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シュタイナー幼稚園を訪問しました

11月26日、Ismaningのヴァルドルフ幼稚園(Waldorf Kindergarten)を訪問しました。





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11月にシュタイナー学校を視察させて頂いた際に、お世話になったオイリュトミー授業のピアノ伴奏を担当されている日本人女性がいて、その先生にお願いして、園長先生に話を通して頂いたいので訪問が実現しました(H先生、ありがとうございます!)。





雪がちらつく中、Ismaning駅から15分ほど散歩して、幼稚園に着いたのが8時半。



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来年の9月以降に、シュタイナー学校の側に園舎が移転するそうで、今はレストランだった場所を園舎として使われています。



この園舎には、年少グループだけがいました。園舎移転後は、3つのグループ(保育園、幼稚園年少、幼稚園年長)になるそうです。





登園していた子供たちは、ダイニングルームでお絵かきをしたり、教室で自由遊びをしていました。





そして、人形劇をしている子供たちもいたのです。





園長先生が歌を歌います。その歌詞に合わせて、子供たちが人形を使って演技をします。そうです、即興劇です。





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劇をしている間、劇を見ている子供たちもいれば、自由遊びを続けている子供たちもいました。





9時から、オイリュトミーの時間です。オイリュトミーの先生が来ました。




オイリュトミーをするために、劇に使っていたテーブルやイス等を、先生が歌を歌いながら片付けていきます。




そして、輪になって座れるように、歌を歌いながら、イスを並べていきます。




私も一緒にイスに座り、朝の挨拶を歌と指を使って行いました。




一人の子供が、オイリュトミーシューズを配ります。




子供は受け取ると、上靴からオイリュトミーシューズに履き替えます。できない子供は先生が手伝います。




その後、保護者が作ったオイリュトミー衣装を着ます。




二人の子供が衣装を持つ係りで、先生が一人ずつ名前を読んで、「Guten Morgen Midori」と声かけをして、先生は子供たちにオイリュトミー衣装を着せます。




淡い色のゆるめのスモッグようのような衣服を想像してみてください。




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先生と子供たちは手をつないで列になり、歌いながら、オイリュトミーをする場所に行きます。






なんと、私もゲスト用のオイリュトミーシューズを着用して、オイリュトミーを初体験しました!





森の中で小人が巨人に出逢うお話で、先生の動作を真似ながら、くるくる回ります。



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リトミックのような感じなのですが、ストーリーがあるので演技をしているような感覚にもなるし、先生の歌声や踊りが柔らかいので、オイリュトミーの世界にすっと入れました。





子供たちはまだ小さいので、一緒に踊れていない子供もいましたが、こうやって幼稚園のときから耳と心で学んで、独自のオイリュトミーが形成されていくのかもしれないと思いました。





10分から15分後、また手をつないで歌を歌いながら列を組んで、席に戻りました。




最後に、「Auf Wiedersehen Liebe Midori」と先生が子供一人ずつに声かけをして、子供たちも「先生さようなら」と答えていました。




列を組んだときの配置で席に座りますので、自分の席にまた戻らなければなりません。




先生が、「今日は誰がZauberspruch(魔法の言葉)を言うの?」と尋ねて、係りの子供が「Hexe, Hexe」と呪文を唱えて、子供たちは自分の席に戻り、靴を履き替えます。





係りの子供たちが今度はオイリュトミーシューズを集めていきます。




そのときも、「Schuhster」という歌を歌って集めます。




その後、「Waschfrauen kommen」と歌って、オイリュトミー衣装を脱いでたたむ作業をします。できない子供は先生が手伝います。



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本当にいろんな係りがあってびっくりしました。園長先生はこう言います。




「子供たちは仕事をしたがっているの。それは、自分の価値(Selbstwert)を見出せることにもつながるからなのですよ」





私は森の幼稚園と通じるものがあるなあと思いました。森の幼稚園の先生も私に、「子供たちが先生がすることを真似て仕事をして社会の役割を知るのです」と言ったことを思いだしたからです。





子供たちが仕事を通して学ぶ目的の意義が少し違いますが、子供が役割を持つことが成長に良いという教えは一緒だと思いました。





10時30分くらいから、Brotzeit(朝食と昼食の間の食事)が始まります。




幼稚園がフルーツ入りのミュースリを提供します。



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歌を歌って、お祈りをして、食事しました。




食事の後は、外遊びです。園舎に隣接している公園で子供たちは遊びます。





この日は雪が積もりましたので、子供たちは小さいスコップを持って大はしゃぎで遊んでいました。




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園長先生は、韓国人がシュタイナー学校を作られるときに協力されたそうで、6回くらいトレーニングのため韓国を訪れたそうです。



そのためアジア人に非常に好意的で、インターンシップの話を受け入れてくれたのだと思います。




インターンシップは既に参加者が決まっています。私もできるだけ幼稚園の行事に参加して、日本人実習生をお助けすることになっています。




今から季節の行事を通して、先生や子供たちにまた会えるのが待ち遠しいです。
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by midorimartin | 2010-11-27 13:04 | シュタイナー教育

