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【モシュ森ツナギストだより】 Vol 4「ルールの必要性」

私の本業はドイツのIT企業に勤める会社員で、私はアプリ検証チームの課長代理を担っている。




大学生バイトが2名いて、彼らにいくつかの注意事項(ルール)を伝えると全部覚えていないことがよくある。再確認のため何度も復唱しなければならない。





つまり、大人でもルールをたくさん設定すると覚えきれないというわけだ。




果たして、子どもにとってルールは必要なのだろうか。




子どもが必要だろうと思うルールを大人が取り決める。




簡単に言えば、先生である大人が保育しやすいようにルールを設定するというわけだ。




ある森のようちえんはモンテッソーリ色が強く整った保育環境づくりを徹底している。




登園→自由保育→朝の会→森への移動→自由保育および設定保育→ようちえんに移動→自由保育→昼食→自由保育→終わりの会→降園




という保育の流れの中でいくつも決まりごとががある。これらのルールを子どもたちがしっかり守ってるからすごい。




完璧に美しく整備された保育環境である。





別の森のようちえんは最小限のルールを設定している。基本的に園庭が保育環境の場であり移動が少なく自然との一体感が強い。




言葉を必要とせず心がしばられないゆったりとした保育環境。




先生である大人と園児である子どもまたは子ども同士が楽しく過ごすための最低限の約束ごとが存在するだけだ。





この2つの園はまったく対照的であり観察していると非常に興味深い。




幼児保育においてルールはいくつ必要なのか。今後も研究していきたいテーマの一つである。




by midorimartin | 2016-10-02 18:33 | コラム