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【視察】ウンターメンチング森のようちえん

10月4日(木)、30代のお客様お二人と共にウンターメンチング森のようちえんを訪れました。




2014年にフルタイムでドイツIT企業で働くようになって以来、お問合せの数はあまり
変わらないのですが、すべて受けることができないため、可能な時期とお客様を
選定させて頂いております。




有休を利用してコーディネートさせて頂いているため、見学時期も制限があり、
どうしても森のようちえん一園のみというケースが多く、そうなると、
私が懇意にさせて頂いている幾つかの森のようちえんや自然幼稚園の中で
どうしてもベストな幼稚園を選択することになり、
ウンターメンチング森のようちえんにはほぼ毎年視察させて頂いている次第です。




2010年3月からのお付き合いなので、かれこれ8年半になり、感慨深いものがありました。
そして、そんな素敵な園に行く機会をくださった今回のお二人のお客様に感謝です。



この園の特徴は「ゆるい保育」と「園児への優しい声かけ」。




だから、見学時間は居心地が良くて、スマイルでいられるのだと思います。




園についてすぐに目についたのは、コンテナタイプの園舎の前にうっそうと茂る植物。




誰もあんまり気にかけていないところが笑えました。




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いつも素敵な季節のテーブルもありました。


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9時の朝の会が始まるまで、私たちは園庭や園舎を見学。もう勝手知ったるに
なっているので先生からも「みどりが案内して説明してね」と言われました。



朝の会が始まりました。まずは私たちの自己紹介から始まりました。




そして、天気予報士の園児二人が天気と風向きと太陽と気温を伝えます。



土曜日に開催する「秋祭り」でファミリーが作るドングリの
オーナメント制作のため、今週行く森の場所は決まっていました。




「Kletterplatz」という名前で、母音が3つあります。そのため、みんなで
3回手を叩きました。そうです。小学校入学する前の準備です。




日めくりカレンダーを使ってカレンダーの勉強をしてから、出席している園児数を
数え、欠席している園児の数と名前を伝えます。



今日は四人欠席していたのですが、四人目の子供の欠席理由が不明でそれでも
大丈夫なところがゆるくて面白いと思いました。
ただ、その後、森に向かう途中でパパが連れてきてくれたので合流できました。



朝の会の最後に「秋のポエム」の勉強をしました。これは「韻を踏む」練習です。
例えば、英語の場合、「There is a fox in the box.」となります。



ドイツ語だと「Im Herbst, da färbt die Welt sich bunt, wir pflücken Äpfel, reif und
... (rund).」となり、子どもたちはこの「rund」を答えなければなりませんでした。
この練習も小学校入学前の練習になります。


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いくつか設問があったのですが、年長さんはちゃんと答えられていたので、さすがだなあ〜と
思いました。




朝の会が終了し、いよいよ森に出発です。




今日は先生が一人病休でしたので、代行ママが一人つきました。



車が来ないことを確認してから、「蟻の道」を静かに歩きます。



森の入り口からはバラバラに移動できるのですが、待ちポイントがくると
みんなが集まるまで待ちます。その間、誰もイライラすることなく
みんな仲良く待ってます。




朝の会でトロッコを引っ張る係4名が選ばれます(行き2名、帰り2名)。




人気の係なので取り合いです。でも、先生が一人で引っ張っている場面があり、
私たちが引っ張ることにしました。


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目的地に到着。「午前のおやつ」まで自由時間です。



横たわっている木を木の枝でコンコンしたり掘ったりして作業をする男の子たち。



火曜日に錆びた鍵を見つけたので、地面を掘って、宝箱探しをするグループ。



木にロープをくくりつけて遊ぶ子ども。



ひたすら土を一人で掘っている男の子。



課題保育を先生と一緒にしている園児。



代行ママと遊ぶ子どもたち。



それぞれが自分の興味があることを自然と共存しながら行います。



そして、集中力がすごいです。体力と知力が森で身に付くこともあり
統計データによると、森のようちえん卒園児は小学校で優秀だとか。
うなずけるものがあります。




10時半になり「午前のおやつ」時間になりました。朝ご飯を食べて来ない園児も
いるので待ちに待った時間です。




みんな静かに食べているので、今年も昨年同様、おとなしい子どもたちが多い年のようです。




食事が終わると再び自由時間。今度は森のすぐ側の畑で遊ぶ園児のグループがありました。
その場合、先生に前もって尋ねる決まりです。




木の枝と葉っぱと石を使ったオブジェを発見。子どもたちはイマジネーションの宝庫です。



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大きな石や小さな石をひたすら集める4〜5歳児のグループ。



石を埋めたり、叩いたりして、石をクラッシュさせる5〜6歳児のグループ。




年齢に応じた活動内容のようです。興味深いです。




12時過ぎになり、園に向かって出発。


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3歳児の男の子が収穫した木の枝3本をリュックサックの後ろに
留めるのに手こずっています。



私が「手伝おうか?」と声をかけたのですが、集中しているので
無視され、自分で納得してからリュックサックを背負ったところ
バラバラと木の枝が落ちてしまいました。結局、私が木の枝2本を
両手に持たせたのですが、その間も無言。




私は空気化されてしまっていたようで、それもゆるくて良いなあと
笑ってしまいました。




そんなゆるやかな時間が森のようちえんの醍醐味です。




青空がまぶしくてとても美しかったです。




3歳児は疲れているため足がもつれる子が数名いて
泣いている子どもに代行ママが声かけをして
「痛いの痛いの飛んでけ〜」をやってました。
万国共通ですね!




