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シュタイナー学校の先生の歌曲の夕べ☆

本日、シュタイナー学校の先生の歌曲の夕べが行われます。

場所は、
Klavierwerkstatt Kontrapunkt
Dorfstr.39 Muenchen/Obermenzing
になりまして、

入場料は、 
15ユーロ (割引10ユーロ) ドリンク込み
のようです。

私は娘を連れて行く予定です。今からとっても楽しみです♪

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by midorimartin | 2012-03-17 20:50 | シュタイナー教育

[視察5日目]ファサナリー自然幼稚園

最終日はファサナリー自然幼稚園。




朝8時40分に園に到着。何人か子供たちがいて観察していると、「今日は女の先生が病休なんだよ。なのでよろしくね」と言うではありませんか。





第五期生の初日のときも男の先生が一人だったので代行したのですが、そのときは前もって言われていたので心づもりがありました。今回は当日に突然言われたので少々面食らっていたのですが、2回目の代行ママをすることになりました。







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一度代行したときに子供たちの名前は全部覚えていたのですが、ちょっと不安だったのでどうしようと思っていたところ、トイレのお部屋に名前の書かれたニワトリの絵がありました。




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なんとか名前を覚えて、外に出ると、女の子が描いた絵が芝生の上に置かれているのを発見。ペンと一緒にバウバーゲンに持って行くと、先生から「その絵もペンも自分で片付けないといけないのでもう一度元あった場所に置いてきてくれますか?」と言われその通りにしました。






その女の子は文句を言いながらも最後はちゃんと片付けていました。





朝の会をやって、みんなで今日は森に行くことになりました。




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歩道を歩いている間は、ペアになって手をつないで二列で進まなければなりません。





2つあるトロッコも誰がひっぱるのかを決めていざ出発です!





木曜日は雨降りで森に行けなかったので最終日に森に行くことができて本当によかったです。






森の中に入って歩いていると、先生がカエルのつがいを見つけました(交尾をしているところです)。





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カエルの体の色が森の葉っぱと似た色だったので先生がよく見つけたなあと感心しました。





子供たちは興味津々。




先生は「カエルが卵を産むために今から池に向かうんだよ。卵が孵ったらオタマジャクシになるんだよ」と説明しています。





ひとしきり観察した後、目的地の木登りができる場所にレッツゴー。




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シートを敷いて午前のおやつをみんなで食べました。子供たちが楽しくおしゃべりしながら食事しています。




食事中のおしゃべりって大切なんだなあと改めて実感しました。




おやつの後は自由遊びです。何人かが木登りを始めました。




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木登りは得意な子もいれば苦手な子もいるようで、慎重な子供は説明しながら登っています。





先生がブランコを作ったので、子供たちが数名集まってきました。




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ブランコの順番でもめたり、ブランコで遊ぶ長さでもめたり、子供たちは活発にコミュニケーションしています。





私は一人のおてんばな女の子がブランコを独り占めしようとしたので、言葉をつなげて説明して順番交代してもらうことに成功しました。




木登りしている子供とブランコしている子供の両方を見なければならず、お客様の側にあまりいれなかったので、お客様のところに行こうと一瞬目を離したすきに、3歳の女の子がブランコから落ちて額にタンコブを作ってしまいました。




事故が起きるときってこういうものなんですよね、、、。ずっと見ていたのになんでっという感じでした。





先生が抱きかかえてなだめ、その後は私がタオルを濡らして額をずっとおさえていました。なんとか少しおさまりまた大丈夫になりました。





先生がイースター卵の色塗りセットも持ってきていたので、何人かはイースターの卵に色を塗ることになりました。



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木に釘を打ち付けて、その釘に穴を空けた卵を突き刺して、色を塗っていきます。




みんな思い思いに塗っていて、一人ひとりの子供の創造力が素晴らしいと思いました。




男の子が数名シャベルを持って穴ほりをしています。自由遊びも豊富で観察しがいがありました。



そして、この日は誕生日っ子がいたので、お誕生会も行われました。




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みんなでおいしいマフィンを食べて、誕生日の歌を歌ってから、バースデーゲームが始まりました。





