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[半日視察]ポーイング森の幼稚園☆

7月25日(水)、60代のご夫婦をお連れして、ポーイング森の幼稚園を訪れました。




今まで私は、20代、40代、50代のお客様の視察同行をしたことがあるのですが、60代は初めてです。




また、お客様は日本で幼稚園の園長先生と音楽の先生もされていて、現役の先生でもあるので、私はお客様に対して視察前から興味津々でした。





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9時少し過ぎに着いてしまったところ、朝の会が既に始まっていて、幼稚園にご迷惑をおかけしてしまいました。





ツアーのプログラムを変更して、私の森の幼稚園視察プログラムに参加してくださったことが当日わかりとっても光栄でした。




ただ、お客様の身体のことやその日のスケジュールも当日にわかったので、それらの事情は前もって知っておくべきだったと反省しています。





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初めて二人のお客様のお世話をさせて頂いたのですが、お二人に対して同じだけ時間をかけて通訳等のサポートができたわけではなかったので、私には個人の視察のサポートが合っていることもわかりました!





朝の会の後、すぐに午前のおやつになりました。小雨が降っていたのですが、外の木のソファで食べました。




その際に、朝の会で聞けなかった子供たちの歌を聞かせてくださいました。先生がギターを持って伴奏をして、子供たちが歌を披露してくれました!





ドイツ語の同じメロディーで日本語バージョンの歌があったので、「ちょうちょ」や「子ギツネコンコン」の歌も歌って、とっても楽しかったです。




音楽の先生もされている奥様が、「お弁当箱のうた」と「大型バスに乗ってます」を手遊び歌として披露してくださり、その後、園児の女の子が大型バスの歌に触発されて、即興で車の歌を歌ってくれたのには感動しました。




これこそ、歌を通じた本物の交流ですよね〜。





午前のおやつの後は、子供たちは自由遊びをしていて、楽しく観察できました。




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お客様はマリエンプラッツのレストランの時間があったので、通常12時15分の終わりの会を12時少し前にしてくださることになりました。





そんなリクエストを嫌がりもせず聞いてくださったことに心から感謝しています。




この幼稚園では、幼稚園の他に、森のプレイグループがあり、週に一回、卒園児の小学生がやってきたり、週に一回、お母さんと赤ちゃんが集まったりしています。



また、経営者が保護者母体から企業に変わるらしく、そんな中、私たちの視察を受け入れてくださったことに本当に心から感謝しています。




保護者が運営をするのに大変になってきたことが理由らしいのですが、何年も続けて幼稚園を経営していくというのは生半可なことではないということなんだと思います。





先生が虫を見つけました。図鑑を見て観察していました。




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今年の秋には新しい実習生を受け入れてくださる予定の幼稚園なので、経営者が新しく変わっても、園の雰囲気は今のまま良いものであることを願っています。
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by midorimartin | 2012-07-27 06:09 | ドイツの森の幼稚園

娘の小学校の自然体験ワークショップに参加しました★

今週は、娘が通う小学校にて、プロジェクト週間があり、テーマは「自然体験」となっています。




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私は娘のクラスの先生と仲良しで、自然体験に興味があるので、一日体験をしてもよいかどうか尋ねたところ、「どうぞ!」というお返事。




で、水曜日に学校にお邪魔しました。この週は、子供たちがそれぞれ好きなワークショップを選ぶことができて、通常の学校の授業は一切なし。






朝8時にみんな集まるのですが、その際に、先生が各自にどこのワークショップに行かないといけないのかを伝えます。




私は娘のクラス担任が行うワークショップ「自然探検」に参加しました。





まずは校庭にみんな集まって、自然体験の歌を歌います。音楽の先生がギター伴奏。




そして、各クラスの先生がポスターを持って、子供たちを集めます。




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子供たちが全員揃ったら、娘のクラスの教室に戻りました。小学二年生から四年生までの子供たち15名が参加者で、3分の2は男の子。




みんなで教室の床に丸く座り、先生が黒い球体を箱から取り出して、その球体を手に持ちながら、自己紹介。その際に、水の興味を一文で伝えなければなりません。




私は「水が人間にとってどんな意味があるのかを知りたい」と言いました。





先生は私のことを「今日のワークショップをお手伝いしてくれるアシスタントの方です」と説明されたのでドキドキ。はたしてうまくいくのか??





自己紹介のときに、みんながどんな水への興味を持っているのかわかったので、それに関して質疑応答。




例えば、先生が「海洋には3つの種類があります。なんでしょうか?」と尋ねました。答えは、「海、川、湖」です。



更に先生は尋ねます。「では、海と川の違いはなんでしょうか?」




子供たちは、「海にはクジラやサメなど大きな魚がいて、川には小さい魚がいる」とか、「海には波があるけど、川にはない」とかいろいろ答えます。




そして、「海の水はしょっぱい」という大きな違いにたどりつきました。




あと、川にしか住めない生物や、海にしか住めない生物など、テーマがどんどん膨らんでいきます。




川の循環についても習いました。例えば、植物が酸素を創り、その酸素を小生物が吸って、小生物は魚に食べられ、魚はいつか死んで、土に戻ります。それが川の循環であり、一つ足りとも無くなってはいけません。それが「バランスを保つ」ということなのだと思います。




そして、みんな言葉たくみにいろんな話をします。ディスカッションに盛り上がりがあり、大人顔負けです。ドイツでは小学生低学年のときから、「自己主張」を学ぶのかと関心しました!




ディスカッションしながら、先生が川の中に住む生物の絵カードを床に並べていきます。



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虫の名前もみんなよく知っているので感心しました。



45分ほどそんな時間を過ごしてから、ミュンヘン市提供の自然体験グッズをみんなで物色。網やらルーペ付きプラスチック容器やら振るいやら。




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その後、みんなで学校の近くにある小川にレッツゴー!





小川に着くと、まずは橋で静かに魚を観察してから、ゆっくりと川の生物を観察するということだったのですが、男の子たちが大はしゃぎで、すぐに川の中にジャブジャブ。




またこの日はわんぱくな男の子が多かったようで、先生から私がいてくれてよかったと何度も御礼を言われました!





子供たちの生物探しを助けているときに、土中にあったマルハナバチの巣を発見。





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ひとしきりみんなで川の生物を採集して観察した後、すべて川に戻して、休憩時間になりました。





みんなで楽しく休憩して、その後は、学校の敷地内にあるビオトープの観察。




学校にビオトープがあることを私は今までまったく知りませんでした。驚きの発見でした!





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最後にまた教室に戻って、スライドを見て、川の生物をおさらいして、顕微鏡でビオトープの水を観察。




楽しいワークショップの時間が過ぎていきました!
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by midorimartin | 2012-07-06 05:54 | ドイツの環境教育

総会のワークショップ「芸術的な仕事 土の色素と植物の色」

以下のとおり、バイエルン州の森の幼稚園連盟の総会の際に唯一参加したワークショップ「芸術的な仕事 土の色素と植物の色」のことについて記したいと思います。





講師はエルケ・ヨルダン氏。 ワークショップの参加人数は16名。ヨルダン氏は、以前はモンテッソーリ学校で美術講師をしていたらしい。






<イントロダクション>


「人は実験しなければならない。行動することで経験が育つ」


世の中には一つとして同じ色がない。例えば、ワインの赤、ケシの花の赤、フェラーリの赤など、赤一つとっても違う。そのため、色を描くときは注意深く観察しなければならない。




太古に生まれた最初の色は四つ。黒(石炭から)、赤(土から)、白(チョーク、石灰、鳥のフン、唾から)、黄色(土から)。洞穴の壁画は世界の様々な場所で見つかっているが、色使いと表現方法はなんと同じらしい。






土を色素として使う方法だが、土から石を取り除く。何度も振って、小石をどんどん取り除く。ふーっと吹くと飛びそうになるくらいのサラ砂になるまで振るう。その後、土を水につけてまずは一晩置く。そして完全に乾かせる。



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土の色素とBindemittel(結合剤)を混ぜて色を塗る。パレットとして使用する場合は、木製かプラスチック製の器を用いること。紙製は土と合わないので用いないこと。土を用いた色には、ミネラルや動物の死骸の欠片が含まれていることもある。また、土の色素は衣料には使用しないこと。





<色の作り方>

黒: カエデや菩提寺から木炭を使用(Zeichenkohle aus Ahorn, Linde)
小指よりも小さい量をフタ付きのアルミ缶に入れて燃やし、次の日に取り出す。燻製にするような感じ。色としては真っ黒というよりは、焦げ茶。




結合材は重要で、以下のようなものがある。

● ビール

● 卵

● Essigzuckerloesung(酢と砂糖の溶剤)

● Mehlkleister(小麦粉ペースト)

● Gummi Arabikum(ゴムの溶剤)

● Kasein(カゼイン)
● Reisstärke(米のでんぷん)

Loesemittel(溶剤): 水。薄くするため。



ビール: ボールに土の色素を入れる。泡が出ている間に色を塗る。


酢と砂糖の溶剤: コップ半分の酢とスプーン半杯の砂糖にナイフの刃先分の色素を入れる。


小麦後ペースト: 無害なので、幼児に適している材料。大きなもの(例えば、ダンボール、像、スクリーン)を塗るのに最適。


作り方は、スプーン4〜5杯の小麦粉を0.5リットルの冷水と一緒に、小麦粉の玉が無くなるまで混ぜる。鍋に入れてよく混ぜながら沸騰させる。沸騰後、すぐに冷ます。蓋つきのガラス瓶に入れて保管する。小麦粉と水が分離されるまで使える。約一週間ほど持つ。


米のでんぷん: 50グラムの米のでんぷん粉と250ミリリットルの水を用意する。最初に100ミリリットルの冷水に混ぜる。その後、150ミリリットルを沸騰させて残りと混ぜる。




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講師の話では、たくさん色をつけすぎると、色落ちするそうだ。なんでも程々が良いということなのかもしれない。




ゴムの溶剤: ゴムと水は1対2の割合。ゴムは一晩置く。何度も混ぜる。ゴムが溶解されたら、色素を混ぜる。保存方法は蓋つきのグラス。

保存を良くするために、以下の方法を用いる。 グリセリンをティースプーン一杯。ハチミツ入り水をティースプーン一杯。また、貝や木のように自然素材の容器に入れて保存することができる。



カゼイン:古い描画方法。

カゼイン スプーン4杯。冷水スプーン6杯。Borax(硼砂) ティースプーン1杯。温水 スプーン5杯。
カゼインの粉を一晩置く。温水のみを混ぜる。よく混ぜる。2時間後に使えるようになるので色素を混ぜる。



Magerquark(低脂肪カード): Borax スプーン1杯と温水 コップ半杯を混ぜる。それを500グラムのMagerquarkに入れる。そして、色素と混ぜる。


Leimoelfirnis: 色を早く乾かす効果がある。少量だけ使う。Kaseinの色素と混ぜる。


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卵のテンペラ色素:

一番簡単な方法として、 黄身をボールに入れる。すぐに色塗り。

卵一個を蓋つきのグラスに入れて振る。Leinoelfirnisを卵一個分のカラに入れて混ぜる。沸騰させて冷ました水を卵一個分のカラに入れ混ぜる。


バクテリアが入らないようにするために、沸騰させて冷ました水を絶対に使用すること。





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<植物の色>


植物の色は結合剤を使用せずに直接塗れる。


例えば、赤キャベツ(タオルに入れて絞る)。


コケモモ、ラズベリー、イチゴ(タオルに入れて絞る)。


イチゴはそのまま直接キャンバスに押しつぶしてもよい。


ドライフルーツも使える。使い方は軽く沸騰させた水と混ぜる。割合は実験して試すこと。


ムラサキキャベツ(ざく切りして、水を少々。ピューレ状になるように押しつぶし、タオルで絞る。ナトロンを入れたり、酢をいれたりしてみよう。


ほうれん草(水を少々。タオルで絞る)。


玉ねぎの皮(乾燥しているものを使用)。


クルミ(水コップ2杯。沸騰させて、乾燥させる)

クルミからインキを作ることができる(ティースプーン1杯のGummi Arabikumを入れる)
植物の色を塗ってから塩をまぶしてもよい。


私の作品です。

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① Quark-Leim-Binderとほうれん草を混ぜて、背景として紙全体に塗る。

②黄身を下部に塗って、アフリカの赤土を振る。

③卵テンパラに土の色素を混ぜてキリンや木を塗る。

④カセイドと土の色素を混ぜて、木の葉っぱを塗る。

⑤ハイビスカスの花びらを木の葉っぱの上に振る。


娘がキリンが好きなので、プレゼントとして創りました。講師や参加者数名から褒められたので気分が良かったです!




そして、娘にも気に入ってもらえたので、思いで深い作品になりました。




バイエルン州の森の幼稚園連盟の総会は年に一回あり、来年もまた6月にあります。今から参加が楽しみです。ただし、次回は会員として参加して、基調講演やワークショップ等を楽しみ、他の森の幼稚園の先生方と情報交換をして仲良くなりたいと思っています!!
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by midorimartin | 2012-07-04 04:33 | ドイツの森の幼稚園