森ようツナギスト Japanication ゲッベルみどり

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[視察4日目]ファサナリー自然幼稚園★

土日はお客様にフリー観光を楽しんで頂き、今日は視察4日目ということで、ファサナリー自然幼稚園を訪問しました。




8時45分くらいに着くと、私のことを覚えてくれている子供たちが数名いて、とっても嬉しかったです。





バウバーゲンのすぐ前が、大型のビオトープを作るということで、工事中になっていて、様相がすっかり変わっていました。





また、9月から新しい実習生が入ったらしく、そのため幼稚園の雰囲気も若干変化がありました。





いつものように9時過ぎに、朝の会をやりました。「おはよう、おはよう、私たちは手を振りあう。おはよう、おはよう、最初に私で次は君」という歌詞の「おはよう」の部分がドイツ語ではなくて、日本語の「おはよう」を言ってくれたので嬉しかったです。




この幼稚園には第四期生と第五期生が実習した園でもあるので、日本語を覚えてくれていたのだなあ〜って感激しました。朝の会に新しい歌が増えていました。その歌は、「●●君(あるいは●●ちゃん、お腹(あるいは他の身体の部位)の起こそう」みたいな内容になっていておもしろかったです。先生の工夫を感じました。




今日は第一アドベントの次の日ということで、バウバーゲンでロウソクを灯してお祝いをしました。





その前にまずはバウバーゲンの側でブロートツアイトをしました。子供たちはおとなしく食べています。




先生も談笑しながら食べていて、それも保育とは関係のない内容でしたので、リラックスムードいっぱいだなあ〜って思いました。





二人の先生がバウバーゲンの中でアドベントのお祝いの準備をしているとき、実習生と私たちが外にいたのですが、実習生は携帯電話を見ていることが多く、私の方がよく子供を看ているのではないかと思ったほどです。




それどころから、私とお客様以外は先生も実習生も外にいないことも頻繁にあり、私だから任されているのかと思ったのですが、一言も「子供を看ていてね」という声かけがなかったので、少し面食らってしまいました。




アドベントのお祝いの用意ができたので、バウバーゲンの中に入りました。




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窓やドアにカーテンがかけられて、ロウソクの明かりだけになっています。なんとも神秘的です。




リンゴにロウソクが突き刺さっていいて、子供たちが一人ひとりそのロウソクに火を灯して、前のベンチの上に置きに行きます。





私とお客様も一緒にリンゴのロウソクに火を灯しました。その後、みんなで先生のギター演奏で歌を歌い、願い事を強く思ってから、自分のロウソクの火をふ〜と吹き消しました。




そして、そのリンゴを持って、森に散歩に出かけました。リンゴは道中にみんなで食べて、食べきれなかったリンゴは、森の中に野生動物のエサとして捨てました。





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池があった場所に着きました。なんと雨が少ないため、水が干上がっています。





良質の泥団子ができるような地面の上をみんなで渡り楽しく過ごしました。





その後、誰かが作ったらしいティッピのところに行き、ヤモリやイモリの人口住処がある場所にも行って、バウバーゲンに戻りました。





昼食を食べて、自由遊びをして、降園。一人の女の子から私は妖精の絵のプレゼントをもらって嬉しかったです。





一本の木の四季も完成に近づいています。



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by midorimartin | 2011-11-29 06:11 | ドイツの森の幼稚園

シュタイナー学校のクリスマス市に行ってきました★

いつもとってもお世話になっているH先生から、シュタイナー学校のクリスマス市にご招待され、昨日行ってきました。





ピアノのレッスンがお昼どきにあったため、到着したのが15時少し前。娘のお土産と、娘の友達の誕生日プレゼントを急いで買って、ひととおり見て、アドベントカフェでケーキとコーヒーしたのですが、帰るまでにまだ時間が1時間残っていたので、何かワークショップがしたいと思って探していたところ、「蜜蝋で作るクリッペ」というのがあり、思い切って参加してみました。





何をどうすればいいのかまったくわからなかったので、「誰か手伝って頂けないでしょうか」とお願いして、屋根作りを手伝ってもらいました。それは土台の丸太にボールマシーンで穴をあけて串を使って木の皮の屋根を固定させるというもの。





