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森の幼稚園実習生第九期生の実習最終日に同行しました★

12月21日(金)、森の幼稚園実習生第九期生の実習最終日に同行しました。




実習園は「ファサナリー自然幼稚園」。同幼稚園では3人目の日本人実習生になります。そして、私の森の幼稚園事業の最期の実習生でもあります。




そのため、非常に感慨深い半日になりました。実は私の体調が良くなかったので、9時〜11時くらいまでしかいられなかったのです。





また、この日は体育館でしたので、それもよかったです。体調が悪かったので、もしも普通に森に行っていたとしたら、悪化しかたもしれないからです。





体育館での保育は初めて見学させてもらったのですが、なかなか興味深かったです。自由遊びが中心で、午前のおやつとランチと2つ用意されるらしく、先生もゆったりした感じで保育されていました。





そして、第九期生の実習生としての成長ぶりにも目を見張るものがありました。子供たちとのコミュニケーションが素晴らしくて、先生が安心して彼女に保育を任せている姿を見て感動しました。





第九期生から私は学んだ言葉があります。それは、「子どもは同じ」ということ。私は今まで、日本で保育経験がある幼稚園教諭や保育士さんだから、言葉のコミュニケーションがスムーズにいかないときがあったとしても、「保育は同じ」なので、なんとかこなされているのではないかと推察していたのですが、保育が同じなのではなくて、日本とドイツの子どもが同じだから、ドイツの森の幼稚園の保育に携わることができるというもの。目からウロコでした。




ファサナリー自然幼稚園の女の先生が、第九期生のことを高く評価されていることが伝わってきました。なぜなら、彼女から第九期生に対してたくさんの質問があったからです。




私は第九期生の回答をドイツ語に訳して先生に伝え、先生の言葉をまた日本語に訳して第九期生に伝え、私も一緒にいろんなことを学ぶことができました。短い見学時間でしたが、内容の濃い充実した時間になりました!



質問内容ですが、、、例えば、、、




「森の幼稚園が通常の幼稚園よりも劣っていること」




第九期生の回答は、「集団でする課題への取り組みを全園児がしなくてもよいこと」と「障害園児の統合教育」でした。




ドイツでの幼稚園では、集団でする課題があるときに、やりたくない子はやらなくても良いという暗黙のルールがあります。




日本だと例外は認められず、みんなで取り組まないといけませんが、ドイツでは自主性を重んじるということで、やりたくない子どもはやらなくてもよいという例外が適用されるスタイルが取られることがあります。




ただ、女の先生が、このドイツの集団でする課題への取り組みに対して、警鐘を鳴らされていることが興味深かったです。




障害児童の受け入れは基本的に森の幼稚園でもできるはずだという先生のお考えでした。実際に呼吸障害の園児の申し込みがあり受け入れる予定だったのが、園児側から断りがあり、実現しなかった経緯があるそうです。仮にもしも障害園児の受け入れをした場合は、その子供専用の先生がついて、一緒に保育をすることになります。




ミュンヘン市から支援を受けている幼稚園は、ミュンヘン市からその障害園児専用の先生の派遣があるそうです。





「森の幼稚園の素晴らしいところは?」




第九期生の回答は、「保護者運営の良さ。親と一緒に子どもを育てている感を感じることができるから」





「森の幼稚園の改善点は?」




第九期生の回答は「バウバーゲンに季節の絵や曜日カレンダー等を掲げるのはどうか?」




それに対する先生のコメントは「バウバーゲンに季節の絵はいらない。森に行けば、季節を生で感じることができるから。でも曜日カレンダーは作る予定です」





「森の幼稚園の実習期間でベストな体験は何か?」



第九期生の回答は「自分が実習を通じて、ゼロから絆を作っていったので、子どもの気持ちにより寄り添えると思う。言葉のコミュニケーションのジレンマをすっごく感じたので、3歳児が一生懸命に他社とコミュニケーションを取る姿に共感できる!」




2010年10月から2012年12月までの約二年間の森の幼稚園のインターンシップ事業で、9名の日本人実習生のお世話をさせて頂きました。




本当に私にとっては一人ひとりが宝物です。たくさんのことを学ばせてもらいました。




来年からは森の幼稚園視察事業のみに力を注いでいきたいと思っています。



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by midorimartin | 2012-12-23 04:53 | ドイツの森の幼稚園

第八期生の実習最終日に同行☆

11月30日金曜日、森の幼稚園の実習生第八期生の実習最終日に同行しました〜。


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実習先はハラヒング森の幼稚園。実は昨年、二人ほど実習生を送る予定だったのですが、事情があってダメになり、やっと念願叶ったということで、本当に感慨深いです。




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初めて登園から降園まで見させて頂き、この森の幼稚園の保育の素晴らしさに触れ、また先生たちの情熱にも触れることができたので、本当に良い森の幼稚園だなあ〜と実感した次第です。





久しぶりに行く場所で、また雪に覆われていたこともあり、森の中を抜けて、ハラヒング森の幼稚園に到着したのですが、途中で道が合っているのだろうかと思う場面もあり、最初からドキドキの一日になりました!




