視察最終日。ファサナリー自然幼稚園に8時に到着。前日よりも2つほど早いSバーンにて移動。
来週から2週間の予定で始まる実習のための打ち合わせをするためでに早めの視察となりました。
ファサナリー自然幼稚園の先生はお二人とも英語がお上手なので、お客様もばっちりコミュニケーションを取られているので一安心です。
私は双方が言いたい本音の部分を聞き出して通訳する立場にいるので本当にお助けウーマンといった役割です。
朝の会が終了した後、種の植え付け作業をしました。
みんな楽しそうに土に触れています。
幼稚園のすぐ隣りにヒキガエルの生育を守るためのビオトープがありました。
おたまじゃくしがいっぱいいました。ただ柵がされていないので、車道に出て轢かれる可能性があります。
この日は子供たちが目的地を決めました。森の入り口はこんな感じです。
トロッコを引っ張ったり、道を走り回ったり、小高い丘を駆けずり回りながら、目的地のKiesengrubeに向かいます。
とっても素敵な場所で、子供たちは嬉しそう。一度自分の視察の際に来たことがある場所でした。
ここにも小さい池があっておたまじゃくしがいました。
追いかけっこをしたり、かけっこを競ったり、船長になったり、割れたガラスを集めたり、綱引きのような綱をつかって遊んだり、ステージを作って歌を歌う子もいて、お客様も私もすっかり子供たちの夢の世界に引きずり込まれてしまいました。
男の子が二人綱の取り合いを始めました。女の子もどちらの主張が正しいのか言い合っています。
先生が、「ここは幼稚園で一つのグループなのだから、みんなで一緒に何かをしましょう」と言って、綱を使ってドラゴンごっこを始めました(先頭の子供がドラゴンの頭で舵を取ります)。
とってもとっても愛らしくて私は思わず微笑んでしまいました。
一人男の子がぐずり始めました。自分の思い通りにならなかったからです。私はその子の側にいました。
園舎に戻る時間になり、終わりの会が始まりました。集まって歌を歌うのですが、その前にこの日にあった出来事について先生は子供たちに尋ねます。
そして、先生はその日にあった出来事を日記としてメモし、たえず二人で話し合いながら保育を進められています。
そんな一生懸命さが私にはとても感動的でこの幼稚園を自分なりに応援したいと思っています。
園舎に着いてからはすぐに昼食。この日のメニュはヌードルグラタンとヨーグルト。とってもおいしかったです!
今回のお客様は森の幼稚園インターンシップ第四期生にもなるのですが、ドイツ語の勉強をまったくされていないにも関わらず、ドイツ語だけを話す子供たちとコミュニケーションできているので本当に素晴らしいと思います。
「僕たちが子供たちにドイツ語に訳すので問題ありません」と実習生を受け入れてくださったこの自然幼稚園に心から感謝しています。