園に到着。園庭で自由遊びが続行されます。




お絵描きをする女の子たち。お台所ごっこをする男の子たち。




遊び道具が森の中と違います。


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ランチ時間が近づいてきました。しかし、なかなかランチになりません。




なんと、本日のメニュ「スパゲッティボロネーズ」のミートソースは配達されたのに
スパゲッティが届いていないとのこと。




どうも配達人のおじいさんがストレスとうまく付き合えないらしくて
間違えが多いみたいです。その後、スパゲッティが届いたのですが
量が少なく、私たちはランチをすることができずに、園を後にする
ことにしました。




ただ、ランチを待っている間に、秋祭りで披露する子どもたちの踊りの
練習が見れたので良かったです。



テキストの内容はこんな感じです。


秋風が吹いたので畑に行こう。
畑にはドラゴンを連れて行こう。
ドラゴンは耳とお尻をフリフリ。
ドラゴンと一緒に踊ろう。



子どもたちは楽しそうにお尻を振りながら
踊っています。



ランチが始まるまでまだ時間があったので
リンゴがテーマの手遊び歌もやってました。



先生はフレキシブルに対応できるように
いろんな持ちネタが必要なんだなあと思った次第です。



そうそう、「園児への優しい声かけ」ですが、
子どもたちに注意を促す際に、先生は決して声を荒げることが
ありません。例えば、みんなが座る木の椅子に青のチョークで
落書きした子どもがいて先生は「この青いチョークの上に座ると
色が取れるよね。そうなったら着てる服はどうなると思う?」と
問いかけをします。そうです。子どもたちに答えを考えさせるのです。




来年またウンターメンチング森のようちえんに行きたいです。



どうか、視察のお問い合わせが届きますように!!



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# by midorimartin | 2018-10-05 03:13 | ドイツの森の幼稚園

【モシュ森ツナギストだより】 Vol 6 「愛でる力=芽出る力」

森のようちえん・モンテッソーリ幼稚園・シュタイナー幼稚園・シュタイナー学校の視察を通じて感じる醍醐味の一つとして、子供たちの「芽出る力」が半端ないこと。




「あっ、これなんだろう??」と思う心の動きがまさに「芽が出た状態」であり、そのまま探求していくプロセスは「芽が伸びていく状態」。




心の動きのままに、身体も無意識に動くわけで、心と身体は一体感のまま成長していく。




そして、ここに「イマココ」がアドオンされると、「愛でる力」に変わり、「愛でる力=芽出る力」という数式が生まれる。



森のようちえんの場合、いろんなオブジェクトに変化する自然物に触れることで「冒険心」を学ぶ。



モンテッソーリ教育の場合、様々な色や形を持つモンテッソーリ教具に触れることで「自発性」を学ぶ。



シュタイナー教育の場合、心が落ち着く色や素材に触れることで「心地良さ」を学ぶ。



イマジネーションの世界に身を置くことで、「愛でる力」が倍増し、「芽出る力」も増えていく。



心の中で、「自分」という木の芽が生まれて、少しずつ成長していく感じ。



子どもたちのピュアな心に触れるだけで、大人は忘れがちなファンタジックワールドに入れるのだ。



何か一つのことでいい。一生懸命に向き合おう。それが、心の芽の養分になり、自分を愛する力に変わる。



愛でる力=芽出る力。




# by midorimartin | 2018-09-30 19:48 | コラム

気がつけば、今年まだ森のようちえんの視察をしてません、、、、。

昨年、ミュンヘン日本人会の個人担当副会長と日本祭責任者になって以来、ビジネスブログの更新が止まってしまい、今年まだ森のようちえんの視察をしていないことに今日気がつきました、、、(汗。



なんだか寂しくなって、今まで懇意にしているミュンヘンおよびミュンヘン近郊の森のようちえんと自然ようちえんのウェブサイトを開いて、先生がたの写真をしみじみと眺めてしまいました。


モニカ先生、イローナ先生、クリストファー先生、トーマス先生、シュテフィ先生、トビ先生、皆さんにまたお会いしたいです〜!



