたくさん観察して、スポンジのように吸収できたので、今私の心の中には新たなエネルギーが充満しています。





グリーンシティもシュタイナー学校も森の幼稚園も、それぞれの担当者や先生から、「またいつでも来てくださいね~」と言ってもらい、とってもとっても感激しています。





ドイツの環境教育については、グリーンシティだけではなくて、エコセンターにもコンタクトがあるので、今後はエコ関連のツアーができないものかと考えています。





また、シュタイナー幼稚園でのインターンシップと視察も可能性がでてきたので、新しいプログラムとして盛り込むことができるかもしれません。





モンテッソーリ幼稚園の情報も今回の視察先から得ることができのたで、もしかしたら、モンテッソーリ幼稚園の視察やインターンシップもプログラムとして提供することができるかもしれません。






視察先でドイツの教育の生の現場を、心と目と耳と手と鼻と身体全体で感じ取り、人とのコミュニケーションから情報を得て、更なるネットワークにつながりそうです。






リンクがリンクを呼ぶ ・・・ そんな感じです。




次のプロジェクトへの足がかりがいくつもできたことと、また今回視察させて頂いたところに再び行ける可能性があるという喜びもあり、私は満足感でいっぱいです。






最後に、私が考える、シュタイナー、モンテッソーリ、森の幼稚園の総合的なキーワードは、
「五感」と「自由」。




それぞれの思想に違いがあっても、子供に対する視線や教育は、根本的に一緒なのではないかと思っています。





そして、今後もお客さまと一緒に、もっとももっとドイツの幼稚園や小学校で行われている様々な教育メソッドについて学んでいきたいです。
# by midorimartin | 2010-11-14 16:02 | 仕事あれこれ

【ドイツ教育関連視察ツアー】森の幼稚園の続き

ドイツの教育関連視察ツアーの四日目と五日目。





四日目は秋晴れでとっても美しい天気だったのですが、五日目は嵐でした。





でも、今回の視察ツアーはお天気に本当に恵まれたように思います。






朝、ある子供のお父さんからこんな話を聞かされました。




「僕は脳の研究をしているのだけど、脳研究からいくと、モンテッソーリが一番で、シュタイナーは
二番なんだよ。ポジティブな刺激を与えることが子供の教育にとっては最重要なことなんです」






はっきり言って目からウロコ。シュタイナーに対する一般的な概念として、賛否両論がきっちり存在するのだなあと改めて実感した次第。




この日は「聖人マーティンの日」で、子供たちが提灯行列をして、聖人マーティンがした偉業を称えて歌を歌います。





森の幼稚園の子供たちも、2つのグループに分かれて、夕方に行われる聖人マーティンの劇のゲネプロを見せてくれました。





主役の聖人マーティンと、マーティンを乗せる馬の役と、聖人マーティンからマントをもらう乞食の役が大人気で、先生は「誰にしようかな、神様の言うとおり」のドイツ語版の節に合わせて配役を決めていきます。