それは「お鍋たたきゲーム」で、プラスチックのバケツの中に宝物を入れて、子供には目隠しをして一回転させ、誘導しながらバケツを木の棒で叩かせるという遊びです。





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誘導する際には、「熱い」や「冷たい」を使います。例えば、宝物に近づいたときは、「熱くなってきた」と言って、宝物から遠くなると、「冷たくなってきた」と言います。




子供たち全員がそのゲームで遊べるようにして、次は「リスゲーム」をしました。





みんなリスになって、ピーナッツを一つ隠します。隠したリスは木のところに戻ってきて冬眠さながら寝そべります。先生が「春が来たよ〜」みたいなことを言って、リスが目を覚まして、ピーナッツを取りに行ってまた戻ってくるという遊びです。




リスのように寝そべっている姿がとっても愛らしかったです。





そして、かくれんぼも少しやって、最後は終わりの会をしました。




この日にやったことを先生が子供たちに尋ねながら確認して、終わりの会の歌を歌って、森を後にしました。





森を出たところで、甲高いニワトリの声が聞こえたので、ニワトリ小屋にもよって、バウバーゲンに向かいました。





お昼ご飯は野菜クリームスープとパンのバニラクリーム和え。





お客様も配膳を手伝ってくださり、なんとかお迎えの時間に間に合うように食事を済ませることができました。






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私が森で注意したおてんばな女の子が最後の方はなついてきたのでそれが嬉しかったです。





そして、森の中で子供がこけたときも、すぐに抱きかかえず、一人で立てるかどうか様子を見守ったり、子供に注意するときもあきらめずに根気よく説明できたので、私が考える幼児教育を少し実践できたように思いました。





本来であれば、森の幼稚園視察プログラムのコーディネートだけすればよいのですが、子供たちと接すること、そして自然の中で保育することに、ものすごく興味があるので、最終日の体験は私にとって本当に貴重なものでした。





先生と保護者から私の代行ママぶりを褒めてもらったのでとっても嬉しかったです!!
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by midorimartin | 2012-03-17 05:34 | ドイツの森の幼稚園

[視察4日目]イザールアウエン自然幼稚園

今日は視察4日目。2日目に行ったイザールアウエン自然幼稚園に再び足を運びました。





金曜日にはお休みだった男の実習生二人がいて、また常勤の女の先生もいたので、金曜日とは雰囲気が違い更に活気にあふれていました。




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子供の人数も金曜日は10名だったのですが、今日は15名。私は子供の名前もほとんど覚えていましたし、また私の名前を覚えてくれている子供たちやお母さんもいたので、とっても嬉しかったです。





カエルの卵をアヒルに食べられないように避難させる作業が行われていました。





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子供たちは大興奮。丸い金網は先生が作ったそうです。





私はカエルの卵にも初めて触れました。




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ぷよぷよしててゼリーのような感じでした。





9時半頃、午前のおやつが始まりました。三人ルールが適用されていて、三人の子供たちが自分たちだけでおやつを食べていました。






今日はリトミックの先生が来る日だったので、午前のおやつが早く始まったのですが、先生は病休のようで来られませんでした。





私たちはバウバーゲンの園舎の側で一日を過ごしました。




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子供たちは滑り台をしたり、シーソーをしたり、ラムソン(Baerlauch)と呼ばれるニンニクの匂いがする葉っぱを取ってジュースにしたりスープにしたりして、また自然発生的に生まれた宝探しやケイドロなどで遊び、お客様も私も観察には豊富すぎるくらいのプログラムに感激していました。



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もみの木で作られたティッピもありました。




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遊びの途中で、二人ほど痛い思いをして泣いた子供がいて、男の先生が子供たちを抱っこして落ち着かせてから絵本の読み聞かせをしていたのが印象的でした。





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男性スタッフが多い園なので本当に活動的なのですが、そんなきめ細やかな対応もできていることに保育のクオリティの高さを感じました。





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お昼ご飯は外でした。マウルタッシェスープと野菜スティック。デザートは林檎。




とってもおいしかったです。またまた三人ルールが適用で、スープをよそう子供と配膳する子供と量を尋ねる子供に分かれていました。




お客様が昼食前に感謝のプレゼントとして折り鶴を配られました。園のみなさんはとっても喜んでくれました!





