今年に入って、あれあれと言ってる間に、コロナ危機がやってきた。
2月後半に予定していたミラノ旅行をキャンセルし、3月前半には
現在勤めているドイツのIT系企業でホームオフィスが推奨された。
会社でのみテスト可能なプロジェクトを含むQAチームで仕事をしているため、
本格的なホームオフィスは3月後半に始まった。
2019年にフリーのコーディネーターとして起業しているので、
ホームオフィスの環境は10年前より整っているのだが、それでも、
なんだか今だに不思議な労働環境に身を置いているなあと思う。
コロナのことを考えると、ホームオフィスが最善策なのだが、私は会社勤務も
しないと、身体と脳が新しい環境と認識し、リズムに乗ることが難しいようなのだ。
ホームオフィスは快適だが、難を言えば、ネット環境が悪いこと。
会社勤務では、常に手洗いとソーシャルディスタンスと除菌が必須であり、
同僚の顔を見るのは嬉しいのだが、一定の距離を空けながら会話している。
5月半ば現在、週4回の自宅勤務と週1回の会社勤務の両方をバランス良く
こなしている。
今年12年生の娘がなぜだか夫と私のホームオフィスを喜んでいる。
学校から帰宅して誰かがいつもいるという環境は中学生になってから一度も
ないからだ。
娘は高校3年生で、明日からアビトゥーアが開始する。
不謹慎かもしれないけど、コロナのおかげで、ホームオフィスが可能になり、
娘孝行をしているようでちょっと嬉しい。