その後は、自然素材を使って、これまた自然の蜜蝋を使ってそれらを丸太にくっつけて、クリッペを完成させました。





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他のお母さんや子供たちは、どちらかというと、イエス・キリスト、ヨーゼフ、マリア、動物たちを作るのに夢中でしたが、私は人形はイエス・キリストだけにして、自然素材を飾るのに夢中になっていました。






そして、そんな熱中する作業をしていたおかげでしょうか。もやもやしていた気持ちが落ち着いてきて、新たな考え方も生まれたりして、私は精神的に再復活できたように思います。






他人の主観に対して、どうすればその主観に変化をもたらすことができるのだろうかと悩んでいたのですが、他人の主観を変えることなどできないという結論に達することができました。





そして、相手の心に寄り添うために「共感」することが大切であることや、私が「提案」する前に相手に気づかせることが重要であることもわかりました。





これって、モンテッソーリ教育・シュタイナー教育・森の幼稚園に通じる幼児教育の理念「子供が自主性を持つために手助けする」に近い感覚でもあり、私はこの仕事をしてよかったと思いました。





感謝する気持ち、五感を使って感動を得る、相手が自主性を持つように誘導してあげる、、、、。





そんな教育者として子供を導くために必要なスキルが、大人に対しても必要なんだなあ〜って思った次第です。






シュタイナー学校で、自然素材をいっぱい使ったクリッペが作れたことも、森の幼稚園っぽくて、とっても気に入っています。





また、私は木の幹の屋根にドライフラワーをくっつけたのですが、そんな発想は日本人っぽいらしく、「日本っぽくていいね〜♪」って褒めてもらったのも嬉しかったです。





自分のスタイルで作った、作れたクリッペ。来年のシュタイナー学校のクリスマス市では、違う何かの手作りに挑戦してみたい!!って思いました。





学校からの帰り道。湖に映った自然がとっても美しく神秘的な夕焼けに遭遇しました。




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このことも私に感謝の気持ちをもたらせてくれました。感謝の気持ちがある限り、人は優しくなれのだと思います。
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by midorimartin | 2011-11-28 04:11 | シュタイナー教育

[視察3日め]ウンターメンチング森の幼稚園☆

木曜日に続いて、金曜日もウンターメンチング森の幼稚園を訪れました。




毎週金曜日は、プレイグループの子供たちも来るので、2歳児が一緒になります。昨日よりもすごいことになるのだろうかと心配していたら、なぜだか昨日よりはまとまっていました。子供の人数が13名で、構成も違っていたからかもしれません。




今週末からアドベントが始まるので、子供たちが作ったアドベントの天使たちが外に並べられました。





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身体が木でできていて、ツタの冠をかぶり、とっても愛らしいです。森の幼稚園っぽい天使だなあ〜って思いました。





アドベントを迎えるので、朝の会では、ロウソクも灯されました。




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ロウソクの歌を先生がギターを弾きながら歌われます。優しい歌声に聞き惚れてしまいました。




昨日と同じように、朝の会終了時に、一人ひとり子供の名前が呼ばれ、ボラバーゲンに集まります。





一人男の子が悪さをしていたので先生から怒られ、「また悪さをするとお母さんを呼んで迎えに来てもらうからね!」と怒りました。




私はびっくりしたのですが、この園では昨年あたりから、一人でバウバーゲンに帰る子や、先生を叩く子もいたりしたので、最悪のケースとして、「親に電話するよ」と子供たちに警告することになってしまったそうです。






先生の尊敬度が低くなってしまったのでしょうか?それとも、家でのしつけができていないのか??






第六期生からも、「子供たちが大人を尊敬していないのではないか」という疑問を投げかけられたことがあるので、彼女がいる幼稚園だけではないのだなあと改めて実感した次第です。





今日は小さい子供がいるので、45分から1時間くらいかけての移動になってしまいました。




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この日の目的地は、「虹の森の場」。ツタがからまる木が何本もあったので、「美しい〜」って思っていたら、先生から「ツタがかるまる木は病気なんですよ。ツタは病気の木にしかからまりません」と言われ、あぜんとしてしまいました。それくらいたくさんの木がツタにからまれているからです。





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今年のリーダーの子がツタのたくさん取ってきたので、「私はツタが好きなのよ」と言ったところ、「じゃあ、リースを作ってあげるよ」と言って器用にリースを作ってくれました!





ブロートツアイトをするときに、隣りに座り、私に声かけするときに、第二期生の名前で呼びました。





第二期生のことをこの男の子は好きだったんだなあ〜って思ってとっても嬉しかったです。




自由遊びになり、またお芝居が行われました。今回は昨日とは違うメンバーです。4歳の女の子と5歳の男の子が劇をしてくれました。




そして、先生になるための最後の年の実習をしている先生の卵の女性が、子供たちを集めて、みんなでゲームをさせました。それは、「火、水、雷」ゲーム。





「火」というと、ロープで区切られた場所に行きます。「水」は高いところに行って、「雷」はお腹を下にして寝っ転がります。





みんな喜んでやっていたのですが、そのうちあきてくる子供も数名でてきて、その子たちは積極的に参加していませんでした。





また帰る時間になり、みんなでバウバーゲンに向かいました.金曜日はお昼がありません。





まだバウバーゲンに着いていないのに、迎えに来たおばあさんが、孫をバギーに乗せて降園するという場面に遭遇しました。





先生もしぶしぶ了承している風でした。私はあぜんとしました。ちゃんとバウバーゲンまで到着して降園だからです。





幼稚園のルールはちゃんと守ってもらいたいと思いました。
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by midorimartin | 2011-11-28 03:53 | ドイツの森の幼稚園

[視察2日目]ウンターメンチング森の幼稚園☆

先週の木曜日は視察2日目で、ウンターメンチング森の幼稚園をお客様と一緒に訪れました。



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7月に行って以来でしたので、半年近くご無沙汰の園でもあり、先生から「元気だった〜?」と聞かれ、喜んでいたのもつかの間、衝撃的なことを聞かされました。



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それは、何のアポもなく、二人の日本人女性が同幼稚園を訪れ、先生たちを困らせてしまったのです。先生は彼女たちに、「うちの幼稚園はゲッベルさんを通じて視察を許可しているので、彼女にコンタクトしてください」と言って、私の電話番号を手渡したそうなのですが、先生はもしかしたら私がアレンジして連絡に不備があったのかもしれないと思われたそうで、直接関係ないとはいえ、日本人のお客様の個人視察をアレンジしている身の私は、園に対して、非常に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。



そのため、森の幼稚園の視察をお考えのみなさんにお願いしたいです。どうかまずはアポを取って行かれてください。園が本当に迷惑されますので、、、、。






9月になって、9人新しい子供たちが入園してきて、4人が6歳の年長、残りの3人は4〜5歳とまったく新しい園児の構成になっていました。本当に年少さんが多い園になってしまったので、昨年までの幼稚園の雰囲気とガラッと違っています。



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また、この3歳児と4歳児たちは、個性豊かでもあり、先生はなんとかまとめようとされているのですが、まだまだまとまっていなくて、本当にそんな大変な中、生の幼稚園の姿を私たちに見せてくださったことに心から感謝しています。




朝の会が終了すると、今までは各自バラバラにリュックサックを取りに行って、ボラーバーゲンのところに並んでいたのですが、小さい子が多いということで、先生たちは一人ひと名前を呼んではリュックサックを取りに行かせ、ボラーバーゲンに誘導されていました。





本来なら、男の実習生がいるのですが、講習のために欠席されていて、先生二人で言うことを聞かない子供たちに悪戦苦闘されていました。





この日、誕生日を迎えた四歳の女の子がいて、その子が今日の目的地を決めました。





例のごとく、朝の会でボラーバーゲンと一緒に先頭に立つ子供たちを決めたのですが、泣き虫の男の子がだだをこねて、他の子を叩いたり、森に着くまでにてんやわんやの大騒ぎです。





私はひたすら先生が「すごい頑張ってるなあ〜」って思って感心していました。





「ティッピの場」という目的地になんとか着いたのですが、ティッピがありません。先生に尋ねると、6年前に初めてティッピを作って、何度か壊され、何度も作り直したのだけれど、もうこれ以上作る気になれず、元ティッピがあった場所ということになってしまったそうです。






確かに森は誰でも立ち入ることができます。しかし、子供たちが一生懸命作ったティッピを壊す人がいるなんて、なんてひどいことをするのだろうかと思ってしまいました。





少し自由遊びをして、みんなで輪になって座り、ブロートツアイトをしてから、誕生会が始まりました。





この幼稚園では、ブロートツアイトを始める前に、おしぼりで手をふきます。ちょっと日本っぽいですよね♪






先生がイヌ、ゾウ、ブタ、トラ、オウムの指人形を使って、誕生日っ子とスキンシップしながら、
一匹ずつ先生が作ったお城の引き出しの中に入っていきます。



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最後に三角形の箱の扉が開いて、中には「幸運のキノコ」が入っていました。幼稚園からのバースデープレゼントです。





その後、また自由遊びになり、今年リーダーになった男の子の指揮で、お芝居が始まりました。





葉っぱの山をくるくる回ったり、クリッペの劇をしたり、なかなか興味深かったです。





昨年のリーダーの男の子も指揮が上手で劇をよく見せてくれて、なおかつ今年のリーダーは昨年のリーダーの男の子によくついていたので、きっと彼をかっこいいと思っていたのだと思います。





こうやって、リーダーが交代され、真似されて、受け継がれて行くものなんだなあ〜って、とっても感慨深かったです。




また、こんなリーダーの交代劇も、昨年と今年と足を何度か運んでいるからわかるわけで、時の重みも感じてしまいました。




寒かったので、幼稚園ではカイロを用意されていました。私は初めてドイツのカイロを見ました。小さいアルミのポッチを押すと、塩の溶解液が流れて暖かくなる仕組みです。




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自由遊びが終わって、バウバーゲンで昼食を取るために、森を出発しました。





寒いのでバウバーゲンの中で食事しました。そして、日本語で「いただきます」を言いました。今年のリーダーの男の子がこの「いただきます」を覚えてくれていたのでびっくりしました。




この森の幼稚園には第二期生が実習していた園なので、日本語を覚えていてくれたんだなあ〜と感激しました。








私の好きなツタの飾りがバウバーゲンにありました。



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by midorimartin | 2011-11-28 03:32 | ドイツの森の幼稚園

[視察1日目]ラマースドルフのモンテッソーリ幼稚園☆

今日から始まった視察巡り。お客様はなんと幼稚園教諭歴20年以上の方で、日本では無認可のプロテスタント系の幼稚園に勤められていました。




退職されてお時間があるということで、私のドイツの教育機関視察プランに申し込んでくださいました。とってもありがたいことです。





今まで20代の幼稚園教諭、保育士、学童保育の先生、大学生の日本人女性のお世話をメインでしていましたので、私よりもお姉さんのお客様のサポートをすることになり、とってもわくわくしながら視察の初日を迎えました。





8時少し前にラマースドルフのモンテッソーリ幼稚園に着いたので、私は外観を少し説明しました。





既に買って知ったるという感じで、園舎の中に入っても、自分でわかるところはお客様に説明して回りました。





幼稚園の先生たちともすっかり顔見知りになっているので、「説明よろしくね〜」というノリでもあり、とっても嬉しく思っています。





水曜日の今日は「森の日」です。年長さんたちはミニバスに乗って、近くの森に出かけます。





年長担当の先生が、ブロートツアイトの用意をしています。そして、手作りの食事用の板を見せてくれました。


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なんと、コップが入るように丸い穴が開いていて、この幼稚園のオリジナルだそうです。グッドアイデアですよね!!





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トロッコに荷物を乗せて9時に出発です。森の幼稚園の良さも取り入れてるのだなあ〜って感心しました。





まずは年長さんの教室を見せてもらいました。季節のテーブルがあります。秋の婦人がいます。もうすぐしたら、冬王が登場するそうです。そうです、シュタイナー教育の良さも取り入れられているのです。





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モンテッソーリ幼稚園だけど、森やシュタイナーの良いところも取り入れる。そんな柔軟性があるところが私は気に入ってます。





大きなお部屋は4区分されていて、モンテッソーリコーナー、プレイコーナー、工作コーナー、読書コーナーです。




地下室には年長さん用のプレイルームや作業場があります。年少さんのプレイルームは教室と同じフロアにあります。




キッチンでは、園児一人ひとりの食器が秩序よく整列されています。この「秩序よく整備された環境」というのも、モンテッソーリ教育の理念です。




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パンを切る台もありました。パン屑が下に落ちるようになっていて、床にちらばりません。グッドアイデアですよね!



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ニコラウスの袋が飾られています。子供たちの手作りです。



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子供たちの人気の手作業なので、誰もやらないという子供は今までにいたことがないそうですが、先生に「もしもしたくない子供がいたらどうするのですか?」と尋ねたところ、「私たちは子供の自主性を尊重していますので、やりたくなければやらなくてもいいのです」という答えを頂きました。




子供の自由決定が掟のモンテッソーリ教育なので、例外はありえないということです。その徹底ぶりにとても感銘を受けました。





秋の自然がテーマのようで、落ち葉や木の実もありました。



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森とシュタイナー大好きの私にとっては、本当に三位一体化されているこのモンテッソーリ幼稚園がとっても大好きです。




9時になり、年長さんが出かけたので、年少さんの教室に向かいました。こちらはスタッフが多く、先生3名、実習生2名がいました。




年長さんのところは、先生二人、実習生の女の子一人だったので、年少さんと年長さんの保育には違いがあるのだなあと思いました。





年少さん担当の実習生は男女1名ずついて、男の子は17歳で、保育士専門学校に通っていて、かなり本格的に子供の保育を担当していたのが印象的でした。




彼のプロジェクトとして、森の中でとってきた幹を使ってミニロッジを作るそうです。




園長先生が、私たちにモンテッソーリ教材の説明をしてくださいました。遊びながら数を学ぶことなど大変興味深く、またモンテッソーリ指導者講座では、「金のパールは本当に貴重なもので、この金のパール1つが自分に相当する」ということを学ばれるそうです。





だからこそ、モンテッソーリ教育では、「個人の自由」、つまり「自由選択」や「自由決定」が尊重されるのだと思います。




この幼稚園には、障害を持つ子供が6名いて、その子供たちに合わせてセラピストがついています。





言語療法、箱庭療法、遊び療法、作業療法、、、。セラピールームも見せて頂いて、セラピストの方のお話も伺いました。




お客様が、「健常と思って入園してきた子供が実は障害を持っているかもしれないとわかったとき、どのように対応されていますか?」と尋ねたところ、セラピストは「その子供の両親に率直に伝えます」とおっしゃられました。




ただし、条件があって、保護者との信頼関係が築けたことを確認してから伝えられるそうです。





また、手が先に出てしまう子供の場合、セラピストいわく、子供は2層に分かれていて、言葉と行動が同一のネットワークでつながれていないそうです。そのため、お友達を叩いてしまって、なぜそんなことをしたのかわからないという現象が起きるそうです。大人のように言葉と行動が伴うわけではないので、子供向けセラピーはそんな背景も理解していないといけないということなんだと思いました。





箱庭療法も、子供たちが「したい!」と思ったときに実践されているそうで、セラピストから強制することはないとのこと。なぜなら、したいと思った子供に箱庭療法をすることにより、よりストレートに気持ちが箱庭に反映されるため、治療の効果があるのだとか。




セラピストの深いお話に私は感動しました。




12時少し前に年少さんの昼食が始まって、少し見学した後、園長先生とのセッション。園長先生は日本に関心を示してくださっているのでとってもありがたいです。





お客様が「幼児教育のくくりで考えたときに、幼稚園と小学校のどちらの教育がより重要と思われますか?」と尋ねたとき、園長先生は「幼稚園の幼児教育が大切と言えますが、私はここまでは幼稚園、ここからは小学校と分けられないと思っています。なぜなら、年長さんと小学一年生の境目というのがあやふやだったりするので、もっとオブラートで包んだ移行期にしてもよいのではないかと考えるためです」と回答して頂けました。





私も今は幼児教育に携わっているので、幼稚園だとつまらないのではないかと思う園児を見たり、または逆にもう少し幼稚園にいた方がよかったのではないかと思う小学一年生を見たりすると、境界線が難しいなあって思ったりしていました。





お客様が園長先生とのお話の中から、モンテッソーリ幼稚園とご自身が働かれていた幼稚園での保育の共通性が多いことを見つけられたことに、私は純粋に「素晴らしい!」と思いました。





子供の自主性を重んじて待つというスタイルは、モンテッソーリ幼稚園という冠を掲げていなくてもできるということが裏付けられたからです。





そして、「今までやって来た保育が間違っていなかったことが確認できました」とおっしゃられたのを聞いて、「あ〜、本当によかったなあ〜」とじーんとしてしまいました。





お客さんの感動に共感できるこのお仕事は本当に私にとって天職です。





12時半に園長先生とのセッションが終了し、昼食を頂き、年長さんの自由遊びを見学し、13時45分に始まった終わりの会も見学しました。





先生が園児が持ってきたぬいぐるみを使って即興でストーリーを作ったことが素晴らしかったです。





15時に今日の視察は終了し、モンテッソーリ幼稚園とお別れしました。




今度はいつ来れるのかなあ〜って、ちょっとしみじみ思ってしまいました。
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by midorimartin | 2011-11-24 04:15 | モンテッソーリ教育

イザールアウエン自然幼稚園の聖マーティン祭り☆

先週の金曜日、本来なら11月11日に行われるべき、聖マーティン祭りが休暇中の先生がいたために、動物園前の河原で行われました。




私は第七期生が通うイザールアウエン自然幼稚園の先生からご招待を受けて、ポーイング森の幼稚園に通う第六期生と一緒に集合場所へと急ぎました。





現在、二人の日本人実習生の方のお世話をしていて、とっても嬉しく思っています。





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先生がサックス、保護者がフルートやアコーデオンができるので、みんなで演奏を聞きながら聖マーティン祭りの歌を歌いました。




子供たちはジュースのパックと卵の入れ物等を使ってフクロウの提灯を作り、ロウソクを灯して河原を行進します。





第六期生と私はそれぞれ焚き火の枝を持って移動しました。





どんどん真っ暗になってくるので、提灯の明かりと焚き火の枝の明かりだけが頼りです。





そして、目的地に着きました。焚き火が行われていて、木の枝パンを作ったり、焼きソーセージを
作ったり、グリューワインを飲んだり、ビールを飲んだりして、先生も保護者も超リラックスです。










先生がお祭りでビールを飲んでもいいのか??ってちょっと思ったのですが、この園はアットホームっていうことなんでしょうか?





卒園時やその保護者もたっくさん来られていて、かなりの人数になってました。





第六期生と第七期生のお話も弾んでいて、私は日本人実習生二人が、現在ミュンヘンの森の幼稚園に勤めている事実に感動していました。
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by midorimartin | 2011-11-23 06:22 | ドイツの森の幼稚園

【連載コラム】モンテッソーリ教育と結びつく「ウンターメンチング森の幼稚園」

森のようちえん全国ネットワークさんでの連載コラム第二弾です!




ドイツ森よう便り「インスパイア」







モンテッソーリ教育と結びつく「ウンターメンチング森の幼稚園」

森ようツナギスト ゲッベルみどり


前回は、私が企画プロデュースしている『森の幼稚園インターンシッププログラム』に参加された日本人実習生第一期生が、現在正規スタッフとして勤務されている、「ガウティング森の幼稚園」をご紹介しました。 このことは、優秀な日本人の幼稚園の先生が、ドイツの森の幼稚園に認められたことを立証しています。情熱にあふれ志が高い日本人女性をドイツの森の幼稚園に実習生として派遣する仕事は、私の誇りであり、意義を感じています。今後も皆さまの夢のお手伝いをさせて頂ければ嬉しく思います。

ドイツ全国では現在、700以上の森の幼稚園が存在すると言われています。統計によりますと、ドイツ全国の幼稚園数は、2002年は27200。2011年現在は、35000くらいではないかと想像しています。 そのため、森の幼稚園の認知度は、ドイツ全国ではそれほど高くありません。むしろ、シュタイナーやモンテッソーリの方が、皆さんに知られているという感じです。

ドイツの森の幼稚園は、一般的に親主導で運営しているNPOになります。ある一定の条件を満たせば、自治体から補助金の恩恵を受けて認可型森の幼稚園に生まれ変わります。1993年にフレンスブルクでドイツで初めて国から認可を受けた森の幼稚園が誕生しました。

今回ご紹介させて頂く、「ウンターメンチング森の幼稚園」の母体は親主体のNPOで、正式名称は「Waldleben e.V.(非営利団体「森の生活」)」。 ミュンヘン市から認可されている森の幼稚園です。日本のように「自主保育型森の幼稚園」が前身だった森の幼稚園もドイツには存在します。例えば、村には他に幼稚園がなくて、先生が森のプレイグループとして、週に数回の保育を始めたところ、毎日保育を行う森の幼稚園に発展していったというケースです。日本との違いの一つとして、ドイツでは保護者が教育者の資格を持つ先生を採用しますので、母親が常時先生の代行もするという自主保育型はないと考えた方がよいでしょう(ただし、ドイツでも先生が病気や怪我や休暇などの理由で不在のときは、保護者が代行する場合があります)。
                               
第二期生が実習した「ウンターメンチング森の幼稚園」の活動場所は、ミュンヘンの北西部にある森「アンガーローエ」。バウバーゲン(コンテナタイプの園舎)は住宅地の中にあります。子供たちはトロッコを引っ張って、毎日森に出かけます。バウバーゲンから森までの距離は片道、幼稚園児の足で20分030分くらいです。

アンガーローエは、森の幼稚園には大変人気のスポットで、森の中では必ずと言ってよいほど、他の森の幼稚園の園児たちに遭遇します。私が興味深いと思っているのは、住宅地に隣接している場所なのに、森に一歩足を踏み入れるだけで、まるで見えない壁に覆われたかのように自然の優美さと静寂さを体感できることです。だからこそ、子供たちは毎日森に行きたいと思うのかもしれません。

NPO「森の生活」は、2歳児のための保育園も運営していて、スタッフの合計数は5名(幼稚園担当の先生が2名、保育園担当の先生が2名、実習生が1名というスタイル)。ただし、第二期生がいたときは実習生が2名いました。園児数は18名。斬新と思ったのは、モンテッソーリ教育者の資格を持つ幼稚園教諭がいるので、バウバーゲンの中には至るところにモンテッソーリ教具が置かれていることです。例えば、円柱と秤のセット、つむぎ棒、文字の箱、はめこみ図形など。数、言葉、運動能力を高めるために取り入れられているそうです。嵐のときは、森に立ち入ることは危険なので、子供たちは一日中バウバーゲンの中で過ごすことがあります。そんな日は、これらのモンテッソーリ教具が大活躍して、子供たちは遊びながら勉強するそうです。

森の幼稚園は、「森」にとらわれることなく、モンテッソーリ教育やシュタイナー教育など、良いと思ったものを取り入れられるという利点があるということになりますね!それがまた森の幼稚園の魅力ですね。

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今回の写真は、子供たちが横たわっている幹の上で行進しているところです。幹がお芝居のステージで、子供たちは歌いながらお芝居の一幕を演じています。そんな即興劇をするためには、お友達の協力が必要不可欠であり、子供たちは提案したり妥協したり討論したりしながら、チームワークを学ぶのだと思います。
最後に、ウンターメンチング森の幼稚園のコンセプトの抜粋をご案内します。

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自由と境界線
境界線は人生の一部です。コミュニティの中では、たくさんの自由が許されています。しかし、正確で明確にコミュニケーションしなければならない境界線が存在します。制限には痛みを伴います。ですが、拒否を意味しているわけではありません。保育者は、首尾一貫した愛情を注いで制限が守られるようにしなければなりません。決定的に重要なことは、保育者は反抗する子供たちにとって、彼らを受け入れられる人物であり続けることです。教育と子供たちの成長を見守ることは、子供たちが失望なく大人になることを可能にしてあげるという意味ではありません。また、子供たちが泣かないように教育することが目的になってもいけません。境界線は子供が痛みやフラストレーションや失望を我慢することを学ぶためのチャンスでもあるのです。子供たちは、私たちの社会や文化に存在する制限を学ぶと同時に、成長して発見して自分の力を外に示す能力を高めなければなりません。境界線があるからこそ見通しが利く環境は、子供たちに自由に動くために最低限必要な勇気を与えます。
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私はこの「自由と境界線」こそが、森の幼稚園の保育者が子供たちに教えるべき最重要な教育理念なのではないかと思っています。境界線の存在があるからこそ、人は真の自由を獲得できるのだと思うからです。
今回のコラムはいかがでしたでしょうか。ご意見やご感想等を頂けましたら、とても嬉しく思います(メールアドレスはmidori@japanication.de)。

注意: 掲載されている写真の著作権はJapanication Midori Goebbelに帰属します。


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by midorimartin | 2011-11-18 20:10 | コラム

第七期生の実習初日に同行しました〜☆

昨年10月に第一期生を迎え好調なスタートを切った、森の幼稚園インターンシップ事業は益々順調で、昨日第七期生の実習生を「イザールアウエン自然幼稚園」にお連れしました!




第七期生も第六期生と同様、ドイツ人ファミリーのところにホームステイされています。そして、このドイツ人ファミリーは私の良き友人夫婦なのです。また、ご近所さんでもあります。




朝7時15分に歩いてお迎えに行って、一緒にSバーンとUバーンに乗って、動物園前で下車しました。





そこから歩いて10分。途中で森の中に入ったのですが、昨日は霧が出ていたのでなんとも幻想的な光景に遭遇しました。



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8時25分くらいにバウバーゲンに到着すると、子供たちが既に数名いて、園庭で先生と遊んでいます。




自己紹介してバウバーゲンの中に入ると、今週の金曜日に「聖マーティン祭り」で使う、ジュースのパックで作ったロウソク入れのフクロウがたくさん並べられていました。




もちろん、子供たちの手作りで、とってもキュートです♪




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園児たちがぞろぞろと登園してきました。先生が絵本の読み聞かせをしています。




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寒いので、9時を少し過ぎた時点で、ブロートツアイト(午前のおやつ)を外で食べ、トロッコを引っ張って、森の中のバーベキュー場に向かいました。





同じく寒いので、男の子たちはサッカー、女の子たちはごっこ遊びをしています。




落ち葉を船に見立てて、枠ぐみを作ったり、葉っぱ一つとっても、子供たちは独創的です。








第三期生が実習していた、フラウヒャー自然幼稚園の園児や先生にもお会いしました。




挨拶しに行くと、「●●(第三期生の名前)は元気?私たちは●●がいなくてとっても寂しく思ってます」と言われ、良い幼稚園を紹介してよかったなあ〜って思いました。




バウバーゲンに戻って、フクロウのロウソク入れの工作をする子供や、園庭で自由遊びする子供たちに分かれて、私は外で保育園の先生や代行で来ていたお母さんといろんなお話をすることができたのでとてもよかったです。





保育園の先生は言います。「2歳3ヶ月〜3歳の子供が多くて6名で、週に3回やっている保育園だけど、毎年新しい子供、新しい親をお迎えすることになるのよね〜。慣らし保育期間もちっちゃいから3ヶ月だし、、、」




でも私は先生に、「だったら毎年チャレンジできてよいですね!」って言いました。




先生代行のお母さんに、「イザールアウエン自然幼稚園に満足されていますか?」と尋ねると、「もちろんです!毎日運動できるから健康にも良いし、家で提供できない外遊びをたくさんしてくれるから良い。それに子供たちはみんな平和的だしね」というお返事。





この幼稚園では、とにかくお父さんやお母さんたちと先生がとっても仲良しなのです♪









今日は遠足の日で、私は第七期生を集合場所までお連れしたのですが、そのときも子供を預けに来た
先生がお父さんやお母さんたちと抱擁して「いってらっしゃ〜い」、「いってくるね〜」という光景を目の当たりにしました。




なんといいますか、先生と保護者の垣根がないという感じです。先生と保護者が大きな一つのチームになって、子供たちを保育しているっていう気がします。





そんなチームワークばっちりの幼稚園にまた新しい日本人実習生を派遣できたことを私は誇りに思っています。





余談ですが、、、



幼稚園の園児から、「●●(第七期生の名前)はみどりの子供?」と聞かれ唖然としたのですが、
20歳のときに産んでいれば、子供がちょうどその年になるので、いやはや、年の差が20才のお客様のお世話をすることになろうとは思ってもいませんでした〜。






しかし、今後もこの事業を続けて行くとなりますと、25才、30才、、、、と年の差が広がっていきますので、人生っておもしろいですね〜。
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by midorimartin | 2011-11-15 21:51 | ドイツの森の幼稚園