バイエルン州では昨日から夏休みが始まりました。娘は6週間の夏季休暇です。
昨年の9月まで学童に通っていたので、今年は親子でどっぷり6週間を過ごす初めての夏になりました。
でも、「何をしようかなあ〜♪」ってわくわくする方が大きくて、仕事をいかにセーブしようかと悩んでもいます。
とりあえず、今週は私も夏休みを取らせて頂くことにしました。といってもミュンヘンにおりますのでメールはちゃんと毎日チェックできています。
ただ、翻訳とかアプリのテストとか時間がかかる仕事は来週から承る予定です。
そんなわけで昨日は一日家でのんびりしていたのですが、今日は朝から娘を連れてファサナリー自然幼稚園を訪れることにしました。
それは、幼稚園の子供たちが第五期生の絵を数枚描いたという情報が入ったため、その絵を取りに行くことにしたためです。
8時ごろSバーンに乗っていると、先生から電話連絡があり、「何時頃来れますか?調子が悪いので早退するつもりだから、代行のお父さんが来るまでもう一人の先生と一緒に子供たちの面倒を看てもらってもいい?」という内容でした。
勝手知ったる幼稚園ですし、一度代行ママもしたことがあるので、「いいですよ♪」と一つ返事をしたところ先生にとっても喜んでもらえました。
バウバーゲンに着くともう一人の先生にも喜んでもらえ、10枚近く子供たちの絵があったのでびっくり。第五期生の人気ぶりがわかり感動しました。
9時になり朝の会が始まりました。娘も一緒に輪になって歌を歌い、先生が「今日はゲストがいるね〜。誰かな?」と尋ねたところ、子供たちが「みどり〜」と名前を呼んでくれたので嬉しかったです。
娘も自己紹介して、いつものとおり、日にちのお勉強をして、子供たちの数を数えて、お休みの子供の名前を行って、朝の会は終了です。
そして、トロッコを引っ張って森に出発です。今日はみんなで川に行きました。
スコップを持ってみんなで水遊び。
木登りしている子供たちもいます。
10時になったので、ブロートツアイトをしました。
ブロートツアイトの後はまた自由遊び。
なんと木の棒でつりざおを作り、釣りをする子供もいました。
子供たちの発想って素晴らしいです。
川で水遊びしたいのは子供たちだけではなくて、犬も大好きなので、多くの犬がやってきました。
ちゃんと鎖につなげたり、迂回する飼い主はほんの一握りで、ほとんどが放し飼いでやってきます。
女の子が木の枝を持ったまま走ってしまったので、大きな犬が後を追っかけて泣き出すシーンもありました。
先生は言います。「森の中のルールとして、犬がきたときは、木の枝をすぐに手から離さなければなりません」
この女の子は急に犬がやってきたので、びっくりして木の枝を手から離すのを忘れてしまったようです。
私と娘は裸足になって川の中には入り、スコップを使ってダムを作りました。川の水は本当に冷たかったのですが、水遊びはとっても楽しかったです。
先生がギターを持って歌を歌い、その後、絵本の時間になりました。
そして、ゲームの時間になり、ワシとネズミの遊びをしました。親のワシが赤ちゃんのワシにネズミのえさをあげるゲームで、みんなはまずワシになって飛んだり止まったりを繰り返します。
そして、先生が紙で作ったネズミを何個も落としていきます。子供たちはそのネズミを拾い集め、巣の中に集められたワシの赤ちゃんにエサとして与えます。
その後、みんなで図鑑や絵本を見て、ワシの生息の勉強をしました。「これこそ、森の幼稚園!」って感心してしまいました。
バウバーゲンに戻る時間になり、みんなで列を組んで出発〜♪
私と娘はお昼ご飯の前に幼稚園を後にしました。
娘にとっては、今日自然の中で遊んだことがとっても楽しかったらしく、「なんで私は森の幼稚園に通わなかったの?」と何度も尋ねられてしまいました。
娘が幼稚園時代には私は森の幼稚園の存在をまったく知らなかったからなのです。本当に残念です。
一年半前に森の幼稚園の存在を知ってから、私の世界は一気に広がりました。本当に新しいことを知るのって楽しいです♪
未知の世界、未知の人たち、未知のハーモニー。一つひとつの出会いや体験が本当に愛しくて私の宝箱に収まっています。
最後に、この幼稚園では、一本の木を季節ごとにコラージュする「Der Baum」という作品を作っています。春から始まったこの木の夏の部分もたっくさん葉と枝が張られていました。
おまけです。7月に同行したときにも感じたのですが、私はどうやらすっごく蚊に刺されるみたいです。前回訪問したときもいっぱい刺されたのですが、今日もすごかったです。特に顔がさされて、かゆいので描いてしまい、今まぶたが腫れています。はあ〜。 次からは虫さされのクリームも持参しなくてって思いました!