とりあえず、本日快晴なりということで、バラの鉢植えをバルコニーに出しました。ブンデスリーガで優勝したFCバイエルンの毛布が背景になってます(笑。



副業のアプリのテストの仕事、本業のアプリのテストの仕事も忙しいので、「充実してる?」と尋ねられると、「充実してる❤️」と即答できるのですが、森のようちえんが恋しいです。



ちょっくら、森にウォーキングに行ってきます(笑。



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# by midorimartin | 2018-04-08 23:17 | 仕事あれこれ

【視察1日目】ウンターメンチング森のようちえん

5月18日水曜日、50代のお客様と共にウンターメンチング森のようちえんを訪れました。



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なんと、このお客様は私が通うコーラス部の同僚でお世話になっている方でもあり、いつもよりもリラックスして視察プランを遂行できました。




お天気も大変素晴らしく、25度まで気温が上がり、森の中の方が涼しくて気持ちがよいくらいでした。





雨降りという天気予報でしたので、お客様は晴れ女なのかもしれません。





8時30分くらいに到着して、いつもの通り、バウバーゲンや園舎の説明をしました。先生からも「みどりが案内してあげてね」と言われ、プチスタッフのようです。そんな信頼関係が築けていることに感謝。




9時になり朝の会が始まりました。




天気予報士の園児二人が天気と風向きと気温を伝えます。




園長先生が前日から私たちが来ることを子供達にお話してくださっていたようでありがたいです。私のことを覚えてくれている園児もいました。



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今日行く場所を決める時間になりました。木曜日なのでカードが2枚です。




一人1個ずつビー玉をもらって投票で決めます。小さな民主主義国家です。


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今日は園児が16名。大人が4名。合計20名だったので、嫌な予感がするなあと思ったら、案の定
10対10の引き分けになりました。




先生が子供達に目的地をどうやって決めるのか尋ねます。




一人の子供が、裏向きにしたカードを1枚引いて決めることを提案し、そのアイデアも賛成か反対かを挙手して決めました。




賛成が多かったので、カードを引く人を選出することに。




なんと先生が「今日のゲストに引いてもらいましょう」と言うではありませんか。




お客様が「みどりちゃんが引いていいですよ」とおっしゃったので、私が引くことに。




責任重大だなあと思いながらカードを引くと、「ムアカナンダ広場」という文字が。




女の子は大喜びですが、この場所に行きたくなかったらしい男の子がヘソを曲げました。



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「探偵ごっこ」というゲームをしました。先生が探偵役の子供と隠れる子供と呼びに行く子供を選びます。





探偵役の子はバウバーゲンの裏側に行き、みんなから見えない場所にいます。




隠れる子供は地面の上で丸くまって大きな布で身体が覆われます。




準備完了したら、呼び出し係の子供が探偵を呼びに行きます。




探偵が戻ってきて、誰が隠れているのか当てるゲームです。




先生が最初に「4回やるからね」と言っていたので、全員には当たりません。




2回目の子供達は最初に選ばれた子供達が順番にお友達を選んでいきます。



先生は最初の子供たちだけを選べば良いので効率的です。



ただ、同じ子供がいろんな役で何回も当たらないように誘導しなければなりません。




一人の男の子が考えているときに、周りがわーわー言ったので、その子が「そんなにうるさかったら
当てられるものも当てられなくなるから静かにして」と言ったときには、なんと理路整然としている
のだろうかと感心しました。




さすがドイツです。園児もしっかり発言します。



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ゲームが終了し、さあみんなで森に出発です。




車が通る生活道路は「アリの道」と呼ばれ、一列に並んで歩きます。




今年の子供達はおとなしい子どもが多く聞き分けが良さそうなので先生も楽そうな感じです。




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青空がまぶしいくいら鮮やかです。





「ムアカナンダ広場」に到着しました。





子供数人が登ってもびくともしないような大木があります。




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男の子たちはすぐに木登り開始です。




横たわってる木もあります。




水彩画の道具と木工道具を使って子供達が作業を始めました。




ドイツの絵の具は水をつけて色を溶かしながら紙に塗っていきます。




おしゃれな女の子がマニキュアだと言って爪に色を塗っていました。





午前のおやつの時間になりました。みんなで楽しくお食事です。





食べ終わった子からまた木登りをしたり木工をしたり自由遊びを続けます。




木の枝を削って、そこに色を塗っていきます。




見る見るうちに自然素材のオブジェに変わっていく姿が不思議です。




また、私たちがいる場所は、森の中にある普通の道で、一般客が来た時に、「あっ、ここは
一般の人たちもくる場所なんだ」と改めて思う瞬間もあり、こちらも不思議な感覚でした。




