「森のようちえん」、「モンテッソーリ幼稚園」、「シュタイナー幼稚園」。
名称が違い、教育スタイルも違うのだけど、「自分の本質を知る」という点で共通しているなあ〜と、それぞれの幼稚園に足を運ぶたびに感じます。
そして私は、「森のようちえん」、「モンテッソーリ幼稚園」、「シュタイナー幼稚園」の3つの教育スタイルを知る人間として、こんな幸福なことはないと感じるのです。
森のようちえんは、「自然保育」。 キーワードは、「五感」と「自然」と「共存」。
モンテッソーリ幼稚園は、「療育(セラピー)」。 キーワードは、「五感」と「素材」。
シュタイナー幼稚園は、「芸術保育」。キーワードは、「色」と「イメージ」。
人は自然の中にいることで、五感が刺激され、自然との共存につながり、自我が育ちます。
人は美しく整った環境の中にいることで、素材に触れ、五感が刺激され、自我が育ちます。
人は色を心で感じると、イメージを膨らますことができて、自我が育ちます。
森のようちえんがわかりやすいのは、「圧倒的な自然の力」を誰もが知っているから。
モンテッソーリ幼稚園は、「素材を使ったセラピー」と解釈すると、わかりやすくなります。
シュタイナー幼稚園は、「イメージの世界」を要求されるので、一番わかりにくいのかもしれません。
私は「身体」と「精神」をつないでいるのが「心」だと思うのです。
だからこそ、「心の根っこ」をしっかりと育てることに意義があると考えます。
森のようちえんも、モンテッソーリ幼稚園も、シュタイナー幼稚園も、「入り口」と「プロセス」が違うだけで、「ゴール」は同じなのです。
教育スタイルが違うのに、同じゴールを目指せる。 なんとも興味深いテーマです。
私が実際にお客様と共に視察して学んできたことを、ゆるりらと執筆していきたいと思います。