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でもなんとか朝の会が始まるまでに到着し安堵しました。先生にご挨拶するために、バウバーゲンの中に入ると、ホオズキとコルクを使ってネックレスを作っている女の子がいました。





外で男の実習生や第八期生と一緒に遊び回っている子供たちもいて、みんななかなか活発です。




朝の会が始まりました。毛布の中に子供が入って、その子供が誰なのかを当てるクイズをやりました。





それがとってもユニークで笑い転げてしまいました。その後は、ブロートツアイトです。



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まずは子供たちに手袋を緑のプラスチックの箱の中に入れさせます。先生が手袋の色の名前を言いながら子供たちを少人数に分けて移動させます。



移動先はもう一人の先生の場所で、その先生はまずは子供たち一人一人の腕まくり。その後は手荒い場所に一列に並び、男の実習生が手を洗わせます。



先生の役割分担がちゃんとなされていて、子供たちも静かにそれぞれの場所に行って、腕まくりをしてもらったり、手を洗ってふいたりしています。私は感心しながら見ていました。




あとでわかったことなのですが、毎週水曜日にスーパーバイザーと呼ばれる方が来て、一日保育を観察してから、先生達に助言しているそうです。指導員みたいな感じになるのでしょうか。でもこの方はセラピストでもあるので、セラピーをかねた指導みたいなスタイルのようで、なおかつすべてを一から十まで教えるのではなくて、キーワード的に言葉を伝える感じのようです。




例えば、「Sprechen mit Händen」。これは、直訳すると「手を使って話す」という意味になるのですが、つまり子供たちに身体を使って表現しながら保育するという意味になり、子供たちと意思の疎通をするためのより良いコミュニケーションツールになるとのこと。



今日私が見た手洗い方法もまさにこの「手を使って話す」から来ているらしく、先生たちの感受性の豊かさに圧倒されました。そして、子供たちはこんな常に向上心を持つ先生チームに保育されて幸せだなあとも思いました。



そして、私にとって鳥肌が立つことが起こりました。それは、このスーパーバイザーをしている方を私は知っているのです。なぜなら、私が懇意にさせて頂いているモンテッソーリ幼稚園のセラピストさんであり、またこのモンテッソーリ幼稚園に現在勤めているある先生が以前はこのハラヒング森の幼稚園出身者であることもわかり、本当に世間は狭いと思いました。




どおりでなぜかモンテッソーリの匂いがすると思っていたのですが、やっぱりモンテッソーリのセラピストさんが関わっているからだったのかもしれません。




自然素材を使ったり、毛糸を使って物作りの部分はシュタイナーの匂いもしました。また、バウバーゲンの中に、鈴があって、子供たちがうるさくなったときに、先生がこの鈴を鳴らして、子供たちを沈めました。この方法もシュタイナー教育にある部分なので、「なるほど〜」と思った次第です。



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前回訪れたボーゲンハウゼン自然幼稚園もシュタイナーとモンテッソーリと森が融合された素晴らしい森の幼稚園だと思ったのですが、このハラヒング森の幼稚園もシュタイナーとモンテッソーリと森がうまいぐあいにブレンドされています!!



あと効率的だなあと思ったのは、それぞれの親が登園したときに、お迎え時間が書かれた板に子供の名前が書かれた洗濯バサミをはさむところです。これによって、ペーパーレスにもなり、また先生もお迎え時間を覚える必要がなくなります。


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カレンダーもユニークでした!



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また、驚いたのは、子供の日本語名の表があったり、日本語の歌「幸せなら手を叩こう」を子供たちが暗譜して歌えるようになっていたりと、どんどん「日本語」を違う国の文化として園児たちに学ばせようと積極的に動いてくださっている先生の姿勢にも感銘を受けました!



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ブロートツアイトの後はまた自由遊びになって、そしてみんなで雪の草原にでかけました。その場所に2時間ほどいたのですが、子供たちは元気いっぱいです!!



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道中で、雪が降り積もったはずなのに、高い木がある場所は地面が緑のままで、またその緑が青々としているので本当に神秘的で、小人や妖精がいると思いました♪




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バウバーゲンに戻ってきてから、少人数制でお昼ご飯。ケータリングで、ジャガイモ団子とゼンメル団子とクリームキノコソース。前菜は生の人参とコールラビ。




ドイツの生の人参は甘くて美味しいのです!



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お昼ご飯を食べ終わるとまた自由遊びで、降園する場所は違うところにあり、10分〜15分前にその場所で終わりの会が行われます。



そのスタイルもモンテッソーリ幼稚園と同じなので面白いと思いました!



スーパーバイザーの助言を元にどんどん進化していくハラヒング森の幼稚園。次回の訪問がとっても楽しみです!



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最後に子供たちのための自然トイレ!


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大人は外ですることになり、私も今回一度だけ外でトイレを済ませたのですが、本当に寒くて風邪をひくのではないかと超心配だったのですが、家に帰ってからすぐにお風呂に入って身体を暖めたところ、なんともなく、森の幼稚園に何度も何度も足を運んだおかげで免疫力がついたのだなあ〜と自分に自分に感心しています。
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by midorimartin | 2012-12-03 01:03 | ドイツの森の幼稚園