いたって普通の森の場所なのに、森のようちえんの先生と子供達と一緒にいるので、そこはやっぱり
森のようちえんのフィールドなのです。





それって、先生や園児や視察ゲストの私たちが勝手にそう思ってるだけなんですけど、やっぱり
その場所は森のようちえんなんですよね〜。




これが「知覚」というものなのかもしれません。




森の中にある木の幹や木の枝が自然素材の遊具に代わり、森の葉っぱの隙間から届く太陽の光、森が与える美味しい空気を全身に浴びます。




なにもかもが子供達の五感に浸透していきます。




自然は私たち人間と共存している。そんな感覚が無意識に毎日感じられることって、なにものにも変えられない極上の時間だと
思うのです。




12時になり園舎に戻る時間になりました。




お片づけをして園舎に出発です。





帰りは女の子たちとおしゃべりしながら帰りました。




園舎に到着しました。ランチ担当の園児がバウバーゲンの中でテーブルセッティングをしています。




その間、私たちは外で自由遊びをしている子供達を観察。




素敵な時間が流れていきます。




「ウッドチップが敷き詰められているから怪我もしないし雨や雪の吸収も良いしナイスアイデア」と
いうお客様の視点に感激しました。



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このウッドチップを利用している森のようちえんをいくつか知っているのでやっぱり有効利用なのだなあと再認識。






ランチ時間になり、バウバーゲンの中で食事。シュペッツレでした。デザートは梨。




14時少し過ぎに視察を終了したので、14時半頃にある終わりの会は見られず。




先生が私たちにおっしゃった印象的な言葉です。




「森の中で流れる時間は人生そのもの。楽しい時間もあれば悲しい時間もある。喧嘩したり仲直りしたり、
森はなんでも受け止めてくれます」





穏やかに流れる時間こそが人生において貴重で唯一無二なのかもしれません。





お客様のおかげでそんなことを体感した素敵な一日になりました。ありがとうございました。




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# by midorimartin | 2017-05-21 07:14 | ドイツの森の幼稚園

【視察3日目】シュタイナー幼稚園

最終日。前日はやっと痛み止めなく就寝することができてまた爆睡できたのでとっても嬉しかったです。




まだ咳はでるけど良くなってきていることに感謝。前日と同じ行程でシュタイナー幼稚園に向かいました。




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今回は少し早めの8時30分ごろに到着。電話を終えたばかりの園長先生が担当するクラスを見学できました。今日のこのクラスの園児数は23名。





普段は登園時間の自由遊びを見学するのですが、今日は毎週水曜日に小さいお部屋で行われる水彩のぼかし絵を観察することができました。私は初めて生で観れたので感激しました。





園長先生が言います。「気持ちを落ち着けるためにこの水彩のぼかし絵の作業をします。教育者はこの作業のアシスタントに従事し、常に新しい色の提供を心がけなければなりません」




お手伝いの園児も1名いました。9時ごろになり、3名ずつトイレをに行くトイレタイムを滞りなく遂行するために残った子供たちは円状に座りゲームをしていきます。先生が子供にボールを渡して指名し、その子は自分が遊びたいゲームを先生に伝えるというもの。それにしてもいろいろなゲームがあるものだなあと感心しました。




9時30分ごろ、みんなのトイレタイムが終了し、先生が座っている子供たちにアイコンタクトで起立を促します。




ろうそくが灯され、朝の歌をうたいます。ラベンダーオイルを手につけていく歌をうたい、また違う歌でオイルを手にぬっていきます。朝ごはんを食べる前の心を落ち着ける作業になります。





みんなで美味しく朝ごはんを頂きました。その後、外遊びに向かいます。





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私たちは園舎の中を観て回ることにしました。園長先生が1歳〜3歳の教室の案内をしてくださいました。





昨年はなかったワンフロアを分けるための木の柵がありました。ハイハイする赤ちゃんが出て行かないようにするための配慮です。グッドアイデアだなあと思いました。





ベビーの寝室が居心地よく感じたのは、子宮にいるような設計がなされているからだとか。とっても感心しました。





オイリュトミーホール兼お昼寝する空間も見せて頂きました。私が昨年見学したときに「眠る時間が嫌だ」と言っていた7歳の男の子の話をして、そのような子は起きて別のお部屋に行っても良いのか尋ねたところ、「それはだめです。このお部屋にいて静かにしていないといけません。なぜなら、人間には頭の中を空っぽにする時間が必要だからです」というお返事が。





情報過多の昨今、大人にも当てはまることだなあと痛感。




ひととおり見させて頂いたので園長先生と分かれたところセラピストさんらしき人を発見。




彼女は「Heileurythmie」を施術するセラピストさんでした。日本でいうエクストラ・レッスンの「プラクティショナー」のことです。




このセラピーも毎週水曜日に行われ、必要な園児はあらかじめ選ばれているそうです。コストは親が別払い。対象者は、行動に集中力を伴わない園児や、アトピーやアレルギーの園児。オイリュトミーを通じて治すことを目指されています。




シュタイナーの人智学がベースになっているセラピーだそうで、私にとっては初耳のニュースでした。水曜日に訪れて本当に良かったと思った次第です。




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再び園庭へ。外で遊ぶ子供たちはみんな嬉しそう。キラキラしています。




