昨日は2ヶ月間の実習の最終日で、私は日本人実習生第1号の方に同行して一日中、雪深い森の幼稚園にいました。
気温はマイナス18度。朝礼のときも、第一アドベントのロウソクを灯して、先生は「鉄に直に触ってはいけません。必ず手袋をすること」と注意していました。
外にいるときもいつも足踏みして、身体が凍らないようにしないといけません。
焚き火があったので本当によかったです。この写真を見ても昨日の焚き火の温かさを思い出します。
子供たちは雪で遊ぶのが大好きです。子供ってすごいです・・・。
コンテナの園舎の窓には、実習生第1号の方が子供たちと一緒に、白い布を落ち葉を煮て染めた掛け軸が飾られていました。
先生たちは、「日本の文化を教えてくれて最高!」とか、「彼女は自分からこのプロジェクトを作ってくれた」と言ってべた褒めでした!
そして、実習生第1号の方が、森の幼稚園の先生や子供たちや保護者みんなから愛されているのを目の当たりにし、もっと働いてもらいたいと思われていることもひしひしと伝わってきたので、私は本当に感動しました。
7月にドイツに来られて、ドイツ語を勉強され、10月と11月の2ヶ月間、ミュンヘン郊外にある森の幼稚園でインターンシップを始められ、苦労のない日は一日もなかったのではないかと想像しています。
2ヶ月前の初日に同行したときは、ドイツ語もほとんどままならず、本当にどうなるのかしらと少し心配していたのですが、昨日の最終日に、みんなに自発的にドイツ語で話しかけ、周りもそんな彼女を温かく受け入れている姿を見て、時間の重さを感じました。
そして、2ヶ月という貴重な時間を上手に使って、みんなに溶け込めたのは、先生としての質の高さと、人間味にあふれなんにでも感動する心と、あふれるばかりの子供たちへの愛情が、周りに伝わったからだと思います。
今、この幼稚園では、日本人実習生第1号の方を実習生として正式に採用すべく、お役所等にかけあって準備されています。
成功することを心から願っています。
森の幼稚園と日本人実習生第1号は見事に100%マッチングした成功例です。
こんなサクセスストーリーを私も一緒に共有することができて本当に嬉しく思っています。
ドイツ森の幼稚園インターンシップのプログラムとして本当に最高のスタートを切ることができました!
第2号の方は、もう一つの森の幼稚園で12月半ばから実習が開始します。彼女にもどうかサクセスストーリーが待ち受けていますように。
インディアン風の家のてっぺんにソーラーパネルがありました。太陽熱を利用して、コンテナの園舎内に温かい空気が流れるように利用しているそうです。
さすが、環境大国ドイツですよね~。私が大好きな森の幼稚園と環境。今後取り組んでいきたいテーマでもあります。