第五期生の実習が始まりました。実習先はファサナリー自然幼稚園です。
先週の金曜日に引き続き、昨日も一日雨が降りました。
幼稚園には新しい木のベンチが置かれていました。雨に濡れてとってもステキです。
園舎の中に入ってみると、「昨日子供たちとみんなで作ったんだよ!」と先生が行って、Holder(ニワトコ)とレモンとライムがつかった砂糖水を見せてくれました。
シロップの原液になり、水で薄めて飲みます。
子供たちはみんなでくるくるとかき混ぜます。
園舎の中には、先週の課題「かっこう」にまつわるデコが置かれていました。子供たちが粘土で作ったかっこうの巣もあります。
9時頃、みんな登園しのたで、朝の会で歌を歌って、子供の数を数えてから、森に向けて出発です。
みんな雨ガッパを着て、雨ぐつを履いて、トロッコを引っ張りながら、行進です♪
森の入り口にて、一人男の子がリュックサックを園舎に忘れたことが発覚。
私が鍵を持って、男の子の手をつなぎ、園舎に戻りました。行き帰りの道中、なぜだか私はトトロの「さんぽ」を歌っていました。
といっても、「歩こう~、歩こう~、私は元気~。歩くの大好き、どんどん行こう♪」をハミングで歌っただけなのですが、とっても心地良かったです。
また、この男の子は3歳なのに、目的地である「ビーバーダム」の行き方を知っていることにも驚きでした!
到着してみると、先生は第五期生と一緒に木の枝を使ってテントを張っていました。
私も木の太い幹をテントの真ん中に持ってきて、テントの支柱にしました。
外から見たテントはこんな感じです。中は割りとゆったりしてみんなでBrotzeitを食べました。
先生はビーバーダムで作った子供たちの家が壊されていたことを話してくれました。
そんなひどいことをする人がいるんだって思うと私は悲しくなりました。
こちらは、子供たちと一緒に作ったトイレの壁だそうです(笑。
自由遊びの時間になり、年長の女の子がリーダーになって、電車ごっこを始めました。といっても電車ではなくて、猫ちゃんがツアコンになってみんなを誘導しているといった感じです。
森の違う場所に行き、大型ゴミを発見したりして、子供たちは大はしゃぎ。
私はこんなところにゴミを捨てにくる大人の無神経さに感心できませんでした。
木の枝を使って、森の中にある小川に降りました。
傾斜している地面が雨で濡れているので、足元が滑ります。私は何度も何度も登っては降りる子供たちを受け止め一緒に泥んこになりました。
川の中をずぶずぶ歩いて、近くの橋まで行きました。途中、大量の泥があり、3歳児の雨靴の足が泥から抜けませせん。
私はその子ども達を抱っこして、泥の中からポンと引っ張りだしてあげました。
ひとしきり遊んだ後、テントに戻り、再び園舎に戻りました。
川の泥んこ遊びで、雨靴の中や靴下やズボンがビチョビチョになったため、お着替えすることになったのですが、着替え用の服や靴下を持っていない子どもが多く、幼稚園のストックから探すことに。
私も一緒にお着替えを手伝ったのですが、立ったままの子供にストッキングを履かせるのは一苦労でした。
そして、サイズも合うものばかりではなかったので、服を探すのも大変。
本当だったら、遅くとも13時半までにはお昼ご飯が終わったいなければならないのが、14時くらいまでかかり、お着替えの時間にかなり時間が取られたことがわかります。
この日のメニューは、雑穀スープとリンゴのムース付きワッフル。おいしかったです。
二人いる先生が休暇のため一人しかいなくて、また私もお母さん代理で入ったので、第五期生が配膳をしっかり担当されて機転が利かれた方だったので、とってもよかったと思っています。
また第五期生は、5月にケルンの語学学校でドイツ語を勉強され、なんと偶然森の幼稚園を発見して3日間プチ実習されたそうです。
そんな行動力のある第五期生なので、きっと6月と7月の2ヶ月間のインターンシップが実りあるものになることでしょう! 頑張って欲しいと思います。