視察2日目はポーイング森の幼稚園。第六期生が10月から3ヶ月間働かれる幼稚園でもあり、今回は初めての本格的な視察になりました。
いつものようにSバーンから降り立ち20分ほどかけて森の幼稚園を目指します。住宅街を抜けるととうもろこし畑が。
そして、ポーイングの森♪
畑には朝露に濡れたお花の姿が。とっても愛らしいです。
9時少し前に着き、先生との再会に喜び、9時になったので始まりの会が行われました。
この幼稚園では、月の植物や月の動物が決められ、子供たちは一ヶ月勉強し、その月の最後の日にはちゃんとお別れして、次の月に新しく勉強するシステムを取られています。
コンセプトがしっかりしているところがこの園の特徴です。
9月の動物がまだ決まっていなかったようで、この日に先生は子供たちと一緒に、9月の動物の当てっこゲームを行いました。
まずは何枚かの紙が地面に並べられました。
最初の絵では、その動物がどこに住んでいるのかが示されています。先生が指名した子供たちが絵をめくりました。
どうやらその動物は森の中に住んでいるようです。
次はその動物の天敵です。その次の絵はその動物が好きな食べ物です。
私は食べ物を見てリスかと思ったのですが、ネコはリスを食べないしなあ〜と、子供たちと同じようにドキドキしていました。
その次はその動物のフンで、最後はその動物の形が窓で開けるようになっていました。
耳の部分を見た子供の一人が「コウモリだ!」と叫びました。なるほど、コウモリの耳に似ているかもしれません。
答えは「森のネズミ(Waldmaus)」でした。
子供たちが9月の残りの期間でどんな風に森のネズミのことを勉強していくのか興味津々です。
始まりの会は、挨拶の歌、子供の人数数え、不在の子供の名前と理由から始まり、9月の動物の話の後は、終わりの歌を歌って終了です。
木のソファに座り、出入り口が狭いため、先生が名前を言った子供たちが順番に出て行って園舎に向かいます。
先生は子供たちに「リュックサックを持ってきてね〜。豚のソファでブロートツアイトをするよ〜」と言います。
豚のソファとは、木のソファのことなのですが、野生動物園の豚が飼育されているコーナーの側にあるからなのです。おもしろいネーミングですよね〜。
この幼稚園では食事をするときは静かに食べなければなりません。食事の後、誰が一番静かだったかを決めます。「ささやき姫」あるいは「ささやき王子」として子供たちは勲章をもらいます。
新しい楽器を発見しました。ココナッツでできています。
シーソーも新しくありました〜♪
今日の課題作業は粘土で作る作品です。園舎のところに飾られていました。
お客様と私もそれぞれ作品を作って幼稚園にプレゼントしてきました。
園舎の飾りはすっかり秋めいたものになっています。
先生は陶芸家さんで家に焼き釜があるらしく、こちらは先生の作品のようです。
私の好きなホオズキです。
自由遊びを子供たちが楽しそうにしています。12時なったので、木のソファに集まって終わりの会が行われました。
歌を歌って、伝達ゲームもやりました。子供たちが順番にひそひそ声で一つの言葉を伝えていきます。最後の人がその言葉を当てるというものです。
お客様からからは「おはよう」と「さよなら」の日本語も飛び出し、ドイツ語と日本語の楽しい伝達ゲームになりました。
お昼ご飯はお母さんの手作りの美味しいラザニアとフルーツサラダでした。
園舎の中に子供たちが作った楽器ががありました。
お昼ご飯の後は降園まで子供たちは自由遊びです。
先生が作ったという「森のメモリー」をやりました。
森で発見できる木の実やキノコや植物等が2つずつあり布で覆いかぶさっています。
布を取ってペアを当てていくというゲームです。全部で32枚あって、なんと4人の子供が4組ずつ当てることができました。
「みんな勝利者だね〜♪」という先生の歓声でゲームが終了しました。
本当に楽しい一日になりました。お客様も大変喜んでくださったので本当に嬉しかったです。