他にも、町の門や、聖人マーティンのマントを支える役や、乞食を見て何もしない町民の役がありました。





みんなの愛らしい劇の練習を微笑ましく観劇した後、みんなで森に出発です。





この日は週に一回ある英語のレッスンの日でもありました。






10時過ぎに森に着いて、みんなで遊び、遅めの朝食を取ってから、11時にカナダ人の英語の先生がやってきました。






ドイツ語を交えながら、「ママ」、「パパ」、「赤ちゃん」、「娘」、「息子」、「おじいちゃん」、「おばあちゃん」という言葉を学習してから、ゲームに入ります。






家の中に、キッズルーム、リビングルーム、バスルーム等があり、家族の誰かがそれぞれの部屋に存在します。






子供たちは2チームに分かれて、相手チームの家族の部屋割りを当てたら勝ちというものでした。





どおりで、初日に子供たちが自己紹介したときに、「マイ ネーム イズ …」と自発的にみんな英語で言うことができたわけです。





英語のレッスンは、11時から11時30分までと、11時30分から12時までの2回レッスンで、5人ずつ英語を学びたい子供たちが交代に楽しく勉強していました。






この日の帰りも、三歳児たちの中にぐずる子供がいて、途中何度も足を留める場面があり、幼稚園の先生のご苦労を感じました。





幼稚園にて昼食を頂き、この日の視察は終了しました。




【ドイツ教育関連視察ツアー】森の幼稚園の続き_f0037258_15184964.jpg




五日目は雨降りで嵐だったため、森に行かず、コンテナの園舎で過ごすことになりました。







朝の会も2つの園舎の間にある屋根つきスペースで行い、みんなで「嵐とは何か」という話をしました。






そのあと、防寒服を脱ぎ、園舎に入りました。みんなで自由遊びをしながら楽しい時間を過ごします。




【ドイツ教育関連視察ツアー】森の幼稚園の続き_f0037258_15332419.jpg






モンテッソーリの様式を取り入れた知育玩具や知育ゲームがいくつかあったので感心しました。






先生のお一人が以前、モンテッソーリの幼稚園で働いていたらしく、彼女は森の幼稚園でも積極的に取り入れています。






【ドイツ教育関連視察ツアー】森の幼稚園の続き_f0037258_15173623.jpg






量りがありました。




【ドイツ教育関連視察ツアー】森の幼稚園の続き_f0037258_1520269.jpg






箱の内側に仕切りがあり、それぞれの仕切りに「0」から「11」までの数字が書いてあります。





大きい仕切りの中にはコルクのようなものが66個あり、子供たちが仕切りの中に正しい数字のコルクを入れれば、大きい仕切りの中のコルクがなくなるという、モンテッソーリ様式を取り入れた数字ゲームです。





【ドイツ教育関連視察ツアー】森の幼稚園の続き_f0037258_15232951.jpg






八の字の形をしたクマのレールにビー玉を転がせて、目でビー玉の動きを追い、脳の右半分と左半分を同時に使うことを目的として知育ゲームです。






【ドイツ教育関連視察ツアー】森の幼稚園の続き_f0037258_15255511.jpg








丸や三角や四角や長方形の形をしたオブジェを使ったモンテッソーリの知育ゲーム。丸い取っ手をつかみ上に持ち上げることにより、鉛筆を持つ力を養い、同じ形をした穴に再びはめ込むことのより形を認識します。





【ドイツ教育関連視察ツアー】森の幼稚園の続き_f0037258_15291261.jpg






アルファベットを学習するためのモンテッソーリの知育ゲーム。「A」の引き出しを開くと、「Auto(車)」が入っていて、子供たちは「Auto」という言葉を聞いて「A」から始まることを知り、「A」の引き出しに再び車を入れます。




【ドイツ教育関連視察ツアー】森の幼稚園の続き_f0037258_15304938.jpg






私にとって、三日間の森の幼稚園の視察の同行は、本当に充実していて、子供たちともすっかり仲良くなり、名前もだいたい覚えてしまいました。







また子供たちに会いたいです!
# by midorimartin | 2010-11-14 15:34 | ドイツの森の幼稚園

【ドイツ教育関連視察ツアー】森の幼稚園を訪れました

ドイツの教育関連視察ツアー三日目。






ミュンヘンの北部で、UntermenzingとMoosachの間に位置し、Angerloheという森のすぐ側にある森の幼稚園を訪れました。







私のことを覚えてくれている子供がいたのでとても感激しました。









園舎は住宅の中にあります。プレイグループ用と幼稚園用に2つ、物置が1つあります。





まずは9時から始まる朝の会(Morgenkreis)に参加。







子供たちは日めくりカレンダーで日にちや曜日を覚え、子供の人数を数えて数字を覚えます。





みんなで一緒に行き先を決めて、遅めの朝食(Brotzeit)をグループで取るのか、全員で取るのかも決めます。





森に出発は9時30分くらい。10時ごろ森に着き、自由遊び。


【ドイツ教育関連視察ツアー】森の幼稚園を訪れました_f0037258_8172818.jpg




子供たちは、インディアンの家で遊んだり、工具を使って木工細工をしたり、縄遊びをしたりします。



【ドイツ教育関連視察ツアー】森の幼稚園を訪れました_f0037258_8175628.jpg





興味深いのは、一本の木の枝が、ピストルやハンディー等、何通りにも遊べちゃうこと。






インディアンの家の側で、木の枝を何本も重ねてキャンプファイヤーを作ったり、曲がってちょうど座れるくらいの木にまたがり飛行機ごっこをしたり、子供たちの創造性の豊かさに感銘を受けました。





【ドイツ教育関連視察ツアー】森の幼稚園を訪れました_f0037258_8182124.jpg







10時30分ごろになると先生が「インディアンの叫び」をして、みんなで遅めの朝食。





そのあとまた自由遊びをして、12時ごろ先生がまた「インディアンの叫び」をして、子供たちを集めて園舎に戻りました。





今日は3歳の男の子や女の子がぐずってしまい、帰る途中で泣く子が何人かいて、先生の行動を観察していたところ、「xx君、後ろの先生のところに行きなさい」と言って、その子が先生のところに行くまでみんなで待ったりしました。





おとなしく待つ姿に感動。教育の賜物ですよね。





途中もたついたので、13時ごろ園舎に着いて昼食。





みんなの愛らしい姿に癒され、温かく迎え入れてくれたことにも感謝し、明日またみんなに会えることが楽しみです♪
# by midorimartin | 2010-11-11 08:23 | ドイツの森の幼稚園

