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[視察3日目]アマーランド森の幼稚園☆

視察最終日は、アマーランド森の幼稚園でした。場所はシュタルンベルク湖の側にあるアマーランドという村の中にあり、ミュンヘン市中心地からですとSバーンとバスで1時間半ほどかかります。





前回、初めて一人で訪れたときは、平日は2〜3時間に1本というバスに揺られての旅でしたが、今回はバス路線で配管工事があり、アマーランドまで行かないことがわかり、幼稚園の先生にWolfratshausen駅まで送り迎えして頂くことになりました(→先生、ありがとうございました!)。





そしてこの日も水曜日に訪れたイザールアウエン自然幼稚園見学日と同様に大雨だったので、私はレインコートとレインズボンの出で立ちでした。ところが、あわてて家を出たために雨靴を忘れてしまいました。





バウバーゲンに到着。雨がやんでいたので見晴らしの良さに感動しました。



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この森の幼稚園にはバウバーゲンが2つありまして、小高い丘の上にある登園と降園用のバウバーゲンと、森の中にある保育用のバウバーゲンです。なんともぜいたくな森の幼稚園です。


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バウバーゲンの中にはボードゲームがたくさんありました。子供たちはHARIBOのグミベアゲームで遊んでいます。






お客さまも子供たちと一緒に遊んですっかりとけこんでいるご様子。私も見ていて微笑ましくて心がほっこりしました。


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子供たちのリュックサックがかけられるようになっていて、掲示板もあります。




この森の幼稚園は子供たちが22名以上いますので、先生も3名います。



森の中で見つけたゴミを集めて作られたようなオブジェもありました。



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こんなにもたくさんのゴミが有るのですね。



バウバーゲンの側には自然素材で作られた遊具もありました。



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朝の会では、子供たちがお隣の子供の名前を言いながら挨拶していきます。「遊びと歌とどっちがいい?」と先生が尋ねて、子供たちが「遊び!」と言いました。ネズミとネコのゲームをしました。





一つの大きな円になって子供たちが手をつなぎ、ネズミ役の子供が一人、円の中にはいります。ネコ役の子供が二人います。ネコ役の子供がネズミ役の子供が外にでるための呪文を唱えます。ネズミ役の子供が輪から外に出て、走り回ります。手をつないでいる私たちは、出入り口になるようにつないでる手を大きく上にあげなければなりません。そしてすぐにその手を閉じないと、ネコが入ってくるので、輪になってる子供たちも集中して遊ばなければなりません。




鬼ごっこの要領でとっても楽しいゲームでした!




朝の会が終わり、森の中に出発です。



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森の中に入るときに雨がたくさん降ってきました。水たまりもたくさんあって、子供たちは大はしゃぎです。




木イチゴもありました。子供たちは大好きでよく食べるそうです。



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下のバウバーゲンに着きました。リュックサックをかけるところが木の枝でできています。



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その横には子供たちの手形がペイントされている作品がありました。



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子供たちが私たちにビオトープがあることも教えてくれました。オタマジャクシとイモリ(Teichmolch)がいると言われたのですが、オタマジャクシだけを発見。私は爬虫類が苦手なのでほっとしました。



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たき火をするということになり、子供たちがたき火用の木を切って行きます。





金曜日は音楽のレッスンがあり、音楽の先生がやってきました。今日は年長さんが太鼓を作る日で完成品はこちら。


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そして、二つのグループに別れて、森の中の歌を歌う場所に行きました。移動中も音楽の先生は動物の鳴き声や動作をまねしながら電車ごっこのような形で子供たちを誘導します。




歌う場所に着きました。年長か年中の男の子がやる気がなくて一緒にやらず、それを真似する年少もでてきて、先生は少し困った感じでした。




何度か「一緒にやらないのならバウバーゲンのところに戻ってちょうだい」と言ったのですが、彼は「見てるだけ」と言い張ります。



結局最後までその子は私たちを見ているだけで何も一緒にしませんでした。


片足でジャンプするネコの歌をみんなで歌って、音を使ったメモリーゲームもやって、とっても楽しいひとときでした。


この日は幼稚園の作品コンテストの出品準備もしていて、みんなで泥を使って木を作りました。


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テーマは「健康と運動」。木には生命と躍動感があるということで、木を作ることにされたそうです。


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年長さんは入学準備ということで、バウバーゲンの中でシュールテューテを作っていました。



たき火の方は大雨にも負けずどんどん炎が強くなっていきます。子供たちがフーフーと息をふきかけます。







たき火の炎が落ち着いたので、先生が「インディアンのたき火の歌を歌いましょう♪」と言いました。




私たちは大雨の中、輪になってたき火の周りをくるくる回りながらインディアンの歌を歌いました。




雨にも負けない炎。大雨に打たれてもへっちゃらになってしまった私。




そんなコントラストが妙に自分に力を与えてくれました。



アマーランドの森の幼稚園はお客様を初めてお連れした森の幼稚園でした。



なぜなら、私の家から2時間近くかかるために、お客様を家に宿泊させなければならないと思っていたからです。




でも、今回先生にWolfratshausen駅まで迎えに来てもらったら、1時間半くらいで行けることがわかり、今後の視察先として組み入れられるかもしれません。
by midorimartin | 2011-07-27 16:30 | ドイツの森の幼稚園