2010年に始めた、森のようちえん視察プラン事業。
元々、自然派志向の私でしたが、森のようちえんと関わりを持ったことで、木と対話ができるようになった気がします。
私には「父の木」と名付けた一本の木があります。家のすぐ側には森が広がり、ウォーキング時にその木の前を通ります。父の木に手をあて、手の平を通じ父と対話しています。
父の木をからエネルギーをたくさんもらっています。木の素晴らしさを実感しています。
今年の6月に、私が書いたPeter Wohlleben氏の本「木の秘密の生活」のブログ記事をご覧になった方から、下記のようなメッセージを頂きました。記事はこちら→http://miamama.exblog.jp/25156396/
第1回 世界木こりフォーラム「ワールド・フォレスト・カフェ2016」
「世界木こりフォーラム」は、「木こり」、つまり、世界中の森を愛する人々、森と共に暮らしている人々、森林の可能性を大切に思う人々が、世界の森を訪ねて、森との新しい関わり方を創造していくための会話を行うプラットフォームです。
森林との新しい関わり方の可能性を創り出し、未来に持続可能な地球を「贈り継ぐ」ことを目指しています。
第一回世界木こりフォーラムは、日頃の肩書きや地位やいつもの視点の向こう側に足を踏み出し、オープンで率直な会話と対話をするために「ワールドカフェ」という会話手法を使います。
第一回世界木こりフォーラムは、森の中で、森を参加者の一人として迎えたカフェテーブルで、ワールド・フォレストカフェを行います。多様な異なる観点を包含して、参加した人がそれぞれに、森との関わり方に関して、これまでには可能でなかった新しい地平線を開くことを目指しています。
残念ながら、第一回世界木こりフォーラムは終了してしまったのですが、機会があればぜひ参加したいって思っています。
だって、「木こり」っていう響きが素敵なんですもの。私も「木こり」の一人だなあ〜って思います。
Peter Wohlleben氏の本「木の秘密の生活」には、珠玉のメッセージが含まれています。たとえば、、、
・ みんなで一緒がベター。いっぽんの木は森ではない。
・ 木いっぽんいっぽんが共同体にとって大切な力となる。
・ 木は香りを発しながら他の木とコミュニケーションを取っている。
・ 木たちは強い部分と弱い部分を補いあっている。
・ キノコとの共同生活が木にとっては大切。
・ キノコは森の中のインターネット。
・ 土の恵みなくして森はありえない。木は根っこを生やさなければならないからだ。
・ 若い木よりも古い木の方が強くて性能が良い。
・ 森は自分が現在地を理想的な場所に変えることができる。
とっても素敵なキーワードがたくさん出てきましたね。「共同体」、「強さと弱さを補いあう力」、「土の恵みと根っこ」、「今いる場所を理想的に変える」など。
木は人間にとって必要なものを教えてくれる存在と言えます。
そんなことを思いながら、森のようちえんを視察させて頂く喜び。
やっぱり、森のようちえんの視察プランをライフワークにして良かった。
もちろん、モンテッソーリ幼稚園やシュタイナー幼稚園でも、子供たちが自然と関わっている姿を見学することができる。その瞬間が一番楽しい。