【ドイツ教育関連視察ツアー】ルードルフ・シュタイナー学校 自由ヴァルドルフ学校を視察しました

ドイツの教育関連視察ツアー二日目。






イスマニング(Ismaning)にある「ルードルフ・シュタイナー学校 自由ヴァルドルフ学校(Rudolf Steiner-Schule Freie Waldorfschule)」を訪問しました。



【ドイツ教育関連視察ツアー】ルードルフ・シュタイナー学校 自由ヴァルドルフ学校を視察しました_f0037258_7371538.jpg






私は今までシュタイナー教育とは縁のない生活を送っていましたので、見るもの聞くもの感じるものがすべて新しい世界でした。






● エポック授業 2年生 7歳から8歳 (8時10分から9時55分)





淡い日差しと先生が鳴らす鉄琴の響きと子供たちのエポックノートの色使い。





これだけで私は柔らかな光に包まれながら子供たちと一緒に授業を受けている気分になりました。




【ドイツ教育関連視察ツアー】ルードルフ・シュタイナー学校 自由ヴァルドルフ学校を視察しました_f0037258_6534525.jpg






先生は、鉄琴を優しく鳴らして、子供たちを集中させます。





授業中、子供たちが騒がしくなってくると、鉄琴を鳴らして落ち着かせていました。





祭壇のような四季の飾りもの(Jahreszeitentisch)の上にあるローソクに火を灯し、先生の机の上のローソクにも火を灯します。




【ドイツ教育関連視察ツアー】ルードルフ・シュタイナー学校 自由ヴァルドルフ学校を視察しました_f0037258_656782.jpg







太陽、星、水の歌を歌い、最後に妖精が出てきました。先生の優しい指使いを見て、妖精が本当にいるようだと思いました。





丸い列を組んで、机の周りを、前後に回りながら、数字の勉強をします。






例えば、「3の位の数字が来たら足踏みしましょう」






その後、先生が音読する文章問題に入ります。






例えば、「私は8個のどんぐりを持っていました。今は6個持っています。リスさんは何個持って行ったでしょうか?」








子供たちは集中して聞きながら答えの数字を考えます。






答えは子供たちに言わせるのではなくて、胸の前で正解の数字を指で作らせます。





そして、黒板を軽くノックして数字を当てさせ、足し算と引き算を勉強します。






例えば、右側の黒板を3回不定期にノックして、左側の「+」と書かれてある黒板を4回不定期にノックして、「3+4=7」という数字を導きださせます。





その後、子供たちは、黒板に書かれた月の絵と数式を、エポックノートに写します。






新しく習う数式の横には、赤い花が描かれていて、その花も子供たちはノートに写し取ります。






そして、子供たちはクレヨンを使って思い思いに数字と答えを書き込んでいきます。






45分間、算数の勉強をした後、詩の朗読時間に入ります。






三人の子供たちが、先生からもらった自分の詩を暗記して読み上げます。





この日は火曜日生まれの子供の番でした。





30分後、再び歌を歌って「Brotzeit」の時間になりました。






歌で始まって、歌で終わるエポック授業。身体を使って算数を学ぶ姿にとても驚きました。






【ドイツ教育関連視察ツアー】ルードルフ・シュタイナー学校 自由ヴァルドルフ学校を視察しました_f0037258_754065.jpg





20分の休憩時間に行くとき、先生は一人ひとり子供の名前を呼び、教室のドア前でお見送りします。




子供たち一人ひとりを先生がちゃんと見ているという姿が印象に残りました。






● 1限目 オイリュトミー 6年生 12歳から13歳(10:15 - 11:00)




オイリュトミーシューズをはいて、つま先を動かし、前に数歩、後ろに数歩、動いてウオーミングアップします。





子供たちは、ピアノのテンポに合わせて輪になって踊ったり、16歩横に動いたり、交差したりします。





子供たちは、先生が読み上げるゲーテの詩と、ピアノの音とテンポ、ホワイトボードに書かれてあるステップに注意しながら踊ります。





オイリュトミーは、先生の指示に従いながらも、音楽に合わせてシステマチックに身体を動かさなければならないので、ハードな運動だと感じました。





そして、オイリュトミーのピアノ伴奏者の方は、先生の指示を忠実に守りながらも、ピアノのテクニックが要求されるので、質の高いお仕事がだなあと思いました。





オイリュトミーの先生はオイリュトミストで、しなやかな身体つきでした。思春期の男の子たちに、「君が中心で地球が回っているんじゃないんだぞ」や、「体内の目覚まし時計を鳴らせなさい。身体が眠ったままでは間違ってしまうよ」と注意していました。





