人気ブログランキング | 話題のタグを見る

森ようツナギスト Japanication ゲッベルみどり

miamama.exblog.jp
ブログトップ

2回目のドイツ教育機関視察ツアーを終えて

今回のお客様は、保育園で年長さんの保育をなさっていた保育士さん。




2月でお仕事を辞められて、思い切って4週間のドイツの旅を決行された方です。日本ではなかなかできることではないので、彼女の勇気に拍手を贈りたいと思います。





私のドイツ教育機関視察ツアーは彼女のメインプログラムの一つとして捉えられていたので、とにかくクオリティの高いものにすることを心がけました。




今回は前回と違って新たに「モンテッソーリ幼稚園」の視察が加わり、森の幼稚園も2箇所見て回ることになり、また中央駅のユースホステルにご宿泊頂いたので、前回と違いお客様の毎日の送り迎えがありましたので、タイムスケジュールが大変になるかもしれないという懸念があったのですが、毎日繰り返しているとリズムがついて思ったよりも大変ではありませんでした。




4月から新しい職場、今度は幼稚園で年長さんを保育されるというお客様でしたので、日本の保育に持ち帰れるものはなんでも持って帰りたいという意気込みが感じられ、一緒にいてとっても刺激を受けました。




そして、前回同様、私の娘のお世話を5日間してくださったシッターさんにも大感謝です。今回は先週は学校がお休みということもありましたので、3日間は長時間でお仕事してくださいました。毎日美味しいお昼ご飯をご用意くださり、工作やケーキ作り等実習もしてくださって本当に有難く思っています(→ Hさん、ありがとうございました!)




ここで今回の五日間の視察ツアーを振り返ってみたいと思います。




● 一日目は、モンテッソーリ幼稚園訪問。



● 二日目と三日目は、ウンターメンチング森の幼稚園を訪問。



● 四日目は、イザールアウエン自然幼稚園を訪問。



● 五日目は、シュタイナー学校を訪問。





三日目に、日本の地震と津波のニュースが入ってきたので、四日目と五日目は、それぞれの視察先で日本の今の状態を聞かれ、みなさんから支援メッセージを頂きました。一日目、二日目、三日目の視察先からも支援メッセージが届き、ドイツの方たちからあったかい気持ちをもらってほっこりしています。






初めて視察したモンテッソーリ幼稚園は、私にとってはとっても刺激的で、モンテッソーリの「自由選択」に則った徹底した保育がすごく印象に残りました。妥協はまったくありません。先生はぶれることがありません。そんな大人の姿勢が子どもに、いわゆるモンテッソーリの整備された環境を与えているのだと思います。





ウンターメンチング森の幼稚園は、視察先として何度も足を運んでいますし、日本人実習生も現在いらっしゃるので、私にとっては「ホーム」のような気持ちでゆったりと楽しむことができました。子どもが少なかったこともありますが、子どもの名前も覚えているので、声かけができたのでよかったです。





イザールアウエン自然幼稚園も初めて登園から降園までいて一日を観察できたので刺激がとっても多かったです。また、先生が私たちのために、普段行かない場所に行ってくれたりして気遣ってくださったことがとっても嬉しかったです。この幼稚園は今後実習先として提携を結ぶことになるかもしれません。





シュタイナー学校は2回目の視察でしたので、リラックスして授業の見学ができたように思います。でも、一年生のエポック授業や工作の時間は大変興味深く、また、シュタイナー学校のそれぞれの先生との会話も本当に深くて、学ぶことがとっても多かったです。私の子育てのヒントにしたいとも思っています。






今回視察してみて感じたことですが、モンテッソーリ、シュタイナー、森の幼稚園は、教育方法は違いますが、目指していることは同じではないかと思いました。





それは、「子どもに自発性を養う力をつけてあげること」。





保護者が子どもの資質を見て、どの幼稚園が良いのかをまずは選ぶことが大切ですけど、保護者がどの教育に一番関心が持てるか、言い換えれば「一番自分にしっくりくるか」ということをわかることが大事なのではないかと思いました。





今後の視察ツアーへのお問合せがありますので、また新しい体験ができるのではないかと期待しています。
by midorimartin | 2011-03-17 21:07 | 仕事あれこれ