いつもとってもお世話になっているH先生から、シュタイナー学校のクリスマス市にご招待され、昨日行ってきました。
ピアノのレッスンがお昼どきにあったため、到着したのが15時少し前。娘のお土産と、娘の友達の誕生日プレゼントを急いで買って、ひととおり見て、アドベントカフェでケーキとコーヒーしたのですが、帰るまでにまだ時間が1時間残っていたので、何かワークショップがしたいと思って探していたところ、「蜜蝋で作るクリッペ」というのがあり、思い切って参加してみました。
何をどうすればいいのかまったくわからなかったので、「誰か手伝って頂けないでしょうか」とお願いして、屋根作りを手伝ってもらいました。それは土台の丸太にボールマシーンで穴をあけて串を使って木の皮の屋根を固定させるというもの。
その後は、自然素材を使って、これまた自然の蜜蝋を使ってそれらを丸太にくっつけて、クリッペを完成させました。
他のお母さんや子供たちは、どちらかというと、イエス・キリスト、ヨーゼフ、マリア、動物たちを作るのに夢中でしたが、私は人形はイエス・キリストだけにして、自然素材を飾るのに夢中になっていました。
そして、そんな熱中する作業をしていたおかげでしょうか。もやもやしていた気持ちが落ち着いてきて、新たな考え方も生まれたりして、私は精神的に再復活できたように思います。
他人の主観に対して、どうすればその主観に変化をもたらすことができるのだろうかと悩んでいたのですが、他人の主観を変えることなどできないという結論に達することができました。
そして、相手の心に寄り添うために「共感」することが大切であることや、私が「提案」する前に相手に気づかせることが重要であることもわかりました。
これって、モンテッソーリ教育・シュタイナー教育・森の幼稚園に通じる幼児教育の理念「子供が自主性を持つために手助けする」に近い感覚でもあり、私はこの仕事をしてよかったと思いました。
感謝する気持ち、五感を使って感動を得る、相手が自主性を持つように誘導してあげる、、、、。
そんな教育者として子供を導くために必要なスキルが、大人に対しても必要なんだなあ〜って思った次第です。
シュタイナー学校で、自然素材をいっぱい使ったクリッペが作れたことも、森の幼稚園っぽくて、とっても気に入っています。
また、私は木の幹の屋根にドライフラワーをくっつけたのですが、そんな発想は日本人っぽいらしく、「日本っぽくていいね〜♪」って褒めてもらったのも嬉しかったです。
自分のスタイルで作った、作れたクリッペ。来年のシュタイナー学校のクリスマス市では、違う何かの手作りに挑戦してみたい!!って思いました。
学校からの帰り道。湖に映った自然がとっても美しく神秘的な夕焼けに遭遇しました。
このことも私に感謝の気持ちをもたらせてくれました。感謝の気持ちがある限り、人は優しくなれのだと思います。