ウオーミングアップで慣らされた身体が、授業の最後にはみんながオイリュトミーの世界に没頭して形を作っていく姿に見入ってしまいました。





● 2限目 音楽 13年生 19歳から20歳(11:05 - 11:50)




シュタイナー学校の生徒は、アビトゥーアを受ける前に、1~2年の準備期間が必要です。




そして、アビトゥーアに合格するためには、通常4教科に対して、8教科に合格しなければなりません。その中の一つの科目が音楽なのです。





モーツアルトの楽譜の和音の話は音楽用語だらけでしたが、「魔笛」の音楽鑑賞は歌声が美しくうっとりしてしまいました。





音楽の先生がピアノを時々弾いたり歌ったりして、情熱的に子供たちに教えられる姿が印象に残りました。





● 3限目 フランス語 4年生 9歳から10歳 (12:05 - 12:40)




フランス人の先生が、ドイツ語とフランス語を交えながら、子供たちにフランス語を教えます。






身体の部位に触れながら、順番にリズミカルに部位の名称をフランス語で言っていきます。





「頭」、「首」、「腕」のように一つずつ部位を触りながら名称を言って、「頭」から「足」まで全部言えたら、今度は「足」から「頭」まで逆に言います。







フランス語がまったくわからない私には難しかったのですが、子供たちは何度も練習しているためかとても上手でした。




先生が黒板に、横向きに走る人物の絵を描きました。





子供たちもエポックノートに思い思いの人物画も描きます。





次の授業では、人物が描かれてあるページには矢印と数字だけを書いて、裏のページにその数字が示す部位の名称を書き込んでいきます。





先生いわく、一年生から三年生までは耳から聞いて覚え、四年生から書く練習を始めるそうです。





とっても優しそうなフランス人の先生でしたので、私も先生からフランス語を学びたいなあ~ってちょっと思ってしまいました。

● 4限目 オイリュトミー 10年生 16歳から17歳(12:45 - 13:30)





先生とピアノ伴奏者は、1限目と同じ方たちで、1限目に見た子供たちの動きよりも更に進化している子供たちの動きに、6年生と10年生の違いを見ました。





先生がホワイトボードに書かれた足の動きに注意しながら、子供たちは形を作っていきます。





Rose Auslaender(ローゼ・アウスレンダー)が作った「Mittelpunkt Mein Atem heisst jetzt」に、先生が足の動きをつけて、子供たちが八の字を作りながら交差し回っていきます。





Welcher Stern
ist Mittelpunkt
des Himmels
Erde
nicht du.

Aber du
Mensch
bist Mittelpunkt
der Erde.




先生は私に言いました。







『「A」、「I」、「U」、「E」、「O」の母音を声帯に合わせて、広げたり、引き締めたりする動きをつけるので、「オイリュトミーは見える言葉だ(sichtbare Sprache)なんですよ。日本語のオイリュトミーをご覧になられるのもおもしろいと思いますよ』




● 園芸 10年生 16歳から17歳 (14:15 - 15:15)




「木の伐採週間」が始まるらしく、「自分の采配でリンゴの木を切ることが最終的な目的」と、先生は子供たちに伝えます。






先生は最初に、「私たちはなぜ描くのか?」と、子供たちは質問を投げかけます。





子供たちは学んできた答えを伝えます。まとめると「細部までちゃんと見て知覚するため」





先生は続けます。「自由とはなんだろうか。自由に決断をするとはどういうことなのだろうか」





子供たちは「自由とは自分の思い通りにできること」とか、「ルート66の世界が自由」と答えます。






先生は、「欲求が動機づけで直感的に決断することは自由な決断とは言えない。概念がないことは、知覚ではない。自覚や意識を発達させることができる。自覚や意識は自由の中にある」と、言葉をたくさん並べていきます。




最終的には、「感情を五感のように発展させることにより、知覚したことが動機となって行動できたとき、私たちは自由な決断をしたことになる」と先生は言いました。





子供たちへの課題として、プラトンの「洞窟の寓話」のプリントが渡されました。






先生の話を聞きながら、私はたくさんメモを取り、家に帰って何度も何度も読み返してみたのですが、先生が何を一番に伝えたかったのか、理解するのに時間がかかりました。





それは「シュタイナーの自由の哲学」だったのです。






今もこうやってまとめながら、ルドルフ・シュタイナーが考える「自由」の定義が何なのか模索している状態です。




先生も「自由」は深いテーマで難解だとおっしゃっていたのですが、そのとおりだと思います。




もっともっとシュタイナー教育のことを勉強したいと思っています。
# by midorimartin | 2010-11-11 07:53 | シュタイナー教育