森ようツナギスト Japanication ゲッベルみどり

miamama.exblog.jp
ブログトップ

<   2011年 09月 ( 5 )   > この月の画像一覧

私は森ようツナギスト。お客様と一緒に成長する喜び。

ドイツ森よう便り「インスパイア」にも記載しましたが、私は「森ようツナギスト」として着実に歩んでいる実感を得ています。



/////




この「ツナギスト」という言葉は、そもそも今年2月の森の幼稚園インターンシップ説明会の際に大変お世話になりました、日本愛妻家協会のサケビストであられる、小菅隆太さんのサイトから引用させて頂きました。


「ホスピタリティは"快楽"である」




小菅さんとは、昨年の9月にミュンヘンでお会いし、「この方は私のソウルメイトになりえる人だなあ〜」と直感しました。多方面に渡りアンテナキャッチが素早い方なので、すごいなあ〜と私は尊敬しています。




「ツナギストの言葉の使用をお許し頂ければ幸いです」と事後承諾のメッセージをお送りしましたところ、本日小菅さんから以下のようなコメントを頂きました。


------

ツナギストの名称使用に、なんらレギュレーションは存在しません。

使いたいと思い、使いやすいと感じ、使う事を宣言すれば
ツナギストです。

どうぞご自由にお使いいただき、森ようツナギストの使命を
全うくださいませ。

ブログ等の更新、楽しみにしています。

------


小菅さんありがとうございます。非常に寛大なお言葉に心から感謝申し上げます!


/////



ドイツの森の幼稚園の実習生が今年の10月に第六期生になり、第七期生、第八期生ともう既に予備軍が存在しています。




そして、ドイツの教育機関視察プランと題して行っている事業も好調で、今までたくさんの森の幼稚園、シュタイナー学校、モンテッソーリ幼稚園に足を運ばせて頂きました。






実習生に同行する森の幼稚園と、視察のお客様と同行する森の幼稚園。同じ幼稚園なのに、毎日様変わりする様子を目の当たりにし、保育はマニュアルどおりに行かないのだなあ〜という感想を持っています。





初めて行く森の幼稚園も刺激があって楽しいですが、何度も通い慣れている幼稚園もその日に来ている子供の数や組み合わせ(何歳児が多いか、男の子と女の子どちらが多いか)によってまったく違った顔を見せてくれるので、それもとても興味深いです。




お客様の感動が、私の感動になっていく喜び。私の感動が、お客様に伝わっていく喜び。





お客様と一緒に成長する喜びは、まさに森ようツナギストとして極上の幸せになります♪





本当に大切に大切にしていきたいお客様一人ひとりとの絆です。





今後、なんらかの形でまたお客様にお会いして交流を深めていきたいです。





そして、今までは日本オーペア情報センターさんとの共同プロジェクトだったのですが、日本の森のようちえん全国ネットワークの運営委員長さんからのご依頼で、私独自のプロジェクトが発足しました。






2011年9月21日と22日の2日間の視察のお客様はそのプロジェクト第一号のお客様で非常に感慨深い思い出になりました。





今までは20代の日本人女性(幼稚園教諭、保育士、学童保育の先生、教育学を勉強している大学生)が私のお客様だったのですが、今回の方は50代の日本人男性(森の幼稚園の経営者で自然体験サービスを実施され、シェアリングカフェでソーラークッカーに携わったり、ご自身でお茶の栽培をされたり、本当に多趣味な方)のお世話をさせて頂いて、本当に大きな刺激を受けました。






来年も既に日本オーペア情報センターの共同プロジェクトを介して視察のお客様の予定があり、今後は森のようちえん全国ネットワークさんを通じてのお客様も増えて行くかもしれません。




ルートが2つになったので、お客様の層も豊かになっていきそうな予感です。





本当にお客様と共に成長させて頂ける喜びを噛み締めています。




ブログでたくさん記事を書いていますが、撮り貯めした写真を現像して、私だけの「森ようアルバム」を作ることにしました。





森の幼稚園の風景や子供たちの写真だけではなくて、お客様の写真も貼ってあります。





写真が膨大すぎるので、まだ少しずつアルバム作りをしているところですが、ページをめくる度にお客様と一緒に味わった感動が蘇ってきます。




本当に心から良いお仕事に巡り会えたと思っています。





そして、いつも初心に戻りながら、これからもお客様一人ひとりに全力投球してお世話していきたいと思います。
[PR]
by midorimartin | 2011-09-25 16:28 | 仕事あれこれ

ドイツ森よう便り「インスパイア」が連載開始しました☆

昨春、日本の森のようちえん全国ネットワークさんに森の幼稚園プロジェクトの件でお問い合わせさせて頂いたとき、彼らのウェブサイトにて私の連載コラムが掲載されればいいなあ〜なんて漠然と思っていたのですが、まさか本当に実現するなんて夢にも思っていませんでした。





連載コラムのタイトルは、【ドイツ森よう便り「インスパイア」】です。



http://blog.morinoyouchien.org/

/////

深い森の中にあるガウティング森の幼稚園



はじめまして。私、ドイツのミュンヘン在住の森ようツナギストこと、ゲッベルみどりと申します。「森ようツナギストって何ですか?」という声が聞こえてきそうなので、まずは簡単に私の自己紹介です。ドイツ滞在歴18年半、今年43歳になるワーキングマザーです。アニメおたくのドイツ人夫45歳と、大阪弁なまりの日本語とバイエルン弁なまりのドイツ語を話す娘9歳との三人家族です。ドイツ企業で中間管理職の会社員時代を経て、現在はフリーで仲介業やアプリのQA業を営んでおります。昨春、日本人の幼稚園の先生や保育士さんに森の幼稚園の実習先や視察先のコーディネート、つまり森の幼稚園と人をつなぐお仕事を始めました。だから私は「森ようツナギスト」なんです。

今までに何度も、そして幾つものミュンヘンの森の幼稚園に足を運んでおりまして、実習生や視察のお客様と共に、森の幼稚園の魅力を存分に味わってきました。森の幼稚園の魅力はたくさんありすぎて、一言では収まらないのですが、あえてキーワードとして挙げるならば、「自然との共存」、「自発性」、「五感への刺激」の3つに尽きると思います。

●自然との共存: 子供たちは、毎日自然の中で過ごしますので、ありのままの自然を受け止めることが無意識に定着していきます。大人が言葉で、「自然を大切にしましょう」と言わなくても、森の幼稚園での日々の活動から、理念が身体に染み通っていくのです。

●自発性: 子供たちは、日々森の中にいるので、境界線を体験的に知らなければなりません。例えば、チームワークが必要になる場面に遭遇したとき、どのような行動を取らなければならないのか。そんなとき、発言しなければ、自分が望んでいることをお友達に知らせることができません。必然的に自発性が備わっていく土台ができていきます。

●五感への刺激: 子供たちは、森や自然を見て聞いて臭って感じて味わうことから、知覚を活性化させることができます。私がなぜこんなにも、「また森の幼稚園に行きたい!!」って思うのか。それは、この五感への刺激があるからなんです。このことから、私の連載コラムのタイトルを「インスパイア」にさせて頂きました。つまり、森と自然は「(思想や感情を)吹き込む源」なのです。

さて、今回のコラムのタイトルである「深い森の中にあるガウティング森の幼稚園」について触れたいと思います。ガウティング森の幼稚園は、ミュンヘン西南部に位置し、2010年3月に私が人生で初めて訪れた森の幼稚園でもあります。雪深く、犬がいて、トナカイの毛皮が地面に敷かれ、温かそうな焚き火があります。丸太椅子に座っている子供たちや、絵本を見ている子供たちを先生が優しく見守っています。 バウバーゲン(コンテナタイプの園舎)のすぐ側で、談笑する園児のお父さんたちもいます。この写真を見ると、まるで中世の世界に入ったような初印象の記憶がいつでも蘇ってきます。

ある一人の幼稚園児のお母さんの言葉がとても素敵でした。

「私の長男も森の幼稚園に行ってました。彼は空を見るだけで、お天気の動きがわかるようになったんですよ。きっと森の幼稚園にいたときに、空を毎日観察していたからなんでしょうね〜」。

チロル出身で20年以上森の幼稚園で働くベテラン先生のお話も素敵でした。

「幼稚園時代は一番感性が豊かな時期であり、そのみずみずしい感性を森の幼稚園で磨くべきなのです。シンプルで何もない環境だからこそ、無駄なものは一切なく、自然の中で子供たちは体を使って五感も使って自発的に遊びながら学ぶことができるのです。これこそなにものにも代えられない教育の姿でもあります。例えば、私が落ち葉をホウキで集めていると、子供たちが集まってきて私を手伝ってくれます。手伝うことで、労働が楽しいことを学ぶのです。小学校に入ってからでは遅いのです」

これから定期的に、私が集めたドイツの森の幼稚園のエピソードを一枚の写真と共にお届けいたします。ご意見やご感想等を頂けましたらとても嬉しく思います(メールアドレスはmidori@japanication.de)。

/////
[PR]
by midorimartin | 2011-09-25 07:03 | コラム

ビジネスオクトーバーフェスト☆

森の幼稚園の視察後、お客様と私はオクトーバーフェストに繰り出すことにしました。




夕方5時頃、会場の最寄り駅に到着。なんと倒れ込んでいる女性の姿を見ました。




ドイツ人で秘書をしている友人からどこのテントが入りやすいのかを前もって聞いていたので、まずはレーベンブロイへ。しかし思ったよりもいっぱいで席が見つからず。


f0037258_639239.jpg





その向かいにあったパウラーナーへ。ここもKeine Chance。



f0037258_6383194.jpg




どうしようかと途方に暮れていると、前方から森の幼稚園の先生が。




思わず声をかけてしまい、一人だというので一緒に行動することに。




彼女が言うのには、ノスタルジックムードいっぱいの昔のオクトーバーフェストが楽しめる「Oide Wiesn」に行く方が良いというので、その通りにしたところ、すぐに席が見つかりました。




f0037258_6412387.jpg





吹奏楽の演奏が流れ、何とも心地よい感じです。




f0037258_6421334.jpg





お客様はまずは1リットルのビールとチキン。私は大根サラダを注文。ビールは先生と二人で1リットルを飲みました。





もう1つノスタルジックなテントに移動。その名も「美人の女王」。



f0037258_6434671.jpg





なんと中では美人の女王のコンテストが行われていて、1リットルのジョッキを手を前に伸ばして片手に持ち、キャベツをもう一つの片手で上に持ち上げるというもの。




勝利者は77歳の女性です。あっぱれですよね!




お客様はまた1リットルのビールを飲み、私と先生は1リットルを二人で飲みました。




その後、彼女が別のテントに行きたいというので、アウグスティーナーに移動。




うまい具合に潜り込むことができて、私たちはまたビールを飲み、ベンチとテーブルの上に立って、歌って踊って騒いでディスコ気分を味わいました。




まさにこれこそオクトーバーフェスト!!




お客様も大満足なご様子でした。




私は真夜中に家路に着き、ビジネスオクトーバーフェストは終了したのでした〜。
[PR]
by midorimartin | 2011-09-25 06:48 | 仕事あれこれ

【視察2日目】ポーイング森の幼稚園☆

視察2日目はポーイング森の幼稚園。第六期生が10月から3ヶ月間働かれる幼稚園でもあり、今回は初めての本格的な視察になりました。




いつものようにSバーンから降り立ち20分ほどかけて森の幼稚園を目指します。住宅街を抜けるととうもろこし畑が。




f0037258_61654.jpg






そして、ポーイングの森♪




f0037258_615273.jpg






畑には朝露に濡れたお花の姿が。とっても愛らしいです。



f0037258_623991.jpg





9時少し前に着き、先生との再会に喜び、9時になったので始まりの会が行われました。





この幼稚園では、月の植物や月の動物が決められ、子供たちは一ヶ月勉強し、その月の最後の日にはちゃんとお別れして、次の月に新しく勉強するシステムを取られています。




コンセプトがしっかりしているところがこの園の特徴です。





9月の動物がまだ決まっていなかったようで、この日に先生は子供たちと一緒に、9月の動物の当てっこゲームを行いました。




まずは何枚かの紙が地面に並べられました。



f0037258_65526.jpg





最初の絵では、その動物がどこに住んでいるのかが示されています。先生が指名した子供たちが絵をめくりました。




f0037258_665494.jpg





どうやらその動物は森の中に住んでいるようです。




次はその動物の天敵です。その次の絵はその動物が好きな食べ物です。




f0037258_675891.jpg





私は食べ物を見てリスかと思ったのですが、ネコはリスを食べないしなあ〜と、子供たちと同じようにドキドキしていました。




その次はその動物のフンで、最後はその動物の形が窓で開けるようになっていました。




f0037258_694251.jpg





耳の部分を見た子供の一人が「コウモリだ!」と叫びました。なるほど、コウモリの耳に似ているかもしれません。




答えは「森のネズミ(Waldmaus)」でした。




f0037258_611095.jpg





子供たちが9月の残りの期間でどんな風に森のネズミのことを勉強していくのか興味津々です。





始まりの会は、挨拶の歌、子供の人数数え、不在の子供の名前と理由から始まり、9月の動物の話の後は、終わりの歌を歌って終了です。





木のソファに座り、出入り口が狭いため、先生が名前を言った子供たちが順番に出て行って園舎に向かいます。




先生は子供たちに「リュックサックを持ってきてね〜。豚のソファでブロートツアイトをするよ〜」と言います。





豚のソファとは、木のソファのことなのですが、野生動物園の豚が飼育されているコーナーの側にあるからなのです。おもしろいネーミングですよね〜。




f0037258_616618.jpg






この幼稚園では食事をするときは静かに食べなければなりません。食事の後、誰が一番静かだったかを決めます。「ささやき姫」あるいは「ささやき王子」として子供たちは勲章をもらいます。




新しい楽器を発見しました。ココナッツでできています。



f0037258_618119.jpg





シーソーも新しくありました〜♪



f0037258_6185726.jpg





今日の課題作業は粘土で作る作品です。園舎のところに飾られていました。




f0037258_6201433.jpg






お客様と私もそれぞれ作品を作って幼稚園にプレゼントしてきました。




園舎の飾りはすっかり秋めいたものになっています。




f0037258_6211923.jpg






先生は陶芸家さんで家に焼き釜があるらしく、こちらは先生の作品のようです。



f0037258_6215969.jpg





私の好きなホオズキです。




f0037258_6223079.jpg






自由遊びを子供たちが楽しそうにしています。12時なったので、木のソファに集まって終わりの会が行われました。




歌を歌って、伝達ゲームもやりました。子供たちが順番にひそひそ声で一つの言葉を伝えていきます。最後の人がその言葉を当てるというものです。




お客様からからは「おはよう」と「さよなら」の日本語も飛び出し、ドイツ語と日本語の楽しい伝達ゲームになりました。




お昼ご飯はお母さんの手作りの美味しいラザニアとフルーツサラダでした。





園舎の中に子供たちが作った楽器ががありました。




f0037258_6264739.jpg






お昼ご飯の後は降園まで子供たちは自由遊びです。




先生が作ったという「森のメモリー」をやりました。




f0037258_6273816.jpg





森で発見できる木の実やキノコや植物等が2つずつあり布で覆いかぶさっています。




布を取ってペアを当てていくというゲームです。全部で32枚あって、なんと4人の子供が4組ずつ当てることができました。




「みんな勝利者だね〜♪」という先生の歓声でゲームが終了しました。




本当に楽しい一日になりました。お客様も大変喜んでくださったので本当に嬉しかったです。
[PR]
by midorimartin | 2011-09-25 06:30 | 日本の森の幼稚園

【視察1日目】ルードルフ・シュタイナー学校 自由ヴァルドルフ学校☆

今週の水曜日、視察のお客様をお連れして、いつも大変お世話になっているイスマニングのルードルフ・シュタイナー学校 自由ヴァルドルフ学校(Rudolf Steiner-Schule Freie Waldorfschule)を見学しました。





なんと今回で4度目の訪問になります。足を運ぶたびに、シュタイナー教育の魅力を肌で感じています。





● エポック授業 3年生 9歳から10歳 (8時10分から9時55分)



私の大好きなH先生のエポック授業です。聖母のような彼女を見ているだけで心が癒されます。




生徒数は約30名。心地よいグロッケンの響きで授業が始まります。先生が不在の子供を確認しています。自転車で転んだ女の子が一人いて今は自宅にいるという情報が入ってきました。





まずは季節のテーブルのロウソクに灯をともします。子供たちが手をあげて、先生が一人指名しました。




f0037258_126195.jpg





先生が鈴を鳴らすとみんなが立ってキョーツケをしています。朝の歌が始まりました。





そして、朝の挨拶です。指体操をしたり、手の体操をしたり、また指体操をしたり、リトミックを15分くらい行いました。





前後に足を動かしながら、文章を暗唱します。例えば、こんな感じです。




前向きに行くときに「Ich lerne gut」と言って、後ろ向きに行くときは「Gut lerne ich」と言います。他には、「Ich will schaffen」、「Schaffen will ich」、「Will ich werden」、「Ja, will ich」。





二人の子供が黒板の前に立って、自分の詩を朗読しました。






今週のエポック授業では「天地創造」の勉強をしているみたいで、この日は4日目の勉強でした。
まずは今まで勉強したことのおさらいをして、それから4日目の文章と絵を学びました。





文章はこんな感じです。




「Vierter Tag




Und Gott sprach:





Es sollen Lichter ergaenzen am Himmelsgewoelbe und





anzeigen des Jahres und des Tageslauf」




和訳しますと「4日目。神が言った。天空に光が灯されなければならない。そして一年と一日の動きを示さなければならない」になるでしょうか。




黒板絵は太陽と月と星の絵です。子供たちはまず黒板に書かれてある文字をエポックノートに書き取ります。文字の書き取りが終了した子供は黒板絵をエポックノートに描いて行きます。






子供たちが作業している間、先生は宿題を見て回っていました。




私が感心したのは先生の声かけのスタイルです。例えば「ここの部分は、ブロッククレヨンの先端部分ではなくて、側面を使ってもう少し丁寧に書いた方が良いわね。でも、とっても上手にできましたね」




最初に子供たちの絵や文字の補われるべき部分を伝えて、最後に褒めるのです。





先生はお客様と私に「どうぞ歩き回って子供たちの様子を見てください」と言ってくださいました。





子供たちによって、書く・描くスピードや、書き方・描き方が違うので大変参考になりました。




H先生のご配慮に感謝です。この文字と黒板絵の作業は45分くらい行われました。




f0037258_26885.jpg




できた子供たちが多くなってきたので、先生がグロッケンを2〜3回鳴らして、子供たちを落ち着かせ、「みんなできましたか〜?」と尋ねています。




そして、子供たちにノートを片付けさせて、席から立たせて軽くリトミックが行われました。





てんとう虫が頭や耳や腕や足に飛んでいきます。その様子を身体で表します。





その後、たて笛を吹くことになりました。新入生二人は学校から借りて、みんなで5分くらい吹きました。




まるで鳥のさえずりコンサートです♪





その後、着席して、先生が10分ほどお話を聞かせてくれました。スロベニア国王のお話です。




f0037258_252343.jpg





平和な時代が続いたスロベニアですが、国王が亡くなります。子供がいなかったため、跡をつぐ者がいず、ハンガリーがスロベニアを攻めました。スロベニアの国民は、亡くなった国王がまた戻ってくると信じます。そこに外国の王子がやってきました。「僕も一緒に国王を待ちます」と言って待つこと10年。「王様を探してくる」と言ってこの王子はでかけます。大きな森がありました。行けども行けども森ばかり。小さい道を発見してどんどん進んでいくと、壁のような大きな岩にぶつかりました。途方に暮れて眠ってしまい、目覚めると月が見えました。岩が急に開いて洞穴が現れました。月明かりの中、洞穴の道を進んで行くと、洞穴がどんどん狭くなっていきます。立ったまま眠っている騎士がいました。大きな部屋があり、光が見えます。また立ったまま眠っている騎士がいてまた大きな部屋が。そして、また立ったまま眠っている騎士がいて、もっと大きな部屋。その部屋はキラキラしていて、一番に置くに玉座があり、亡くなった王様が座っていました。王子が王様に「国民があなたを待っています」と伝えると、王様は王子の手に自分の手を重ねて言いました。
「あなたが王になってください。そして、国民に伝えてください。私のことは忘れなさい」と。
部屋を出ると、眠っていた騎士達が新しい王の前で膝まづいています。
スロベニアに戻って、王様から言われたことを国民に伝えると、国民は新王を歓迎し、ハンガリーを追い出し、スロベニアには再び平和が戻ったのでした。






先生が手をクロスして終わりの儀式をします。そして、この日は誕生日っ子がいたので、お誕生日の歌を歌って、みんなでケーキを食べました。私たちも頂きました♪




お客様からの質問で、先生が最後にお話された物語のレパートリーを尋ねると、「数えきれないほどあります。そして、今日のお話ですが、元のお話をその日の子供たちの様子を見ながらアレンジして伝えたものです」。





そして、「子供たちはお話の感想を言ったりする時間もあるのですか?」と尋ねると、「3年生はまだお話を聞いてすぐに反応ができません。まずは自分の頭の中の絵を解釈しなければならないからです。4年生からすぐに反応ができるようになりますので感想を聞いたりすることができます」




お客様は更に「森の中で絵本の読み聞かせをしているのですが、お話を聞かせる方がいいのでしょうか」。先生の答えは、「本は使わずに物語を伝える方がよいですね。子供の頭の中に絵を描かせるのです。本を使ってしまうと絵が固定されているのでそれができなくなってしまいます」





なかなか興味深い話に私は感動してしまいました。そして、「子供に自由に創作させる」。これこそがシュタイナー教育の極意なのではないかと思いました。





● 1時限目 音楽 6年生 12歳から13歳 10時15分から11時




生徒数は約30名。今まで私は12年生の音楽の授業ばかりを見学していたので今回6年生ということでどんな感じなのか興味津々でした。





ウォーミングアップとして手拍子して足踏みしました。たくさん組み合わせがあり、私たちも一緒にやりました。





そして、歌を歌いました。「Musiker ..... die Harmonie da」





今日のテーマは「Intervalle(音程。2つの音の高さの隔たりあるいは関係)」。





先生が黒板に「Prime(1度)」、「Sekunde(2度)」、「Terz(3度)」、「Quarte(4度)」、「Quinte(5度)」、「Sexte(6度)」、「Septine(7度)」、「Oktave(8度)」の音符を書いていきます。




子供たちはこの音符をノートに書いていかないといけないのですが、ノートを持って来ていない子供がいて、他の子供から紙を貸してもらっていました。



その後、先生が鉄琴を使って、1度から8度まで演奏し、子供にどれを弾いているのかを当てさせます。




組み合わせの勉強もしました。どの音程とどの音程を組み合わせればオクターブになるのかが問題です。




そこから先生は法則性も導いて行きます。つまり、その2つの音程はお互いに補いあってオクターブになるというものです。





先生は黒板に以下の文章を書きました。子供はノートに書き写しました。





Jeder Intervall wird durch ein anderes zur Oktave ergaenzt. Man nennt dies Ergaenzungsintervalle.

"Komplementaerintervall"
So ist z.B. das Komplemententaerintervall zur Quinte die Quarte.




和訳しますと「それぞれの音程に一つの他の音程が補われることによりオクターブになります。このことを補完音程と言います。例えば、5度の保管音程は4度です。





先生から指名された子供たちも鉄琴を叩きます。先生は「1度を演奏しなさい」とか「2度を演奏しなさい」と言って、子供たちはトライします。そして、他の子供たちには正しいか間違っているかを考えさせます。




なかなか良い授業内容だったと思うのですが、なぜだか子供たちは最初と最後であまり落ち着きがなく、先生が「ゲストがいるのに恥ずかしい目に合った。こんなことが続くようだと考えなければならない」と言って怒っていらっしゃいました。





ちゃんと活を入れるときは活を入れられている姿が素晴らしいと私は思いました。





● 2時限目 フランス語 3年生 9歳から10歳 11時5分から11時50分




生徒数は14名。毎回、フランス語は見学させて頂いているので顔なじみの先生です。





挨拶 → 歌 → 子供の数を数える → 不在の子供の名前を言う 、、、これらのことがすべてフランス語で行われていきます。





そして、職業の名前を言って、子供たちは一人ひとり自分の職業を決めていきました。





パン屋、家具職人、靴屋、彫金師、、、、フランス語の説明だけだと想像しにくいのですが、時々ドイツ語でも先生がおっしゃってくださるので私も授業についていくことができました。




また、一度決めた職業を違うのがしたいと交換する子供が何名かいたのでおもしろかったです。





先生が私に「ギリシャ人の女の子がいて、ドイツ語と英語とフランス語がわからないのでちょっと大変なんだよ」と話しかけられました。




それでも、先生は平等にその女の子にも当てて、ゲームをしていきます。




まずは「数字当てゲーム」。黒板の裏に先生が数字を書いて、黒板の扉を閉じました。




子供たちは数字を言います。先生はその数字を黒板に書いて、その数字よりも大きい場合は「+」、小さい場合は「−」を書き込みます。




フランス語で数字を言わなければならず、なおかつ数字も当てないといけないので、子供たちは集中してなおかつゲーム感覚で授業に取り組んでいます。グッドアイデアだと思いました!




2つめのゲームは、四人の子供が前に出て、残りの子供は親指を挙げて目を閉じます。



4人の子供が、目を閉じている4人の子供の親指を引っ張ります。親指を引っ張られた子供は、どの子供が自分の指を引っ張ったのか当てなければなりません。




当たった場合、その子と交代して前に行きます。このゲームも、もちろんフランス語で「○○君(あるいは○○ちゃん)が触った?」と質問しなければならず、答える方も「ウイ」とか「ノン」とか言って文章で答えなければなりません。




遊んで楽しみながらフランス語を覚えて行く方法にとても好感が持てました。




最後は終わりの歌を歌って終了です。





f0037258_57273.jpg




● 3時限目 英語 5年生 11歳から12歳 11時55分から12時40分



生徒数19名。歌を歌います。「leave out」という言葉を使って、その歌のどこのフレーズを言わないのかを決めます。





英語の文法を身体を使って学びます。英語の現在形は手を肩に。英語の過去形は手を重ねる。英語の現在完了系はキョーツケの姿勢。ドイツ語は片足を上げる。




例えばこんな感じ。to see, saw, has seen, sehen。




動作をつけながらどんどん覚えていきます。




この日は不規則動詞を子供たちは学びました。先生が黒板に英語とドイツ語を書いていきます。





先生は、最初に sing - sang - sung と言って、子供たちに発音が明るくなっていくのか、暗くなっていくのかを尋ねました。子供たちは「暗くなっていく」と答えました。








to begin - began - has begun - beginnen, anfangen



to spring - sprang - has sprung - (ploetzlich) springen


to sing - sang - has sung - singen



to ring - rang - has rung - laeuten, anrufen



to swim - swam - has swum - schwimmen




to drink - drank - has drunk - trinken




子供たちはノートに書き写すときに、先生に「toばかりを書いて、次に英語の現在形のみを書いてもいいですか?」と尋ねます。つまり、縦書きです。先生は「後でノートを見てちゃんとグループ分けになっているのであれば構わない」と答えました。




私が観察した限りでは、男の子の多くがこの縦書きの方法で書いていたように思います。子供たちの発想はすごいですね〜。






その後、「今日」と「昨日」と「明日」の文章を身体を使ってまた言っていきます。




例えば、手を肩に置いて「Today I swim in the sea」。指を後ろにして「Yesterday I swam in the sea」。指を前にして「Tomorrow I will swim in the sea」。







「Hazy Mountain」の教科書の最初の2ページを一行ずつ子供たちが読んでいきました。






私はお客様に時々和訳していたのですが、それを私たちがおしゃべりしていると思われてしまい、先生にはご迷惑をおかけしてしまいました。あとで誤解だったということがHさんのおかげでご理解頂けたようですが、次回からは授業の様子を見ながら、通訳は最小限に行われなければならないと肝に銘じました。




● 4時限目 オイリュトミー 10年生 16歳から17歳 12時45分から13時半




生徒数15名。高学年の生徒ということもあり、私たちが今日なぜいるのかについて少し説明しなければなりませんでした。




その後、手を後ろに組んで前後に動いたり、2列になって左右に動いたりして、子供たちはまずは練習。




その後、先生の指導で、形を作って行きます。四人ずつに分かれたり、一人ずつ順番に出たり、星形を作ったり、交互に動いたり、、、。静かになったり、荒々しくなったり、ピアノに合わせて子供たちは先生の意図を理解しながら、激しい動きと静かな動きを表現していかなければなりません。





男の子が4名、オイリュトミーシューズを忘れてしまっていたようで、時々床で滑ってました。




オイリュトミーの授業はほとんど毎回見学させて頂いていて、深い授業に感動しています。




「身体を使って表現し、一人ひとりバラバラなのにチームワークで演技してハーモニーが生まれることに感動しました」というお客様の感想を先生にお伝えしました。先生は喜んでくださいました。





お昼休みはカフェテリアで頂きました。とってもおいしいミートスパとデザート♪




アレンジしてくださったHさんと一緒にお食事できたので、本当に有意義な時間になりました(Hさん、毎回時間割をアレンジしてくださって本当にありがとうございます!)





f0037258_551589.jpg




● 5時限目 園芸 7年生 13歳から14歳 14時15分から15時半





生徒数は約10名。こちらも高学年だったため、私はまたまたお客様の自己紹介をしました。





この日は2週間に1度行われる野良仕事の日で、先生がまずは女の子二人に「ハウスマイスターさんのところに行って芝刈り機を借りてきなさい」と言って、次に男の子一人に「ホウキを使って教室を掃除しなさい」と言い、最後は残った子供たちに「2つのグループに分かれて雑草抜きをしなさい」と仕事の指示をしました。





雑草とは外来種のことで、200年から300年前にインドから来たSpringkraut(ホウセンカ)。種が多いので時々引き抜かないといけないそうな。





みんな適度にさぼりながらもちゃんと作業をやってました。なかなかエラいと思いました!





先生も子供たちのそんな様子を温かく見守っている感じです。私たちにも「こんな作業をしているところを見て楽しいですか?」と声をかけてくださり本当にご配慮ある先生だなあって思いました。






私が先生に「野良仕事も授業の一環なのですか?」と尋ねると、「この農園は子供たちが全部自分たちで作ったものです。お世話することで良い収穫ができます。そのことを子供たちは知らなければなりません」。





まさにそのとおりです。馬フンが肥やしとして撒かれていました。馬フンはドイツ語では「Pferdeaepfel」というのです。直訳すると「馬のリンゴ」です。おもしろいですよね〜。





先生は蜂蜜作りの装置をピカピカに磨いていました。



f0037258_563399.jpg





今回もまた収穫がたくさんあった視察になりました〜♪




Sバーンの駅まで歩いて帰ったのですが、お客様がシュタイナー学校のすぐ側の川を見て「これは近自然河川工法ですね」と言われました。




私はそんな名前を全然知りませんでしたので、教えてくださったお客様に大感謝です。




f0037258_5264829.jpg

[PR]
by midorimartin | 2011-09-25 05:44 | シュタイナー教育