昼食後、手が冷たい子供はバウバーゲンの中で切り絵遊びやお絵描きをしました。





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私たちも一緒に中に入って子供たちの様子を観察して、ファッシングのときの写真も見せてもらいました。





本当に大家族的な雰囲気が素晴らしい自然幼稚園だと思いました。





お客様から助成金の質問が出ましたので、園の代表者と話をしました。




まず、ミュンヘン市から助成金を受けるには、、、




● バウバーゲンの設置許可(Baugenehmigung)と幼稚園の運営許可(Betrieberlaubnis)




が必要で、更に





● 先生のうち一人は、幼稚園の先生の資格がある(森の幼稚園の先生の資格は存在していません)




● 園児数に相対する先生の数




が重要なポイントのようです。





また、助成金を申請してからも、市役所の職員が幼稚園に来て一日の様子を見て判断するようで、助成金の対象幼稚園になると、先生のお給料の80%をミュンヘン市が払ってくれるそうです。






しかし、助成金対象幼稚園は認可幼稚園にはならないらしく、NPOのスタイルは変わらないとのことでした。





ミュンヘン市の職員はお祭りのようなイベントにも来るそうで、年に一回は監査のような感じで幼稚園の活動を見に来られるようです。





なかなか興味深い内容だなあと思いました。
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by midorimartin | 2012-03-14 05:38 | ドイツの森の幼稚園

[視察3日目]ポーイング森の幼稚園

視察のお客様は土曜日はミュンヘン観光をお一人でされました。日曜日は震災のチャリティーコンサートに一緒に出かけました。コンサートは厳かに行われ、参列した人たちの心が一つになった気がします。




そして、昨日は視察3日めで、ポーイング森の幼稚園を訪れました。まあまあのお天気で、雨は降らなかったのですが、風が冷たかったです。





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森の幼稚園インターンシップ第六期生が実習されていた園でもあり、なんと今年の2月からは正式に勤務されています。そのため、日本人実習生が現役で働いている森の幼稚園に初めて視察したことになります。




私はお世話した第六期生の働きぶりが見れることが楽しみでもあり、なんだか不思議な気分でした。





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朝9時少し前に着くと、自由遊びしている子供たちがいて、すぐに朝の会になりました。






なんと私が一年前に行ったときに聞いた「幸せの鈴(スノードロップ)」のお話をそのときとは違う先生の語りで聞くことができました。




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「ある国に王様が住んでいます。王様は金、銀、宝石をたくさん持っています」






先生は話を進めます。「王様はとっても不幸で、人生に楽しみを見つけられなくて、とうとう部屋に閉じこもってしまいました」





家来も人々も王様に「部屋からでてきてください」と言っているのに、王様はなかなか出てきません。




そんな噂を聞いたある男の人が王様のところにやって来ます。




「王様、どうかドアを開けてください」




王様からの返事はありません。でもこの男の人はあきらめません。何度も何度も足を運びます。




とうとう王様がドアを開けました。男の人は王様のベッドの側に立ち、王様に一つの鈴を手渡します。





王様がベッドから起き上がり鈴を鳴らしてみるとなんと音色の素晴らしいことか!





男の人は言います。「王様、どこかに幸せを呼ぶ鈴があります。どうか見つけてみてください」





王様は家来に言います。「幸せを呼ぶ鈴を見つけてまいれ~!」





家来たちは鈴をたくさん見つけて戻ってきました。






先生は言います。「家来が見つけてきた鈴はここにあります」






そして、子どもたち一人ひとりに鈴を選ばせました。子どもたちは一人ずつ自分が持っている鈴を鳴らしていきます。





大きな音が出る鈴、小さな音が出る鈴。いろんな音が聞こえます。


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先生は言います。「でもね、この中には幸せを呼ぶ鈴がありません」





「王様ははっと気がつきます。『これだけの者たちが自分のために鈴探しをしてくれた。私は何をしているのか?そうだ、自分で幸せを呼ぶ鈴を見つけにいこう!』」










「王様は森の中に出かけます。そして、雪の中からひょっこり顔を出しているスノードロップを見つけました。



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スノードロップを手に取り、音を鳴らしてみると、今までに聞いたことがない美しい音色が。




そうです。スノードロップが幸せを呼ぶ鈴だったのです!