ひとしきり遊ぶ子供たちを観察してから、再び園内へ。お昼ご飯前のお話と終わりの会の時間になりました。




ファッシング前ということで、まずはHampelmannの歌。糸を引っ張って動く道化師のこと。



そして、道化師のいとこのお話。先生がまずはその従姉妹を探します。いとこの道化師は埃っぽいところにいるらしくくしゃみをしています。このくしゃみを園長先生が腹話術師のようにしているのですが、とっても可愛らしいくしゃみなのです。



いとこの道化師のお人形を見つけ出し、先生はお話を続けていきます。もう一人の先生との掛け合い漫才のようなダイアローグに大笑いしました。




お人形は子供たちのほっぺをなでたりキスしたり。最後に終わりの会の歌をうたってライゲンをしてからお昼ご飯の時間になりました。




私たちはこのタイミングでようちえんを後にしました。





私はこの楽しくも充実した3日間の視察プランを遂行できたことが誇りです。私の咳におつきあいくださったお客様にも大感謝です。



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# by midorimartin | 2017-02-16 08:00 | シュタイナー教育

【視察2日目】自由ヴァルドルフ シュタイナー学校

シュタイナー学校を訪れました。




前日の夜、不安からまた痛み止めを服用。朝早い出発だったためまだ月がでています。




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シュタイナー学校はなんと5年ぶりの訪問になるため、今回はイスマニングのシュタイナー学校の日本人の音楽の先生が学校案内をしてくださるとのこと。安心です。





8時5分くらいに学校の玄関ロビーに到着。





まずは1年生のエポック授業を見学しました(8時10分〜9時55分)。





生徒数は30名。先生が私のことを覚えてくださっていることに感激。




ロウソクが灯され、先生が鉄琴でメロディーを奏でます。子供たちが起立して、太陽・土・星に感謝する歌をうたいます。




リトミックして身体をほぐしてからライゲンが始まり、鍛冶屋の歌をうたいます。




頭の上に小さく四角いお手玉を乗せてバランスを取りながらライゲンをしていきます。




そのとき、なんの合図もなく算数の勉強が始まりました。「7歩前進」。「7歩後進」。「2の数字がきたら手をたたく」。「3の数字がきたら足踏みする」。



そして、3の数字がきたら足踏みするを4回くりかえしたあと、先生が「3x4=12」を導きだします。




歌を歌いながら四角いお手玉を片付けました。また唐突に算数のお話が始まります。




「切手、カード、小包、etcを配達人が配ることになりました。17個あった品物が10個配られました。あとどの品物が何個残っているでしょう」



友達や近所の人がやってきたり、犬がやってきたり、お話は更に続きます。そのたびに先生は子供たちにどの品物が何個残っているのか尋ねます。




先生が子供を指名したり、全員に答えの数字を手で表示させたり、解答方法は様々です。




子供たちは黒板絵をノートに書き写すことになりました。




その間、少しざわざわしてきたので、先生はトライアングルを手に取り、「1、2、3」とカウントダウンしてからトライアングルを鳴らし「5分間静かにしましょう」と言いました。




子供たちを観察していると、とっても早く書き終えてしまう子がいたり、ゆっくりと書き写している子がいたり、まったく違うものを書いている子もいたりして、それぞれの生徒の個性がでていました。



宿題の掛け算もノートに書きうつさないといけません。書くスピードの違いで授業についていける子とついていけない子がでてきそうです。




休憩前のお話に移りました。今日までのお話を先生が子供たちに尋ねます。何人かの生徒が内容を伝えます。




みんな前日の話の内容をしっかり覚えていることに感心しました。今日の話の内容は、3人いる息子のうちの最初の2人が病気の国王を助けるために聖なる水を探しに行くのですが、見つけるために右手と左足と首をさしださないといけないので怖気付き探すのをあきらめてしまう話をしてそこで終了したので、思わず「3人目の息子の話はいつ聴けるの??」って思ってしまいました。



休憩時間中に先生にそのことを尋ねると「よくあるシリーズものであるように続きがの楽しめるようにしないとね」とのこと。なるほど、なるほど。





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1時間目は12年生のオイリュトミー(10時15分〜11時)。




4月に卒業前の発表の機会があるとのことで、その発表に向けてのレッスンを見学しました。




オイリュトミーの先生も私のことを覚えてくださっていたので嬉しかったです。





生徒たちはウォーミングアップしてから、ピアノ伴奏者が弾くシューベルトのメロディーに合わせて、八の字やフォルメルを描きながら身体を動かしていきます。




最初バラバラだった生徒の動きが先生と一緒にまとまっていきます。少しずつ完成されていく姿に感動です。




テーマは「カラーゲーム(Farbenspiel)」。 



感情を色分けして表現するとのこと。たとえば、怒りは赤、メランコリックは青など。




赤色チームの女性徒3名が創作した演技を見せてもらいました。怒りが関連しているテキストも生徒の創作。




炎が燃え立つ山にドラゴンが生息し、山の炎が怒りでメラメラしています。その内容を表現した動きを彼女たちは表していきます。





迫力があってとても良いです。先生も彼女たちを褒めています。先生の修正が加わり更に動きが良くなっていきます。





次に2人の男性徒チームの演技。クリスチャン・モルゲンシュテルンの「Die Zeit」。時を止めるために時を刻む針を追いかける。この内容を表現するために、一人が時計の針の役、もう一人は時を止める役。