モンテッソーリ幼稚園を訪問しました

11月24日、ドイツ人ママだちがお子さんをモンテッソーリの小学校に行かせている関係から、良さそうなモンテッソーリ幼稚園を紹介してもらいました。



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なんと、家から徒歩で行ける範囲内。行きはバスで行って、帰りは歩いて帰りました。





訪問の目的は、日本人向けの視察ツアーのプログラムに組み入れることと、インターンシップが可能かどうか尋ねること。






結果はと言いますと、どちらもOKになりました~。






この幼稚園は、正統なモンテッソーリ幼稚園ではなくて、モンテッソーリ教育に則って保育をされている幼稚園です。





そして、「Montessori Landesverband Bayern e.V.(バイエルン州モンテッソーリ協会)」のモンテッソーリ幼稚園リストにも掲載されています。リンクはこちら→ http://www.montessoribayern.de/projekt01/





この幼稚園の特徴がもう一つあります。それは、Integrationskinderがいること。つまり、心や身体に障害を持っている子供も何人かいて、週に一回セラピストによりセラピーを受けています。




私はたまたま、セラピー後のお部屋を見せてもらって、セラピストのお話も聞くことができました。




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セラピーのお部屋には、たくさんのフィギュアと砂が敷き詰められた箱庭がありました。



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「今日の子どもは、牛と馬をたくさん並べて、子牛を砂山の中に隠して私にこう言ったの。この子牛が自分だって。これはすごい進歩なのよ」




これは私の想像になりますが、きっと心になんらかの障害を持つ子供が、まずは自分を認識することが、解決の糸口になるのかもしれません。





この幼稚園は、3世帯が住める3階建ての家が改造されて作られたもので、3階にリラックスルームとセラピールームとセクレタリールームとモンテッソーリ教具部屋があり、2階には年少のグループ、1階には年長のグループ、地下室にもドゥー・イット・ユワセルフ・ルームやフィットネスルームがあり、子供たちがとても快適に過ごせるようになっています。





2階と1階には、ダイニングルームもあります。




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2グループが存在し、ドイツでよくある3歳から6歳まで一緒ではなくて、年少と年長に分かれています。1グループ18名までで、そのうち5名が、障害を持つ子供たちです。




一番関心したのは、障害を持つ子供とそうでない子供が衝突したときに、引き離して障害を持つ子供を落ち着かせるための小さいお部屋があること。




小さい空間がたくさんあることにより、一時的に他と遮断できるので、子供に平常心を取り戻させるための工夫がされているなあと感じました。





アメリカ人の実習生もいるので、日本人の実習生の受け入れに対してもオープンだったのかもしれません。しかし、障害を持つ子供が何人かいるので、ドイツ語レベルは中級以上が必須になります。




本格的にモンテッソーリ教育を学びたい、様々な子供の保育をしたいというチャレンジ精神旺盛な方には、絶対オススメの幼稚園です。




モンテッソーリ教育の素晴らしいところは、子供の自主性に任せて保育をするところ。





そして、そのことにより、「絶対的な集中力(Absolute Konzentraion)」がつくこと。





子供が何かを集中してやっているとき、絶対に邪魔をしないように見守るのが鉄則だそうです。




そうすることにより、子供は「動機づけ(Motivation)」を学ぶことができます。





また、正統なモンテッソーリ幼稚園でない理由としては、次々にモンテッソーリ教具を使って保育するのではなくて、少ない教材を用いることにより、子供たちを長く観察することが可能になるので、子供たちの脳にとっても良いのだそうです。




それは脳細胞に、「これは自分に必要なの?」、「これは自分には必要ではないの?」と働きかけることができるからだそうです。





8時から9時の間に子供たちは登園します。Gardrobe(服を着替えたり、靴を履き替えたりする場所)が階段の狭い廊下にあるので、先生が毎朝子供を園の外で出迎えて、子供は一人で園の中に入ります。




自分でコートや帽子をかけて、上靴に履き替えるのです。15時にお迎えです。




週に一回は、ミニバスに乗って、近くの森にも出かけます。





ここで、提携先の森の幼稚園の先生がモンテッソーリ教育を保育に導入していることと関連性が出てきました。





だって、このモンテッソーリ幼稚園は、森での保育も行っているからなのです。おもしろい類似点ですよね~。





園長先生から見せて頂いたモンテッソーリ教具をいくつか紹介したいと思います。






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0から9までの数の棒を数え学べる教具。森の幼稚園でも使われていました。




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三項四季の立方体。立方体と直方体の計27個を積んでいき、(a+b+c)の三乗の公式を感覚的に学べる教具。初めて見ました!




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円柱さしセット。形を学び、指を動かすことにより、鉛筆を持つ力も養います。森の幼稚園にも似たようなものがありました。



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ボタンの留め外しを学ぶ教具。モンテッソーリ教育は、算数や言語だけではなくて、日常生活を学ぶことも重要で、年少グループの子供たちはこの教材でボタンを留めたり外したりすることを学びます。




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色棒ビーズセット。1から10までのビーズがそれぞれ一まとめになっていて数が学べる教具。





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1から10までを並べるとこんな感じです。



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園長先生も他の先生方も素晴らしくて、子供たちも生き生きと学んでいました。




また、先生や子供たちに会いたいです。
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by midorimartin | 2010-11-27 12:19 | モンテッソーリ教育

鉄は熱いうちに打て!

先週の視察ツアーが終了したのもつかの間、思いっきり仕事に追われています。





本来ならゆっくりのんびり温泉にでもつかって鋭気を養いたいところなのですが仕事が私を追いかけてきます。





森の幼稚園インターンシップのコーディネートを開始してから、今までになんと15件問合せがありまして、そのうち2件プロジェクトとして成功し、今3件目が現在進行形です。





そして、有力な案件が更に2件あり、新しい森の幼稚園探し、宿泊先探し、新しいプロジェクトのアイデア探し等、探す仕事が山のようにあります。





「鉄は熱いうちに打て!」という諺がありますが、ビジネスにおいてもモットーとして使える言葉であり、今週はその言葉どおりに実践しました。





つまり、相手に記憶が残っている間にセールストークで相手の心を掴むというもの。





私は20歳から22歳まで、証券会社の証券レディとしてセールストークを研修先で学び、会社で実践し、何人もの新規客を獲得してきました。





そのときの経験がまさに今、実習先や視察先を見つけるときに大いに役立っています。





来週、モンテッソーリ幼稚園とシュタイナー幼稚園にそれぞれアポが取れたので、顔合わせと打ち合わせのため訪れる予定です。




また新しい世界が開けることが嬉しくて、わくわくしています。






一番嬉しいのは、子供たちの学ぶ姿が見られること。





先週はシュタイナー学校の視察の際に7歳から19歳までの子供たちに会い、森の幼稚園の視察の際に2歳から6歳までの子供たちに会いました。





つまり、2歳から19歳までを垣間見たことになります。





すっごく刺激的でした! そんな体験がまたできるんだと思うと本当に嬉しくなってくるのです。





私はコーディネートする視察ツアーをお客様に満足してもらいたいという気持ちを一番に持っていますが、お客様と一緒の時間を共有して楽しみたいとも思っています。





自分が楽しめる仕事を見つけられた喜びに浸っています。




私のもう一つの事業であるiPhoneアプリ及びiPadアプリのテストも楽しいからやっています。





仕事だから単にプレイするわけではなくて、いろんな角度から徹底的にアプリの真髄を見つめる作業をしなければならず、それが自分の資質が問われる瞬間であり、挑戦している自分を感じられます。




そして、バグを見つけて、使い勝手が良くなるように提案して、アプリの質が上がっていく姿を見るのが最高に楽しいです!





私の二大事業である「ドイツ教育関連施設のインターンシップと視察ツアー」と「iPhoneアプリ及びiPadアプリのテスト」は、今後もどんどんやってくつもりです。
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by midorimartin | 2010-11-19 14:37 | 仕事あれこれ

ノイシュバンシュタイン城に行ってきました~★

先週の土曜日、視察ツアーの有終の美を飾るために、みんなでノイシュバンシュタイン城に行ってきました!



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日ごろの行いがよかったのか、超がつくくらい快晴で、気温も高く、本当に美しいお城を堪能することができました。




湖がとっても美しくて本当にうっとりしてしまいました。




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白鳥のお城と言われているので、白鳥の写真もパチリ。



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そして、朝10時に着いて見上げたノイシュバンシュタイン城が自然の光のスポットライトを浴び本当に神秘的でした。





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初めてバイエルンチケットを使って4名で行ったのですが、ちゃんと座れて快適でお得で、お城の入場券も予約していたのですぐに発券もしてもらえたし言うことなし。






と思いきや、ホーエンシュバンガウ城を見てから、ノイシュバンシュタイン城を見るまでの時間が短くて、レストランに入ったのはいいもののゆっくり食事する間がなくなってしまい、お客様には娘を連れて先にレストランを出てもらう羽目に。



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夫と私も食事を終えてからノイシュバンシュタイン城に向かってもうあきらめていたところなんと入場することができたのです!




お城の中でお客様と娘に再会し、とっても波乱万丈なお城めぐりでした!
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by midorimartin | 2010-11-15 23:53

ドイツ教育視察関連視察ツアーを終えて

今回のお客様は日本の大学で教育学と環境学を勉強されている大学生。





「ドイツの環境教育と森の幼稚園とシュタイナー学校を見学してみたいです」というリクエストを受けて、オーダーメードで個人視察ツアーをコーディネートしました。





森の幼稚園以外は、ゼロからのコンタクトでしたのでうまくいくかどうかちょっと心配だったのですが、アポ取りもスムーズに行き、成功するような予感がしていました。






お客さまには、今回は特別に私の家に9泊して頂いたので、コーディネートと通訳と宿泊のお世話が同時進行になってしまい、ご満足頂けたのかどうか心配だったのですが、お客さまから、「今回の視察旅行は大満足でした!!」というお褒めの言葉を頂きほっとしています。





お客様が感じが良くて本当に思慮深い方でしたので、一緒に視察をしてとっても楽しい5日間を過ごすことができました。




夫と娘と娘のお世話を5日間ぶっとおしでしてくれたシッターさんにも大感謝です。






みんなの協力があってこそ成功した視察ツアーだと思います♪






ここで、今回の五日間の視察ツアーを振り返ってみたいと思います。






● 一日目は、ドイツの環境教育の視察ということで、交通ショーとグリーンシティを訪問。





● 二日目は、ルードルフ・シュタイナー学校 自由ヴァルドルフ学校を訪問。




● 三日目、四日目、五日目は、森の幼稚園を訪問。






それぞれの視察先の良いところをたくさん観察して、スポンジのように吸収できたので、今私の心の中には新たなエネルギーが充満しています。





グリーンシティもシュタイナー学校も森の幼稚園も、それぞれの担当者や先生から、「またいつでも来てくださいね~」と言ってもらい、とってもとっても感激しています。





ドイツの環境教育については、グリーンシティだけではなくて、エコセンターにもコンタクトがあるので、今後はエコ関連のツアーができないものかと考えています。





また、シュタイナー幼稚園でのインターンシップと視察も可能性がでてきたので、新しいプログラムとして盛り込むことができるかもしれません。





モンテッソーリ幼稚園の情報も今回の視察先から得ることができのたで、もしかしたら、モンテッソーリ幼稚園の視察やインターンシップもプログラムとして提供することができるかもしれません。






視察先でドイツの教育の生の現場を、心と目と耳と手と鼻と身体全体で感じ取り、人とのコミュニケーションから情報を得て、更なるネットワークにつながりそうです。






リンクがリンクを呼ぶ ・・・ そんな感じです。




次のプロジェクトへの足がかりがいくつもできたことと、また今回視察させて頂いたところに再び行ける可能性があるという喜びもあり、私は満足感でいっぱいです。






最後に、私が考える、シュタイナー、モンテッソーリ、森の幼稚園の総合的なキーワードは、
「五感」と「自由」。




それぞれの思想に違いがあっても、子供に対する視線や教育は、根本的に一緒なのではないかと思っています。





そして、今後もお客さまと一緒に、もっとももっとドイツの幼稚園や小学校で行われている様々な教育メソッドについて学んでいきたいです。
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by midorimartin | 2010-11-14 16:02 | 仕事あれこれ

【ドイツ教育関連視察ツアー】森の幼稚園の続き

ドイツの教育関連視察ツアーの四日目と五日目。





四日目は秋晴れでとっても美しい天気だったのですが、五日目は嵐でした。





でも、今回の視察ツアーはお天気に本当に恵まれたように思います。






朝、ある子供のお父さんからこんな話を聞かされました。




「僕は脳の研究をしているのだけど、脳研究からいくと、モンテッソーリが一番で、シュタイナーは
二番なんだよ。ポジティブな刺激を与えることが子供の教育にとっては最重要なことなんです」






はっきり言って目からウロコ。シュタイナーに対する一般的な概念として、賛否両論がきっちり存在するのだなあと改めて実感した次第。




この日は「聖人マーティンの日」で、子供たちが提灯行列をして、聖人マーティンがした偉業を称えて歌を歌います。





森の幼稚園の子供たちも、2つのグループに分かれて、夕方に行われる聖人マーティンの劇のゲネプロを見せてくれました。





主役の聖人マーティンと、マーティンを乗せる馬の役と、聖人マーティンからマントをもらう乞食の役が大人気で、先生は「誰にしようかな、神様の言うとおり」のドイツ語版の節に合わせて配役を決めていきます。





他にも、町の門や、聖人マーティンのマントを支える役や、乞食を見て何もしない町民の役がありました。





みんなの愛らしい劇の練習を微笑ましく観劇した後、みんなで森に出発です。





この日は週に一回ある英語のレッスンの日でもありました。






10時過ぎに森に着いて、みんなで遊び、遅めの朝食を取ってから、11時にカナダ人の英語の先生がやってきました。






ドイツ語を交えながら、「ママ」、「パパ」、「赤ちゃん」、「娘」、「息子」、「おじいちゃん」、「おばあちゃん」という言葉を学習してから、ゲームに入ります。






家の中に、キッズルーム、リビングルーム、バスルーム等があり、家族の誰かがそれぞれの部屋に存在します。






子供たちは2チームに分かれて、相手チームの家族の部屋割りを当てたら勝ちというものでした。





どおりで、初日に子供たちが自己紹介したときに、「マイ ネーム イズ …」と自発的にみんな英語で言うことができたわけです。





英語のレッスンは、11時から11時30分までと、11時30分から12時までの2回レッスンで、5人ずつ英語を学びたい子供たちが交代に楽しく勉強していました。






この日の帰りも、三歳児たちの中にぐずる子供がいて、途中何度も足を留める場面があり、幼稚園の先生のご苦労を感じました。





幼稚園にて昼食を頂き、この日の視察は終了しました。




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五日目は雨降りで嵐だったため、森に行かず、コンテナの園舎で過ごすことになりました。







朝の会も2つの園舎の間にある屋根つきスペースで行い、みんなで「嵐とは何か」という話をしました。






そのあと、防寒服を脱ぎ、園舎に入りました。みんなで自由遊びをしながら楽しい時間を過ごします。




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モンテッソーリの様式を取り入れた知育玩具や知育ゲームがいくつかあったので感心しました。






先生のお一人が以前、モンテッソーリの幼稚園で働いていたらしく、彼女は森の幼稚園でも積極的に取り入れています。






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量りがありました。




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箱の内側に仕切りがあり、それぞれの仕切りに「0」から「11」までの数字が書いてあります。





大きい仕切りの中にはコルクのようなものが66個あり、子供たちが仕切りの中に正しい数字のコルクを入れれば、大きい仕切りの中のコルクがなくなるという、モンテッソーリ様式を取り入れた数字ゲームです。





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八の字の形をしたクマのレールにビー玉を転がせて、目でビー玉の動きを追い、脳の右半分と左半分を同時に使うことを目的として知育ゲームです。






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丸や三角や四角や長方形の形をしたオブジェを使ったモンテッソーリの知育ゲーム。丸い取っ手をつかみ上に持ち上げることにより、鉛筆を持つ力を養い、同じ形をした穴に再びはめ込むことのより形を認識します。





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アルファベットを学習するためのモンテッソーリの知育ゲーム。「A」の引き出しを開くと、「Auto(車)」が入っていて、子供たちは「Auto」という言葉を聞いて「A」から始まることを知り、「A」の引き出しに再び車を入れます。




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私にとって、三日間の森の幼稚園の視察の同行は、本当に充実していて、子供たちともすっかり仲良くなり、名前もだいたい覚えてしまいました。







また子供たちに会いたいです!
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by midorimartin | 2010-11-14 15:34 | ドイツの森の幼稚園

【ドイツ教育関連視察ツアー】森の幼稚園を訪れました

ドイツの教育関連視察ツアー三日目。






ミュンヘンの北部で、UntermenzingとMoosachの間に位置し、Angerloheという森のすぐ側にある森の幼稚園を訪れました。







私のことを覚えてくれている子供がいたのでとても感激しました。









園舎は住宅の中にあります。プレイグループ用と幼稚園用に2つ、物置が1つあります。





まずは9時から始まる朝の会(Morgenkreis)に参加。







子供たちは日めくりカレンダーで日にちや曜日を覚え、子供の人数を数えて数字を覚えます。





みんなで一緒に行き先を決めて、遅めの朝食(Brotzeit)をグループで取るのか、全員で取るのかも決めます。





森に出発は9時30分くらい。10時ごろ森に着き、自由遊び。


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子供たちは、インディアンの家で遊んだり、工具を使って木工細工をしたり、縄遊びをしたりします。



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興味深いのは、一本の木の枝が、ピストルやハンディー等、何通りにも遊べちゃうこと。






インディアンの家の側で、木の枝を何本も重ねてキャンプファイヤーを作ったり、曲がってちょうど座れるくらいの木にまたがり飛行機ごっこをしたり、子供たちの創造性の豊かさに感銘を受けました。





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10時30分ごろになると先生が「インディアンの叫び」をして、みんなで遅めの朝食。





そのあとまた自由遊びをして、12時ごろ先生がまた「インディアンの叫び」をして、子供たちを集めて園舎に戻りました。





今日は3歳の男の子や女の子がぐずってしまい、帰る途中で泣く子が何人かいて、先生の行動を観察していたところ、「xx君、後ろの先生のところに行きなさい」と言って、その子が先生のところに行くまでみんなで待ったりしました。





おとなしく待つ姿に感動。教育の賜物ですよね。





途中もたついたので、13時ごろ園舎に着いて昼食。





みんなの愛らしい姿に癒され、温かく迎え入れてくれたことにも感謝し、明日またみんなに会えることが楽しみです♪
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by midorimartin | 2010-11-11 08:23 | ドイツの森の幼稚園

【ドイツ教育関連視察ツアー】ルードルフ・シュタイナー学校 自由ヴァルドルフ学校を視察しました

ドイツの教育関連視察ツアー二日目。






イスマニング(Ismaning)にある「ルードルフ・シュタイナー学校 自由ヴァルドルフ学校(Rudolf Steiner-Schule Freie Waldorfschule)」を訪問しました。



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私は今までシュタイナー教育とは縁のない生活を送っていましたので、見るもの聞くもの感じるものがすべて新しい世界でした。






● エポック授業 2年生 7歳から8歳 (8時10分から9時55分)





淡い日差しと先生が鳴らす鉄琴の響きと子供たちのエポックノートの色使い。





これだけで私は柔らかな光に包まれながら子供たちと一緒に授業を受けている気分になりました。




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先生は、鉄琴を優しく鳴らして、子供たちを集中させます。





授業中、子供たちが騒がしくなってくると、鉄琴を鳴らして落ち着かせていました。





祭壇のような四季の飾りもの(Jahreszeitentisch)の上にあるローソクに火を灯し、先生の机の上のローソクにも火を灯します。




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太陽、星、水の歌を歌い、最後に妖精が出てきました。先生の優しい指使いを見て、妖精が本当にいるようだと思いました。





丸い列を組んで、机の周りを、前後に回りながら、数字の勉強をします。






例えば、「3の位の数字が来たら足踏みしましょう」






その後、先生が音読する文章問題に入ります。






例えば、「私は8個のどんぐりを持っていました。今は6個持っています。リスさんは何個持って行ったでしょうか?」








子供たちは集中して聞きながら答えの数字を考えます。






答えは子供たちに言わせるのではなくて、胸の前で正解の数字を指で作らせます。





そして、黒板を軽くノックして数字を当てさせ、足し算と引き算を勉強します。






例えば、右側の黒板を3回不定期にノックして、左側の「+」と書かれてある黒板を4回不定期にノックして、「3+4=7」という数字を導きださせます。





その後、子供たちは、黒板に書かれた月の絵と数式を、エポックノートに写します。






新しく習う数式の横には、赤い花が描かれていて、その花も子供たちはノートに写し取ります。






そして、子供たちはクレヨンを使って思い思いに数字と答えを書き込んでいきます。






45分間、算数の勉強をした後、詩の朗読時間に入ります。






三人の子供たちが、先生からもらった自分の詩を暗記して読み上げます。





この日は火曜日生まれの子供の番でした。





30分後、再び歌を歌って「Brotzeit」の時間になりました。






歌で始まって、歌で終わるエポック授業。身体を使って算数を学ぶ姿にとても驚きました。






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20分の休憩時間に行くとき、先生は一人ひとり子供の名前を呼び、教室のドア前でお見送りします。




子供たち一人ひとりを先生がちゃんと見ているという姿が印象に残りました。






● 1限目 オイリュトミー 6年生 12歳から13歳(10:15 - 11:00)




オイリュトミーシューズをはいて、つま先を動かし、前に数歩、後ろに数歩、動いてウオーミングアップします。





子供たちは、ピアノのテンポに合わせて輪になって踊ったり、16歩横に動いたり、交差したりします。





子供たちは、先生が読み上げるゲーテの詩と、ピアノの音とテンポ、ホワイトボードに書かれてあるステップに注意しながら踊ります。





オイリュトミーは、先生の指示に従いながらも、音楽に合わせてシステマチックに身体を動かさなければならないので、ハードな運動だと感じました。





そして、オイリュトミーのピアノ伴奏者の方は、先生の指示を忠実に守りながらも、ピアノのテクニックが要求されるので、質の高いお仕事がだなあと思いました。





オイリュトミーの先生はオイリュトミストで、しなやかな身体つきでした。思春期の男の子たちに、「君が中心で地球が回っているんじゃないんだぞ」や、「体内の目覚まし時計を鳴らせなさい。身体が眠ったままでは間違ってしまうよ」と注意していました。





ウオーミングアップで慣らされた身体が、授業の最後にはみんながオイリュトミーの世界に没頭して形を作っていく姿に見入ってしまいました。





● 2限目 音楽 13年生 19歳から20歳(11:05 - 11:50)




シュタイナー学校の生徒は、アビトゥーアを受ける前に、1~2年の準備期間が必要です。




そして、アビトゥーアに合格するためには、通常4教科に対して、8教科に合格しなければなりません。その中の一つの科目が音楽なのです。





モーツアルトの楽譜の和音の話は音楽用語だらけでしたが、「魔笛」の音楽鑑賞は歌声が美しくうっとりしてしまいました。





音楽の先生がピアノを時々弾いたり歌ったりして、情熱的に子供たちに教えられる姿が印象に残りました。





● 3限目 フランス語 4年生 9歳から10歳 (12:05 - 12:40)




フランス人の先生が、ドイツ語とフランス語を交えながら、子供たちにフランス語を教えます。






身体の部位に触れながら、順番にリズミカルに部位の名称をフランス語で言っていきます。





「頭」、「首」、「腕」のように一つずつ部位を触りながら名称を言って、「頭」から「足」まで全部言えたら、今度は「足」から「頭」まで逆に言います。







フランス語がまったくわからない私には難しかったのですが、子供たちは何度も練習しているためかとても上手でした。




先生が黒板に、横向きに走る人物の絵を描きました。





子供たちもエポックノートに思い思いの人物画も描きます。





次の授業では、人物が描かれてあるページには矢印と数字だけを書いて、裏のページにその数字が示す部位の名称を書き込んでいきます。





先生いわく、一年生から三年生までは耳から聞いて覚え、四年生から書く練習を始めるそうです。





とっても優しそうなフランス人の先生でしたので、私も先生からフランス語を学びたいなあ~ってちょっと思ってしまいました。

● 4限目 オイリュトミー 10年生 16歳から17歳(12:45 - 13:30)





先生とピアノ伴奏者は、1限目と同じ方たちで、1限目に見た子供たちの動きよりも更に進化している子供たちの動きに、6年生と10年生の違いを見ました。





先生がホワイトボードに書かれた足の動きに注意しながら、子供たちは形を作っていきます。





Rose Auslaender(ローゼ・アウスレンダー)が作った「Mittelpunkt Mein Atem heisst jetzt」に、先生が足の動きをつけて、子供たちが八の字を作りながら交差し回っていきます。





Welcher Stern
ist Mittelpunkt
des Himmels
Erde
nicht du.

Aber du
Mensch
bist Mittelpunkt
der Erde.




先生は私に言いました。







『「A」、「I」、「U」、「E」、「O」の母音を声帯に合わせて、広げたり、引き締めたりする動きをつけるので、「オイリュトミーは見える言葉だ(sichtbare Sprache)なんですよ。日本語のオイリュトミーをご覧になられるのもおもしろいと思いますよ』




● 園芸 10年生 16歳から17歳 (14:15 - 15:15)




「木の伐採週間」が始まるらしく、「自分の采配でリンゴの木を切ることが最終的な目的」と、先生は子供たちに伝えます。






先生は最初に、「私たちはなぜ描くのか?」と、子供たちは質問を投げかけます。





子供たちは学んできた答えを伝えます。まとめると「細部までちゃんと見て知覚するため」





先生は続けます。「自由とはなんだろうか。自由に決断をするとはどういうことなのだろうか」





子供たちは「自由とは自分の思い通りにできること」とか、「ルート66の世界が自由」と答えます。






先生は、「欲求が動機づけで直感的に決断することは自由な決断とは言えない。概念がないことは、知覚ではない。自覚や意識を発達させることができる。自覚や意識は自由の中にある」と、言葉をたくさん並べていきます。




最終的には、「感情を五感のように発展させることにより、知覚したことが動機となって行動できたとき、私たちは自由な決断をしたことになる」と先生は言いました。





子供たちへの課題として、プラトンの「洞窟の寓話」のプリントが渡されました。






先生の話を聞きながら、私はたくさんメモを取り、家に帰って何度も何度も読み返してみたのですが、先生が何を一番に伝えたかったのか、理解するのに時間がかかりました。





それは「シュタイナーの自由の哲学」だったのです。






今もこうやってまとめながら、ルドルフ・シュタイナーが考える「自由」の定義が何なのか模索している状態です。




先生も「自由」は深いテーマで難解だとおっしゃっていたのですが、そのとおりだと思います。




もっともっとシュタイナー教育のことを勉強したいと思っています。
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by midorimartin | 2010-11-11 07:53 | シュタイナー教育

【ドイツ教育関連視察ツアー】小学校と中学校向け環境教育授業「エネルギー学校 ミュンヘン」

初日の後半は、Green Cityを訪れて、ドイツの小学校と中学校向け環境教育授業「エネルギー学校ミュンヘン(Energieschule Muenchen)」を視察してきました。






ワークショップの総合タイトルは「太陽 - エネルギーがいっぱい」。





Green Cityの担当者から頂いたパンフレットの和訳はこちら。




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エネルギー学校 ミュンヘン
小学校と基幹学校向けプロジェクト

<先生方へ>
グリーンシティは、「エネルギー学校 ミュンヘン」をミュンヘンの小学校と基幹学校向けに見て触れるワークショップとして提供しています。

核となるテーマは、学生の日常に関連した「エネルギー」。

このプロジェクトは、ミュンヘン市内の学校に無料で提供されています。


<学生が環境のヒーローになる>
個々にエネルギーを抑えることは、大きな環境保護につながります。私たちは小学生や中学生たちにそのことを伝えたいのです。私たちのプロジェクト「太陽 - エネルギーがいっぱい」は、小学校と基幹学校に合わせた内容になっています。

日常でどのようにすればエネルギーを抑えることができるのかについて伝授し、テーマ「リサイクルできるエネルギー」にも焦点を当てます。

プロジェクト「将来のためのエネルギー」では、基幹学校の最後の2学年向けに提供され、この分野未来の職業へのガイダンスにもなっています。


<小学校と基幹学校向けプロジェクト>
小学校と基幹学校の2年生から6年生は、テーマ「電気の獲得」、「エネルギーの抑制」、「環境保護」について学びます。
3日から5日にかけて、学校ごとに10クラスまでプロジェクト「太陽 - エネルギーがいっぱい」に参加できます。

<グリーンシティは3つのワークショップを提供しています>
・エネルギー研究家(Energieforscher) - どのくらいの電気がいるの?
・エネルギーの車輪(Energierad) - 身体を使って電気を起こす
・太陽熱を使って調理(Solarkocher) - 太陽エネルギーで料理

ワークショップと平行して、先生たちはプロジェクトに関連した授業を行うことができます。そのために、グリーンシティは、資料や実験やソーラーモジュール等の授業材料を提供します。

<基幹学校のプロジェクト>
8年生と9年生向けのプロジェクトです。テーマは「電気の獲得」、「エネルギーの抑制」、「リサイクルできるエネルギー」です。そして、この分野の未来の職業チャンスについても情報提供します。
学校ごとに3日間のプロジェクト「将来のためのエネルギー」に参加できます。

<グリーンシティは他のワークショップも提供しています>
・ エネルギー研究家(Energieforscher) - 電気装置の電流測定
・ エネルギー探偵(Energiedetektiv) - 学校の中でエネルギー漏れの探知
・ ソーラーモジュール(Solarmodule) - ソーラーセル工場

グリーンシティは学生に、テーマ「リサイクルできるエネルギー」の分野で視察も提供しています。学生は未来の職業を知ることができます。プレゼンが行われ、働いている仲間が紹介されます。

www.greencity.de
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私たちは実際に小学校で行われる環境授業のやり方をGreen Cityの事務所で見せてもらいました。




小学校の中に3つ拠点を作り、「エネルギー研究家」、「エネルギーの車輪」、「太陽熱を使って調理」のワークショップが行われます。


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まずは「ガイダンス」から。小学生がわかりやすいように、エネルギーの源にはどのようなものがあるのかが絵を使って説明されます。



そして、それぞれのワークショップに続いていきます。



①「エネルギー研究家」

 個々の電化製品のワット数を調べます。

 例えば、ラジオは11ワット。スタンドバイモードにすると9ワット。つまり、完全に電源をオフ
 にしない限り、電力は供給されていることになります。

 普通のランプと省エネランプの違いについても学びました。普通のランプは60ワットに対し、
 省エネランプは75ワット。普通のランプに比べると、明るくて寿命も長く発熱も少ない
 省エネランプがお勧め。

 子供たちはこのことにより、スタンバイモードに気をつけることを学びます。
 家でお父さんやお母さんと一緒に電化製品を調べ、その際にスタンバイモードになっている
 ものを調べて、赤丸のシールを貼って注意させることも活動の一つ。


②「エネルギーの車輪」

 ジムにあるような自転車をこぐマシンに乗り、電気を起こします。ランプを灯すのは
 比較的簡単なのに対し、湯沸かし器をわかすのには相当な力を必要とします。

 湯沸かし器には水温の測定器を差込み100度になるのかどうかを確認するのですが、
 大人の男性3名が1分間ずつ交代にこぎ、30分かけてやっと沸騰させることができた
 そうです。

 子供たちはこのことにより、電力の消費の違いを学びます。

 私たちも実際に自転車をこいでみたのですが、湯沸かし器につながっていたときは体力を
 消耗しました。


③「太陽熱を使って調理」

 サテライトアンテナのようなものの真ん中にお鍋を置いて調理する実験。
 
 太陽熱が弱いときは、ビオでフェアトレードマークがついているお茶のティーバッグを使い、
 太陽熱が強いときは、コーンからポップコーンを作ります。

 
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最後にドイツでなぜ環境大国になっているのかについても尋ね、下記のような回答をもらいました。



 「80年代から原発反対運動が起こり、1986年にチェルノブイリの原発が爆発して安全でない
  ことがわかり、90年代にはドイツに緑の党という政党が生まれ、エコ化がより進んだのが
  理由だと思います」





日本の環境の動きを尋ねられたので、「エコポイントシステム」について説明しました。担当者は、「ミュンヘンで導入するのもいいかもね~」みたいなことをおっしゃっていました。




そして、素晴らしいのは、学校の先生向けの教材がよくまとめられていて、先生は自分のクラスの生徒のレベルに合わせた設問をピックアップし、授業の資料としてコピーできるというもの。



ミュンヘンでは「モビリティー」が最重要テーマであることが改めてわかり、今後のGreen Cityの動きにますます目が離せません。
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by midorimartin | 2010-11-09 13:33 | ドイツの環境教育

【ドイツ教育関連視察ツアー】環境とモビリティがテーマのお芝居「カレのロードショー」

昨日は、ドイツの教育関連視察ツアーの初日。





まずは、「Green City」主催の、環境とモビリティがテーマのお芝居「カレのロードショー(Kalles Roadshow)」を見に、シュタインハウゼンにあるミュンヘンのSバーン修理工場に行ってきました。



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Green Cityは、以前もこのブログでお伝えしましたが、ミュンヘン市の環境を組織化することを目的とした公益法人で、「Call a Bike」というレンタル自転車システムを導入したり、「Blade Night」というミュンヘンの夜の町をローラースケートで遊ぼうというイベントを定期的に催したりして、ミュンヘン市の環境の改善に努められています。






Green Cityの担当者からもらったパンフレットの和訳はこんな感じです。


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ミュンヘンでカレのロードショー(Kalle's Roadshow)

公共の個人近距離交通をテーマにした、
インターアクティブで一緒に行う学生向けお芝居

2010年11月8日から11月12日まで、ミュンