森ようツナギスト Japanication ゲッベルみどり

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新しい視察園を獲得しました〜☆

先週の金曜日に、とっても優しいパパさんが、新しい視察園を紹介してくださいました〜☆ (→ Mさん、ありがとうございました!)



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その名も「ボーゲンハウゼン自然幼稚園」。




私は今までにミュンヘン市内や郊外あわせて9つの幼稚園を訪れたことがあるのですが、今回の園は記念すべき10園目になり、本当にユニークで素晴らしい幼稚園なので感動しました!



これは朝の会が行われたティッピです。なんと8年前くらいからあるそうな。またこんな大きな手作り自然のティッピも初めて見ました!



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ティッピを中から撮りました〜。


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Brotzeitの前に手を洗ったのですが、保護者が用意した暖かいお湯とLarvaerdeと呼ばれる石けん。



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ユニークなのはまずBrotzeit。なんと幼稚園側がパンとチーズとハムとフルーツを用意するのです。子供たちは飲み物だけ持参します。




そして、当番の子供たちがテーブルのセッティングをして、当番の子供たちが後片付けもします。それから、食事中も子供たち同士でパンやチーズのお皿を渡し合ったりします。




まさに「子供たちの自主性が育っている現場」を生体験!!




私と一緒に遊びたいと言ってくれた女の子がいて、その女の子は私の水筒を私のリュックサックに片付けてくれました!これにもびっくりです。




自主性と言えば、スコップやボールやロープなどの幼稚園の道具リストもあり、子供たちが使うとき自分の絵が描かれてあるマグネットが貼れるようになっています。このリストによって、誰が使って片付けていないのかが一目瞭然です。こんなリストを使っている森の幼稚園を見た事がなかったのでアイデアにとっても感動しました。


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ユニークといえば、先生の構成にも驚きました。常勤は園長先生で、彼女は技術の先生でもあるので、この幼稚園ではかなりの頻度で手作りの制作をされるそうな。



例えば、こちらは工具を使うための作業台。


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そして、聖マーティン祭りで使われた、組み立て式の木製の提灯。



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週に3日勤務の先生と週に2日勤務の先生がいて、週に2日勤務の先生はなんとお爺さん先生で、彼の本職は図書館の司書。そして音楽家でもあり、幼稚園の先生でもあるので、彼のプロフィールに衝撃を受けました。




歌がお上手で、お話もお上手で、園児達にとっても良い影響を与えているのでないかと推察できました。



あと身体的障害を持たれている実習生も一人いらっしゃいました。門戸の広さに驚きです。



一日の時間割はこんな感じです。


8時30分~9時登園。


9時~9時半は朝の会。自由遊び。


10時頃にBauwagenでBrotzeit。


10時30分におしっこタイム(園長先生がアラームを設定されていて、10時30分にアラームがなり、年少さんをおしっこに誘導していました!アラーム設定されている先生を見たのも初めてでした)


10時30分〜11時30分。森で自由遊び、あるいはBauwagenで課題。

(この日の課題は「穀物」で、お爺さん先生が持って来られた粉挽き機を使って数名の子供たちが穀物のことを学んでいました)


11時半に集まってJahrgangstreff。年少と年中と年長に別れて、3人の先生がそれぞれ30分ほど担当。


(こちらも驚きました。年少はお爺さん先生が担当されて歌を歌い、年中は実習生が担当。年長は卒園記念の本作りです。たとえ30分でも実習生が小グループを任されている姿にふむふむと思いました)



12時15分頃、昼食の準備。

(私は昼食準備時間におさらばしましたので、昼食がどうだったのかは残念ながらわかりません、、、)


12時30分くらいから昼食。



13時45分から14時降園。




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先生が教えてくださいました。木に緑の色を塗って子供たちにボーダーラインを教えているそうです。



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徒歩1分にある森。そして、周りは畑。立地条件はかなり良いです。




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課題をしない子供たちが森で自由遊びです。私は園長先生と一緒についていきました。自然豊かで、とっても素敵な保育環境です。




女の子が一人こけて泣き出しました。先生は手をさしのべて、その子に歌を歌っています。日本流の痛いの痛いのとんでけ〜みたいな歌ですが、なぜかシュタイナー幼稚園で聞いた歌を思い出しました。





そうなのです。この幼稚園では、自主性を重んじているところがモンテッソーリ幼稚園に通じるものがあり、手作り作業や歌がシュタイナー教育に通じるものがあり、そして森という私が好きなドイツの三大教育をうまくミックスした自然幼稚園だなあ〜とつくづく感心してしまいました!




新しい視察園になりましたので、来年お客様をお連れするのが楽しみです!!
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by midorimartin | 2012-11-19 07:01 | ドイツの森の幼稚園

2012年4月と5月の森の幼稚園視察プランの体験談です

2012年4月30日から5月4日までの4日間、森の幼稚園視察プランにご参加くださった方から、とっても素敵な体験談が届きました〜!



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〜ドイツ森の幼稚園視察を通して〜

以前から興味を持っていた森の幼稚園。
ゲッベルみどりさんのコーディネートのもと、「ポーイング森の幼稚園」「ファサナリー自然幼稚園」「ウンターメンチング森の幼稚園」「イザールアウエン森の幼稚園」の4つの園を視察することができました。

どの園もコンセプトや保育の仕方、過ごし方など特色があり、一日子どもの目線に立って一緒にお散歩に行くことができてとても楽しかったです。
「環境は違うが、自分が現在勤めている園でもこれは取り入れられそうだ」と発見することもでき、とても勉強になりました。

またミュンヘンの町自体が自然豊かで、理想的な保育環境だったので、単純に日本の子ども達にも、この環境で毎日過ごすという体験をさせてあげたい!と強く思いました。

今回ポーイング森の幼稚園では、日本人の実習生がいらっしゃって、いろいろお話を聞くことができました。
一日の視察では経験することのできないお話がたくさん聞けて、とても勉強になりました。

最後に、どの園でも共通していたことは、子ども達がとても自由で、のびのび過ごしているということです。どの子も、主体性をもっている。言葉ではうまく表せませんが、そのことを肌で感じ、強い衝撃を受けました。

この視察を通して、感覚的なことをたくさん学ぶことができました。
自分が感じてきたことを、これからの日々の保育に役立てていきたいと思います。

素晴らしい経験をありがとうございました。

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本当にありがとうございました!!
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by midorimartin | 2012-11-13 06:43 | 実習と視察の体験談

【視察3日目】イザールアウエン自然幼稚園★

視察最終日。本当は昨日、イザールアウエン自然幼稚園を視察する予定だったのですが、冬シーズンは水曜日に建物の中で過ごすということで、急遽、木曜日に変更になりました。




お客様が何も予定されていなかったので本当によかったです。今日の代わりに昨日、お客様にはミュンヘン観光をして頂きました。お天気も昨日よりは良かったので、変更をしてよかったかもしれません。





幼稚園の園舎に入ると、明日の金曜日に行われる聖マーティンのお祭りの手作り提灯がありました。



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そして、この幼稚園では、今年の夏から「幼稚園犬」がいるのです!



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役割は、「動物介在教育」をする犬で、ドイツ語では、「Hundgestützte Pädagogik 」と言います。




「公益社団法人 日本動物病院福祉協会」のサイトによりますと、、、、(http://www.jaha.or.jp/contents/index.php)



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動物とのふれあいや相互作用から生まれる様々な効果が医療や福祉、教育の現場で活用されています。広義でアニマルセラピーと呼ばれるこれらの活動は、目的などにより、おおまかに以下の3つに分けられます。

AAA(Animal Assisted Activity)動物介在活動
動物とふれあうことによる情緒的な安定、レクリエーション・QOLの向上等を主な目的としたふれあい活動。一般にアニマルセラピーとよばれる活動の多くはこのタイプです。


AAT(Animal Assisted Therapy)動物介在療法
人間の医療の現場で、専門的な治療行為として行われる動物を介在させた補助療法。医療従事者の主導で実施します。精神的身体的機能、社会的機能の向上など、治療を受ける人にあわせた治療目的を設定し、適切な動物とボランティア(ハンドラー)を選択、治療後は治療効果の評価を行います。


AAE(Animal Assisted Education)動物介在教育
小学校等に動物と共に訪問し、正しい動物とのふれあい方や命の大切さを子供たちに学んでもらうための活動。生活科や総合学習などのプログラムとして取り入れる学校も徐々に増えています。

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となっていて、とても興味深いです。



先生の家で飼われていて、幼稚園犬として存在し、ドッグトレーナーが定期的にやってきて、「動物介在教育」の犬として訓練を受けているそうです。




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飼い主の先生いわく、今このワンちゃんは、犬の反抗期にあたるらしく、先生の言っていることを素直に聞いてくれないとのこと。子供たちの保育に犬の世話。先生の心労が伝わってきました、、、。





でも、犬が一匹いることで、子供たちが生き生きとしていて、大人も和まされて、動物の力は偉大だなあ〜と思った次第です。




そして、このワンちゃんは、犬の飼育者が行った若い犬のための適正テストで合格して一番良い成績を収めた犬だそうです。どおりでおとなしく園児がたくさんいても問題がなかったわけです。



園舎の側に新しいバウムハウスがありました。




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トロッコを引っ張って、園舎の近くの森のスポットに行って、午前のおやつを食べてから、子供たちは木の枝に登って遊んだり、ティッピで遊んだり、木の枝を使って釣りをしたりして遊びました。




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ここが午前のおやつを食べた場所です。午前のおやつの後は、私とお客様が持参したお土産をみんなで分け合って食べました。聖マーティンのお祭りにぴったりのことをしたことになります。




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お祭りで使うウマを作ったり、園舎で提灯を作ったり、外と中とでお祭りの準備です。





お昼前に、園庭で、子供たちがお祭りでする劇を見せてくれました。そうです、ゲネプロです。




とっても愛らしくて、私たちは何度も拍手しました。




そうそう、可愛いと言えば、週に3回ある保育園の園児もいました。2歳3ヶ月〜3歳までの子供たちです。




お昼ご飯をみんなで食べて、自由遊びをして、しばらくすると降園が始まったのですが、お母さん達がみんな仲良しなので、そのまま園庭に居座っていて、子供たちもずっと遊んでいます。




先生もお母さんやお父さんたちとまるで友達のような関係なので、本当に大家族が集まった感じです。




そんなリラックス感がこの園の特徴かもしれないと思っています。





また、男の先生の保育の素晴らしいところとして気に入っているのは、彼は子供たちと心を通わせる努力をしてから、言葉に置き換えて子供たちに教えているところです。




例えば、ある男の子が犬をなでるのが少し乱暴なところがあったので、先生がその男の子のところに行って、まずはその子を少し乱暴に身体をマッサージして、そしてこう言ったのです。「●●もこんな風にマッサージされたら嫌だよね?ワンちゃんもだから嫌だと思うよ。もっと優しくなでてあげてね」





すぐに言葉を使って注意する大人が多くて一般的だと思うのですが、まずはスキンシップから入って、そして言葉かけというスタイルが優しくて子供の心に届きやすいのではないかと感心しました。





帰るときに、野鳥の巣箱の掃除をしている老夫婦にたまたま遭遇して、ヤマガラの卵を見せてもらいました。これは、小学校の標本になるそうです。




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私にとっても楽しい3日間の視察でした!!お客様に感謝です。今度はみんなにいつ会えるのかな??
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by midorimartin | 2012-11-09 05:46 | ドイツの森の幼稚園

【視察2日目】ウンターメンチング森の幼稚園☆

視察2日目は、ウンターメンチング森の幼稚園を久しぶりに訪れました!




午前中、少しポツポツしましたが、晴れで穏やかな一日になりました。





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3つ目の新しいコンテナが完成していて、幼稚園の園舎になり、元幼稚園の園舎が保育園の園舎に、元保育園の園舎は収納スペース兼運動ルームになっていました。




本当に立派な森の幼稚園になっていたので、ただただ驚いてしまいました。



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久しぶりに行ったのですが、私のことを覚えてくれていた男の子が数名いたので、とっても嬉しかったです!!




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常連の視察園で、第二期生が勤めた幼稚園でもあるので、かれこれ10回以上は足を運んだので思い出深く、この2年間の変遷ぶりをしみじみ感じてしまいました。




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今日は誕生日っ子がいたので、その子が希望する場所に行きました。3歳児と4歳児が多かったのですが、みんな頑張って歩きました。




目的地に到着。先生が木の話をしてくれました。「先週、森の管理人さんに来てもらって、どの木が危ないのかを教えてもらいました。例えば、この印をつけた木は、根っこがぐらついているので倒れる可能性があるので、この木の下にいないことと注意されました」




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「森のコンセプトとして、危ない木があっても、自然をそこなわないようにしないといけないというルールがあるので、私たちが危ない木を把握して、子供たちを守らなければならないのです」と先生は更に説明されました。




これがいわゆる、森で保育するためのリスク・マネージメントなのかもしれないと思いました。





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木登り上手な男の子がいました。先生の話だと、3メートルまでだったらそのまま登れるけど、3メートリ以上の場合は、ロープで身体をくくりつけないといけないそうです(つまり命綱)。





森の中にはいろんなルールがあるのだなあ〜と感心させられました。





誕生会では、先生のギターに合わせて、たくさんバースデーソングを歌いました。みんな歌が上手です。先生のギターと歌声も素晴らしかったです。





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2年前はわんぱくすぎてすぐにふてくされていた3歳の男の子が5歳になり来年の9月には小学校入学と聞いて時間の流れをすごく感じてしまいました。




そして、ふてくされるところは変わらないのですが、長泣きが止まり、園舎での自由遊びの際にイスに座ってじっと物を組み立てる姿を見て、幼児教育は素晴らしいとまたまた思ってしまいました。





この男の子が、私たちに「魔法の風」が入っている箱を開けて、魔法の風を見せてくれたことがとても印象深く心に残りました。
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by midorimartin | 2012-11-07 05:57 | ドイツの森の幼稚園

【視察1日目】ルードルフ・シュタイナー幼稚園☆

今日から3日間、視察のお仕事です。前回に視察のお仕事をしたのが、8月前半。それから、ずっとアプリの仕事ばかりして、森の幼稚園の実習生のお世話のお仕事がチラホラあり、久々の視察に私の気持ちがどう変化するのか、自分の心を興味深く観察したところ、色あせることなく、今回の視察のお客様にも接することができました!!




そして、私はやっぱり、視察のお仕事が大好きなのだなあ〜と再確認した次第です!!





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視察1日目は、ルードルフ・シュタイナー幼稚園。久々に園長先生にお会いできたので、とっても嬉しくて、また今日は保育園をじっくり見ることができたので、それも素晴らしかったです。




保育園児は全員で12名。今日は11名でした。1歳時と2歳児と3歳児が見れたので、とっても興味深かったです。



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8時過ぎに幼稚園に着いて、園長先生に挨拶をしてから、勝手知ったるお部屋の説明をお客様にさせて頂きました。園長先生からも普段は三人で保育園児を保育しているのが、今日はお一人病休ということで、私に園の案内をしてくださいとお願いされたのです。




モンテッソーリ幼稚園や森の幼稚園でもそうですが、私が園のことをわかっているので、視察を快く受け入れてくださっているのかもしれないと思い、とても嬉しくなりました!




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運動ルームがありました。「こんな遊具は日本だと危険と判断されそう」とびっくりされた遊具がありました。





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そして、この運動ルームには、ソファベッドもあり、まるでどこかのお宅のプレイルームのようです。



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子供たちがお昼寝するお部屋もあります。



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お昼寝は11時半から13時半までなのですが、子供たちの背中をポンポンしながら寝かせるのではなくて、ベッドの側にいて寝入るのを待つというスタイルが基本のようです。そして、二段ベッドで寝れない子供は、別室で眠る機会も設けてあったりして、かなりぜいたくな環境に素晴らしいと思いました!




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朝の会の歌や、手を洗うときの歌、痛いの痛いの飛んでけの歌や、泣き止みましょうの歌など、保育のあらゆるシーンで「美しい歌」が自然に流れることに感動しました。




そして、子供たちも長泣きすることなく、歌が終わると、ケロッとしています。歌の効果って素晴らしいですね!!




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保育園児の午前のおやつの献立ては、フルーツ(リンゴとバナナ)とバターパンとハーブティー。お昼ご飯の献立ては、野菜入りヌードルスープ(人参とズッキーニ)とキュウリのサラダとハーブティー。人参は朝子供たちが皮むきして、皮はウサギにあげて、有効活用!




自分たちで皮むきした人参が入っているので、子供たちも喜んで食べています!





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私たちのお昼ご飯は、幼稚園児と同じ、ゼンメルダンゴ、キノコのクリームスープ、サラダでした!





とってもとっても美味しかったです。





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13時頃までいて、帰りは歩いて駅に向かいました。秋の雲がたなびいて、本当に美しかったです。




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by midorimartin | 2012-11-06 04:39 | シュタイナー教育