なかなか興味深い動きです。色は明るめのベージュ。




あっという間に45分が過ぎてしまい、もっと見たい欲求にかられてしまいました。オイリュトミーの集大成を少し観れたことに感謝です。




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2時間目は2年生の音楽(11時5分〜11時50分)。私たちの案内をしてくださった日本人女性の先生の授業です。




音楽室のドアを開けて、先生が子供たち一人ひとりを握手して迎えます。なんとも微笑ましい光景です。




歌を歌ってリトミックをしてから、二人の誕生日っ子のお祝いをしました。




そして、ネコがテーマの歌とお話があり、木のリコーダーの練習をしました。




あとで聞いた話ですが、このネコがテーマの歌は、作詞と作曲はシュタイナー学校の先生がなさったとか。この歌に合わせたお話を日本人の音楽の先生が創作されたそうな。イマジネーションパワーみなぎるシュタイナー学校の先生ならではのエピソードだなあと感心しました。



木のリコーダーの練習をするときの「足に土からのパワーを感じて」という表現が印象に残りました。なぜなら、森のようちえんでも「足に根っこを生やして土にしっかり立って」という表現をするからです。パワーの源は土あるいは根っこという意味になるのかなと思いました。





歌を歌って、たて笛を吹いたあと、スノードロップの話になりました。なぜ雪は白いのかというテーマです。




昔、雪には色がついていなかったそうです。雪が神様に「私にも色を下さい」とお願いしたところ、
「色をたくさん持っている花のところに行って色を分けてもらいなさい。」と言われたとのこと。
花はみな雪に拒否反応を示して色を分け与えず、唯一スノードロップだけが雪に「私の色をあげましょう」と
言ったそうです。そのため、雪の色は白なのだとか。




この内容に合わせて子供たちのミニ芝居も見ることができました。ほっこりしました。



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3時間目は7年生のフランス語(11時55分〜12時40分)。 




フランス語の先生は熱心な方で、生徒が教室に移動するまでの数分間で、私たちに元のフランス語の文章を自分なりに短くしたことや、昔はフランス語オンリーの授業だったけど、今はドイツ語もたくさん使って子供たちにフランス語を教えていること等を説明してくださいました。




7年生のテーマは「白黒コントラスト」。生徒はそのテーマに合わせて、プロジェクターを使った影絵をを披露し、フランス語の発表をするそうです。





私たちもフランス語の文章の配布資料を頂きました。アルフォンス・ドーデの「風車小屋だより」の「9話 法王のラバ」。7年もの間、怒りをためたラバのひとけりが圧巻です。




私たちは生徒にまじってフランス語の授業を受けることができました。





ランチは音楽の先生と再び玄関ロビーで集合してから食堂で。美味しいお食事とためになるお話を伺い、久しぶりのシュタイナー学校の視察は和やかに終了したのでした。
# by midorimartin | 2017-02-16 06:05 | シュタイナー教育

【視察1日目】ウンターメンチング森のようちえん

ウンターメンチング森のようちえんを訪れました。




私は風邪気味だったためこれ以上悪化しませんようにと祈るスタートになってしまいました(金曜日は病休。土曜日と日曜日の週末は微熱があり両日とも一日中寝込んでいたので痛み止めを数回服用)。






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咳をしながら説明というお客様にご迷惑をかける視察になってしまうことにも良心の呵責があり、風邪のウィルスにかかっているとはいえ回復力の遅さを恨みました。






ただ、ようちえんの先生全員が風邪気味ということでなんだか安心してしまった私です(笑。





朝の会が始まりました。いつものとおり、天気予報士のこどもたち二人が、お天気と風向きと気温の説明をしてくれます。





カレンダーの勉強、園児の出欠状況も確認し、今日行く場所も子供たちと一緒に取り決めしました。





9時30分ごろ森に向けてトロッコをひっぱって出発。





おとなしい子供たちが多いのかあるいは寒いのかみんな静かに一列で歩いていきます。




森の入り口に入るとバラバラに分かれてもよく、待ちポイントで集合しながら森の中を進んでいきます。




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目的地の「根っこ広場」に到着。横たわる自然に倒れた木に登りみんな楽しそう。




先生や私たち大人はじっとしていると手足がかじかんでくるので、その木の周りを歩いたり、子供たちと少しジョギングしたりして身体を温めます。



木の枝を削る子供たちはわずかで、両サイドに横たわっている木と遊ぶ子供たち、地面の葉っぱを熊手でかきわけてパレット状態にしてから、木の枝を使って家をデザインする子供たち。