と言って、このお話は終わり、春の歌を歌って、朝の会は終了しました。





この朝の会の間、自分が指名されないとすぐにすねたり、先生の話を絶えずさえぎったりする園児がいました。





後で先生に尋ねたところ、自分の感情をすぐに爆発させてしまう子供のようで、週に一回、専門のセラピストを招いて、その子の指導をしてもらっているそうです。具体的には、その子供を特別扱いにするのではなくて、見守り保育に徹し、保育後に先生にアドバイスする方法を取られているとのことでした。





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朝の会の後、また自由遊びの時間でしたので、お客様と一緒に、ティッピを見たり、天気が良いときに午前のおやつを食べる木のソファのところに行ったりしました。





ポーイング野生動物園との境界線の金網まで行くとヤギがいました。「エサくれ〜」という感じで群がってきました。




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午前のおやつは園舎の中でした。この園では、食事中は静かにしなければなりません。





手を叩いて口を閉じ、次に先生が手を叩くまでは、おしゃべりしてはいけません。





ただ不思議だなあと思ったのは、おしゃべりしてはいけないはずなのに、ささやきながら話すことが許されていることです。





先生に一度なぜそのような食事のルールを取るのか聞いたことがあります。その理由は、以前おしゃべりしながら食べていたとき食事に時間がかかったりうるさかったこともあり、「食事時間は静かにする」というルールを作ったそうです。





大人同士でもそうですが、食事中は子供たちにとっては、情報交換の場でもあるので、この食事のルールは果たして適しているのだろうかと思ってしまいました。






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午前のおやつの後はまた自由遊びの時間になりました。この日は特別なことはしない一日だったようです。






ポーイング森の幼稚園の先生たちは金曜日に柳の木の枝を使ってティッピを作られました。




まだ土台づくりだったようで、地面が乾く前に補正しなければならず、月曜日も保育時間中にティッピ作りをされました。




お客様と私がいるので、大人がたくさんいると判断されたようで、第六期生に保育を任せて、先生二人はティッピ作りを始めました。





私は「手伝って欲しい」と声をかけられたので、ティッピ作りを手伝いました。






初めて柳の編み込み作業を手伝ったのですが難しかったです。




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柳の木の枝は水があるところに埋めると根が生えてくるらしく、また50センチメートル以上埋めないといけないというルールもあるようで、しっかりと枝がささっていました。





そして、先生の話では、ドイツには柳の木が多いらしく、ティッピ以外にも、柵や籠やかまくら等、いろんなものに応用が効くらしく、ドイツ人にとって人気の木であることがわかりました。とっても興味深かったです!





第六期生が信頼を受けているからこそ、保育を任されたのだとは思いましたが、もう少し彼女に先生方の保育を見せてくれても良いのではないかと正直思いました。






昼食前になり、終わりの会が行われました。終わりの会の歌を歌ってお別れです。





なぜなら、昼食を食べずに帰る子供がいるため、昼食前に終わりの会をすることがルールだとのことです。





この園では、朝の会や終わりの会が終了すると、子供が一斉に飛び出すのではなくて、先生が3〜4名の子供を指名して、バウバーゲンに行かせます。




子供がコート等を脱いでバウバーゲンに入ると、次の子供たちが指名されます。混雑を防ぐことが目的のようです。そのルールは良いなあと思いました。






子供同士の触れ合いには限界があります。保育者が子供にもっと接して、もっと一緒に遊んで導いていくことが本来の保育なのではないかと感じました。
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by midorimartin | 2012-03-14 05:00 | ドイツの森の幼稚園

[視察3日目]アマーランド森の幼稚園☆

視察のお客様は土曜日はミュンヘン観光をお一人でされました。日曜日は震災のチャリティーコンサートに一緒に出かけました。コンサートは厳かに行われ、参列した人たちの心が一つになった気がします。




そして、今日は視察3日めで、ポーイング森の幼稚園を訪れました。まあまあのお天気で、雨は降らなかったのですが、風が冷たかったです。





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森の幼稚園インターンシップ第六期生が実習されていた園でもあり、なんと今年の2月からは正式に勤務されています。そのため、日本人実習生が働いている森の幼稚園に初めて視察したことになります。




私はお世話した第六期生の働きぶりが見れることが楽しみでもあり、なんだか不思議な気分でした。





朝9時少し前に着いたら、自由遊びしている子供たちがいて、すぐに朝の会になりました。






なんと私が一年前に行ったときに聞いた「幸せの鈴(スノードロップ)」のお話をそのときとは違う先生の語りで聞くことができました。




「ある国に王様が住んでいます。王様は金、銀、宝石をたくさん持っています。」






先生は話を進めます。「王様はとっても不幸で、人生に楽しみを見つけられなくて、とうとう部屋に閉じこもってしまいました」





家来も人々も王様に「部屋からでてきてください」と言っているのに、王様はなかなか出てきません。




そんな噂を聞いたある男の人が王様のところにやって来ます。




「王様、どうかドアを開けてください」




王様からの返事はありません。でもこの男の人はあきらめません。何度も何度も足を運びます。




とうとう王様がドアを開けました。男の人は王様のベッドの側に立ち、王様に一つの鈴を手渡します。





王様がベッドから起き上がり鈴を鳴らしてみるとなんと音色の素晴らしいことか!





男の人は言います。「王様、どこかに幸せを呼ぶ鈴があります。どうか見つけてみてください」





王様は家来に言います。「幸せを呼ぶ鈴を見つけてまいれ~!」





家来たちは鈴をたくさん見つけて戻ってきました。






先生は言います。「家来が見つけてきた鈴はここにあります」






そして、子どもたち一人ひとりに鈴を選ばせました。子どもたちは一人ずつ自分が持っている鈴を鳴らしていきます。





大きな音が出る鈴、小さな音が出る鈴。いろんな音が聞こえます。





先生は言います。「でもね、この中には幸せを呼ぶ鈴がありません」





「王様ははっと気がつきます。『これだけの者たちが自分のために鈴探しをしてくれた。私は何をしているのか?そうだ、自分で幸せを呼ぶ鈴を見つけにいこう!』」










「王様は森の中に出かけます。そして、雪の中からひょっこり顔を出しているスノードロップを見つけました。




スノードロップを手に取り、音を鳴らしてみると、今までに聞いたことがない美しい音色が。




そうです。スノードロップが幸せを呼ぶ鈴だったのです!





このお話と一緒に、3月のお花スノードロップとお別れしましょうね」





と言って、このお話は終わり、春の歌を歌って、朝の会は終了しました。
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by midorimartin | 2012-03-14 04:09 | ドイツの森の幼稚園

[視察2日目]イザールアウエン自然幼稚園

昨日は雨は降りませんでしたが、晴れたり曇ったりで、まあまあのお天気。




動物園前近くのイザールアウエン自然幼稚園を視察しました。





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幼稚園に行ってみると、「今日は実習生が講義があっていないんだよ。だから、園のことを良く知っているみどりだから頼むことだけど、園のことをお客様に説明してくれる?わからないことがあったら聞いてください」と言われ、お客様に私が知っていることを説明しました。






そのときに発見したのは、新しい電球があること!「なんで?」と思っていると、屋根にしっかりソーラーパネルがありました!!





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さすが、エコ大国ドイツ!!素晴らしいです♪




そして、新しい遊具も園庭に発見! 滑り台です。



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風邪引きでお休みの子供が多いということで、17名のうち10名だけが来ていました。





近くのお祭り広場に行くことになり、園舎のお迎え表の「お祭り広場」のところに印をつけ、お昼ご飯もトロッコに乗せて出発です。




園舎でお迎えでないため、ほとんどの子供たちが自転車で移動しました。




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自転車で移動する森の幼稚園の子供たちを私は初めて見ました。そして、上手に自転車で走れる子供たちの姿に感動です。




移動中、一人の女の子から手をつながれ、なついてもらったのでそれも嬉しかったです。





この幼稚園は第六期生が実習した園でもあり、この女の子は第六期生のことが好きだったのかもしれないと思いました。





広場に着きました。公園のすぐ側です。男の先生が私たちにすぐに、「本来なら公園のすぐ側で保育することは少ないのだけれど、今日の天気で一番暖かい場所がたまたまここだったのですと」と説明してくださいました。





よく気がついて、子供のようにはしゃぎながら保育ができるこの先生の姿に、私もお客様もただただ感心するばかりでした。





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広場に着いて、自己紹介をして、午前のおやつを食べました。




その後は自由遊びです。公園で遊ぶ子供たち、自転車を乗り回す子供たち、木の枝を彫る子供たちなど様々で観察しがいがありました。




そして、木の枝を彫っている子供の一人が指を怪我してしまいました。先生は絆創膏だけ貼りました。




お客様から「救急の手当てはどのようになっていますか?」という質問があり、先生は、「先週ホメオパシーの講習会があり、そのときに幼稚園では怪我があったときは、なるべくバンドエイドだけを使用するようにと言われたのでそうしています。ホメオパシーに対して23名の保護者のうち、21名が肯定、2名が否定しています。反対者の理由は、一人は子供が既にホメオパシーを使用しているので混同すると良くない。もう一人は、痛みがあって砂糖玉を与えることに抵抗があるというものでした」という返事をもらいました。





ウィキペディアによりますと、ホメオパシーは200年以上前にドイツ人医師が提案した思想をもとにした理論で、「健康な人間に与えたら似た症状を引き起こすであろう物質をある症状を持つ患者にごくわずか与えることにより、体の抵抗力を引き出し症状を軽減する」という理論およびそれに基づく行為であるとされている」となっています。






私はホメオパシーに対しては正直半信半疑です。効果が科学的、医学的に証明されていませんし、自分にあった砂糖玉を見つけるまで時間がかかる可能性もあるからです。





そのことを先生に言ったところ、「緊急用ホメオパシー治療だと効用が早いそうです」ということでした。この先生自身の意見はどうなのだろうか?と思いました。





公園で遊んでいるときに、6歳の女の子がよく泣いていました。私がなぐさめに行こうかと思ったところ、その先生から、「行くのは止めてください。彼女はもう6歳で就学前児童になるので、泣くことをしないで解決する力を身につけないといけません」と言われました。




私は「なるほど!」と感心しました。





この日は自由遊び以外に、みんなで一回だけ一緒に遊ぶ機会がありました。それは、「魔女さん、何を料理しているの?」という遊びで、魔女役の子供が一人、それ以外はみんな「子供役」になります。





線引きをして、「魔女のキッチン」と「子供たちの家」に分けます。15歩ほど間を空けて、子供たちは魔女に「魔女さん、何を料理しているの?」と尋ねます。




魔女は例えば「スパゲッティ」と答えます。「スパゲッティ」の母音は3つあるので、3回手を叩きながら、3歩進みます。



魔女が「子供たち!」と返事すると、子供を一人つかまえに鬼ごっこが始まります。魔女が子供を捕まえると魔女の勝ちで、子供たちが自分たちの家に入ると、子供たちの勝ちです。また、魔女は子供たちが自分のキッチンに入る前に、「子供たち」と返事しなければなりません。




母音の数を考えて数えなければならないので、遊びながら言葉の練習にもなり、なおかつ鬼ごっこをして体を動かすので、なかなか素晴らしいゲームだなあと私は感心しました。





ただ、日本語には母音の数を数えるという動作がないので、日本語には応用が効かず残念です。




先生が火打ち石を使って火を起こすデモンストレーションをしてくれました。



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お昼ご飯を食べる時間になりました。お母さんが作ったお料理で、ミートスパ☆ とってもおいしかったです。




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障害児童の話にもなりました。なぜなら、もう一人の先生が、障害児童専門の教育者であり、動物園前のもう一つの森の幼稚園に週に一回通っているためです。





その園には障害児童が一人いて、ミュンヘン市から障害児童手当として援助金が出ているため、彼女はその園で働けるそうです。




「イザールアウエン自然幼稚園にも障害児童がいるのですか?」と尋ねたところ、「ダウン症の子供が入園しようとしたことがあったけど話が立ち消えになってしまいました。でも、基本的に障害児童の受け入れはしています。他の森の幼稚園でも受け入れているはずです。また新しい障害児童法の適用で、障害児童を受け入れると、幼稚園はミュンヘン市から援助金が出るようになりました。そのため重度の障害児童を受け入れたいという幼稚園の動きもあるようです」という返事をもらいました。





なるほど、、、、そんな法律があるなんて知りませんでした。そして、援助金をもらうために、障害児童に来てもらいたいと考える幼稚園があるなんて、それは本末転倒のような気がしています。




男の先生もそう思われたようで、その法律に反対するためのストライキに参加したことがあるそうです。





また、公園には他の森の幼稚園のグループがやって来たので観察していると、なんと私が一度だけ一人で視察したことがある対岸に存在する森の幼稚園でした。





一年程前に視察しただけだったのですが、挨拶しに行くと、二人の先生は私のことを覚えてくれていました。





そして、「実は3月後半に30名の日本人が2時間ほど視察に来るの。幼稚園に寄付金がもらえるからよかったわ〜」と言うではありませんか。





「この森に来られるのですか?」と尋ねると、「2時間だからそれほど移動時間を費やしてられないし、園舎のところにいるだけになると思います。またアレンジしたお母さんがやって来て、プレゼンもする予定です」というお返事でした。




私はこの幼稚園のロケーションと視察したときの保育に対する姿勢に失望したため、私の視察園リストから外したのですが、まさかその森の幼稚園を日本人の団体が視察して、なおかつその幼稚園が「ドイツの森の幼稚園」の印象に直結する恐れがあるなんて、夢にも思っていませんでした。




本当に残念ですが、私にはどうすることもできません。そして、これは団体ツアーの落とし穴かもしれないとさえ思っています。





私はドイツの森の幼稚園を紹介している一人の現地コーディネーターとして、お客様に誠実でありたいと常日頃心がけています。




私が知っているミュンヘンの森の幼稚園は一部であり、また同じ幼稚園でも年間を通して毎日通っても全部をわかることはできないとさえ思っています。




つまり、私はドイツの森の幼稚園のエキスパートではありません。




私ができることは、「私が知っている森の幼稚園の情報を忠実にお伝えすること」であり、知らないことは「知らない」と正直に答え、森の幼稚園の先生に質問して回答を導きだすことだけです。




「一つのことを深く知る作業」はそれほど忍耐がいることなのです。
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by midorimartin | 2012-03-11 00:49 | ドイツの森の幼稚園

[視察1日目]ファサナリー自然幼稚園

今週の水曜日に森の幼稚園視察のお客様を空港でお迎えして、実は私の家にご宿泊頂いています。





本当は別の方のお宅にホームステイされるところだったのですが、急遽キャンセルになってしまったため、私の家を提供させて頂くことになりました。





お客様は短大の先生で、私とも同世代なので、とっても心地よい存在の方です。





なんと教え子のお一人が、私たちの森の幼稚園インターンシッププログラムの第二期生ということがわかり、ご縁を感じずにはいられません。







5日間の森の幼稚園の視察プログラムを現在遂行しております。昨年の11月に視察プログラムを行って以来なので、ほぼ3ヶ月ぶりになります。





12月に森の幼稚園の実習生第六期生と第七期生が勤める森の幼稚園に足を運びましたので、森の幼稚園には丸々2ヶ月間行ってなかったことになり、なんだかとっても新鮮な気持ちで通っています♪




今回の視察プログラムの特徴としては、3つの森の幼稚園を訪問するのですが、2つの森の幼稚園は続けてではなくて、日にちを明けて視察するということです。それはそれでおもしろいかもしれないと思っています。





初日はファサナリー自然幼稚園。あいにくの雨で、音楽の先生が「ギターが濡れるのは良くない」という理由で、森には行かず、一日コンテナ園舎の中や側に留まることになりました。





まず私が目に停まったのは、「ティッピ」。お隣りさんが伐採した柳の枝を大量にもらったそうで、男の先生がしっかりとティッピを作っていらっしゃいました。





ただ、園舎がある場所は自然保護区域のため、根を生やす植物を植えてはいけないそうです。柳の枝は水がある場所では、枝の切り口から根が生えるため、地面にも軽く突き刺すような形でティッピを作ったそうです。





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9時過ぎに朝の会が始まりました。日本人のお客様と私のために、日本語で「おはよう」と挨拶の歌を歌ってくださいました。感激しました!




10時過ぎに園舎の中で午前のおやつを食べました。それまでは自由遊び。園舎の中でお絵描きする子供たちや、外で遊び回る子供たちもいて、みんな楽しそうです。





午前のおやつの後は、私たちのために、近くの池までお散歩。





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音楽の先生が11時に来たので、子供たちと一緒に園舎の中で音楽教室に参加しました。




時間は45分で、3歳児も割とおとなしく集中して参加していたので感心です。





音楽の先生はギターの弦を引いて、子供たちに音合わせをさせました。私たちも一緒にやりました。





その後、先生がギターを弾きながら、いろんな歌を歌っていきます。





声の強弱をつけたり、テンポにも変化をつけたり、そしてオーバーアクションで歌ったりして、先生は子供たちをどんどん惹き付けていきます。




特に顔の表情が豊かなので、私は「まるで女優さんみたい」と思ってしまいました。





ただ、教室終了時に、グミベア菓子を与えることが良いことなのだろうかと思ってしまいました。





子供たちの関心をつなぐためだと思われますが、「午前のおやつには甘いものはなし」というモラルに沿ったルールを作られたのに、それが台無しになっていないかと老婆心が発生しています。






「なぜ英語や他のものではなくて音楽なのですか?」というお客様からのご質問があり、先生から「実は他の森の幼稚園からの紹介です。そして、私たちはどちらも音楽が好きなので、音楽の効力も知っているからです。また、音楽の先生は私たちができない取り組みをされているので、それも良いなと思っています」とお返事をもらいました。





園舎の中には、私が大好きな「一本の木」がありました。




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イースターの飾りも窓にありました。




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お客様からの更なる質問として、「保護者会はどのくらいの頻度で行われているのですか?」というものがあり、先生のお返事は以下のようなものでした。




● 大きい三者懇談が年に一回





● 保護者がアレンジする保護者会は一ヶ月〜二ヶ月に一回




● 教育者チームがアレンジする保護者会は半年に一回




● チーム会議は保育終了後に週に一回(毎週、どの曜日にして、どこでするのかを取り決めます)



  チーム会議で話し合う内容としては、、、



○ 保育計画(まずは年度末に次の年間事業計画をざっくりと決め、季間計画、月間計画、週間計画というように、どんどん練り直していきます)




○ 年に一回の三者懇談の準備(その際に、「seldak」という早期教育機関の「言語調査アンケート」を用いることがあります)




○ 日々の保育で特に気になった子供のこと





この幼稚園の先生は、日誌のような形でよくメモを取っておられます。





「本の読み聞かせはどのくらいの頻度で行われていますか?」の質問には、「特に決めていません。3日続けて読み聞かせするときもあれば、まったくしない日が続いたり様々です」というお返事でした。





音楽教室が終わった後は、生物のお話です。この日のテーマは、「種と発芽」。





午前のおやつの時間に先生が食べたアボカドの種とクルミの実が登場しました。





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アボカドの実は爪楊枝で突き刺して、クルミの実はそのまま水が入ったコップの中に入りました。毎日水を取り替えて3週間ほどしたら根が生えてくるそうです。





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なんと、お客様もアボカドの種を使って発芽の実験をしたご経験があるとかで、私も影響を受けたので、早速スーパーでアボカドを購入してみました。家で実験してみるつもりです。





ファサナリー自然幼稚園に行くと、若くてフレッシュな二人の先生がいろんなことにチャレンジされているので、私のチャレンジ精神も呼び起こされます!





お昼ご飯は、ケータリングで、サラダとバターライスとコロッケとソース。美味しかったです♪




来週の水曜日、つまり最終日にもう一度視察する予定です。この日はどんな天候であれ、森に行ってくださることを約束してくださいました。今からとっても楽しみです♪
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by midorimartin | 2012-03-10 23:44 | ドイツの森の幼稚園