子供は風の子とは本当に的を得ていると思いました。



家を創作している子供たちは、まずは玄関を作り、トイレの制作にかかったのでユニークだと思いました。その後は庭づくり。さすがドイツという感じです。




2回目の朝ごはんを森の中で食べたのですが、その寒いこと、寒いこと。気温は0度かマイナス1度なのでそれほど寒いことはないはずなのに体感温度が低いからか足元からくる寒気のせいなのか寒さが堪えます。



10時半ごろ朝ごはんを食べ終え、通常は12時半くらいまでは森で過ごすのですが、あまりにも大人たちの身体が温まってこないので11時半ごろ森を後にしました。




森の中を移動中に一人の女の子が「ママ〜」と言って泣きべそをかいています。



彼女は手袋をしていません。先生が私に「身体が冷えてくると子供たちはママに会いたくなるようです」と説明。



私がその女の子の手を握るとおとなしくなったのでほっとしました。途中でお客様と一緒に彼女に手袋を履かせて、園舎まで私はその女の子と手をつないで帰ることになりました。




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園に到着。男の子と女の子が分かれて自由遊びをしています。リーダー格の女の子が演出家のごとく残りの女の子たちに即興寸劇の配役を伝え演技を指導しています。




しばらくするとなにやらもめはじめました。




彼女が言う言葉をつなぎあわせてみると、どうやら練習不足のお友達に一緒にお芝居はできないと伝えたようでもめたとのこと。




なんだか大人の世界でもある話なので興味深いと思いました。




ランチの配膳役の男の子の作業が終了し、私たちはコンテナ園舎の中に入りました。




直前に発生したブレーカー落ちも回復し、園舎の中は暖かいです。ほっこりしました。




みんなでお昼ご飯を楽しく食べ、配膳係りの子がテーブルをきれいにした後、園舎の中で自由遊びが始まりました。




園長先生がモンテ出身ということもありますが。先生のためのワークショップに行って習ったという遊びを見せてくれました。




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トイレットペーパーの芯とミニカーに番号を貼り、数字合わせをするというもの。タイトルはずばり「森のようちえんのための算数」。




トイレットペーパーの芯は駐車場です。





年長さんあるいは数字が好きな子供が対象のゲームらしいですが、ミニカー好きな男の子がこのゲームをしたいと言ったのもユニーク。





冬の保育は簡易バージョンになるらしく、森の中の寒さしのぎに身体を動かす自由遊びがメインになるのと同様、外でする終わりの会も割愛されていました。




風邪気味の私でしたので園舎の中に長くいれたのは非常にありがたかったです。
# by midorimartin | 2017-02-16 05:14 | ドイツの森の幼稚園

森のようちえん第10期生の最終日に同行しました

森のようちえん第10期生の実習最終日に同行しました。場所はポーイング森のようちえん。



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なんとマイナス7度。森の中は1〜2度寒いので、もしかしたらマイナス8〜9度。




とにかく風邪はひかないようにと思って挑みました。




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優しい園長先生の笑顔に迎えられ感激したのは言うまでもありません。




今日は年長さんだけが幼稚園にいたので7名の園児。他の子供達はクッキーを焼くため別の場所にいます。





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寒さのため男の子が一人ずっと泣いています。身体を動かすようにと先生に言われてるのに身体を動かさなかったためです。手がかじかんでどうしようもない状態になったのだと思います。私もすぐに手がかじかむので気持ちはよくわかります。





朝の会が始まりました。朝の歌をうたって、曜日とカレンダーの勉強をして、人数を数え、クリスマスのお勉強も少ししました。




午前のおやつはバウバーゲンの中で食しました。その後は外に出て自由遊び。





なんと女の子が私にカッチカチに凍った泥水を見せてくれました。葉っぱと木の実が凍ってます。


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底は木のような色合いです。二人で自然が造った作品に感動しました。




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ゆったりと流れる時間は前回に訪問したときと同じなのですが、足のつま先と腕が寒い。




子どもたちとサッカー遊びをしたので少し身体があたたまりました。





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年長さん教室ということで再びバウバーゲンの中へ。レープクーヘンに色をつけていきます。みんな大はしゃぎ。





その後、また外で自由遊び。10期生の方は子ども達とサッカーをしたり、肩車をしたり、ブランコを押したり、かくれんぼをしたり、、、。 




10期生の方は園児に受け入れられているというだけではなく大人気の様子。





先生や保護者や子どもたちともドイツ語で会話し、現地採用の実習生としても通じるような感じです。ポジティブな驚きです。




終わりの会になりました。終わりの会のゲームをして、終わりの会の歌をうたいました。10期生の方は園からプレゼントをもらいました。





園長先生と保護者代表の方から、「大変優秀な実習生だ!」という褒め言葉が届き、また一番の褒め言葉としては
園長先生の「彼は優秀な幼稚園教諭になるだろう」という一言だと思います。





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今年の8月にお問い合わせを受けて、「実習園になりそうなようちえんがもしもあればインターンシッププログラムを実施しますね」と返事をして、すぐにポーイング森のようちえんから「実習生を探しているのだけど誰か知りませんか」という問い合わせを受けて実現した今回のインターンシップ。




マッチング効果はバッチリで、本当に記念すべき第10期生の実習プランになりました。
# by midorimartin | 2016-12-01 06:06 | ドイツの森の幼稚園

【モシュ森ツナギストだより】 Vol 6 「こころの音とオイリュトミーの類似性」

11月26日(土)ミュンヘン日本人会主催の体験型セミナー「音楽療法〜こころのおとを聴く」を企画しました。




参加者の総数は20名。前半は音楽療法の講義、後半は音楽療法の生体験という2部構成。





後半のセッションは2つのグループに分かれ、各々が好きな楽器を持ち目を閉じて即興演奏。




聴いてる方も目を閉じて音を楽しみました。




講師の音楽療法士の鎌田菜美さんはピアノでみなさんが即興で奏でる音楽に寄り添います。




私は司会進行という立場でしたので目を開いてみなさんのセッションを観察していました。




そして感じたことは、「むむっ。何かに似ている」




記憶をたどっていくと、そうです、シュタイナー教育のオイリュトミーのピアノ伴奏に似ていたのです。




オイリュトミーのピアノ伴奏は、先生の指示に従いながら、生徒が奏でるパフォーマンスに寄り添う即興音楽。




患者さんのこころの音に即興で寄り添う音楽療法。




どちらものグループセッションは、最初は少しずつ空気感が変わっていくのを感じ、途中で盛り上がりがあったり変化があったりを楽しみ、最後は一つの作品を作り上げた充実感や達成感を味わう。フィードインとハイライトとフィードアウトが存在していることが似ていると思いました。




菜美さんが「音楽療法士のお仕事は、きっかけづくりであり、みんながどこかで出会えるような下地(ベース)を作ってあげること」とおっしゃっていたのがとても印象的でした。




私のようちえん視察プランのコーディネートのお仕事も、参加者のみなさんの自分探しのきっかけづくりに寄り添っているような気がするので、菜美さんのお仕事に共感を持っています。




オイリュトミーは精神世界であり、自分と向き合う作業なのかもしれないと、今回の音楽療法のセミナーを通じ新たな発見がありました。自分と向き合うためには導いてくれる人、寄り添ってくれる人が必要であり、シュタイナー学校の生徒はオイリュトミーの先生から指導を受け、ピアノ伴奏者に寄り添ってもらい、自分探しができる機会を与えてもらっている。




シュタイナー教育の素晴らしさを再認識しました。




# by midorimartin | 2016-11-27 16:39 | コラム

【モシュ森ツナギストだより】 Vol 5 「呼吸をするような保育」

2013年にシュタイナー幼稚園を視察させて頂いた際に園長先生から伺ったお話です。




「私たちは、呼吸するような保育を心がけています。つまり、息を吸っている状態と、息を吐いている状態を、子供たちに交互に提供するというものです。具体的には、集団行動をしているときは、息を吸っている状態で、自由行動のときは、息を吐いている状態です」




私はこの言葉を聞いたとき、頭の中でハレーションのようなヒラメキがありました!




そうです。「息を吸っている状態」は「誘導保育」で「息を吐いている状態」は「見守り保育」なのです。
「集中」と「解放」を繰り返すことが、幼児教育には重要ということなんだと思います。





なぜ、この言葉に衝撃を受けたかといいますと、私自身、呼吸をするように仕事をしていて充実感を体感しているからなのです。



 
本業のアプリのテストをしているときが「息を吸っている状態」。




副業のようちえんのコーディネートをしているときが「息を吐いている状態」。





例えていうなれば、「息を吸っている状態」=「インプット」であり「集中している状態」。




「息を吐いている状態」=「アウトプット」であり「解放している状態」。





人は「インプットする場所(集中)」と「アウトプットする場所(解放)」の両方を持つことで、ちょうど良いバランスが取れるのかもしれません。




そう思うと、幼児教育において、この「呼吸をするような保育」を実践することは、子供の成長において必要不可欠な教育であり、心身ともにバランスが取れた大人になるための礎になるものだと確信しました。





森のようちえんやモンテッソーリようちえんでも、「誘導保育」と「見守り保育」が実践されていることから、幼児保育の基本の一つは「呼吸をするような保育」と言えると思います。




仕事だけでなく、生活する上でも、呼吸はとても大事です。緊張して解放してを適度に繰り返すことで心身を鍛錬できるのかもしれません。




# by midorimartin | 2016-11-06 21:01 | コラム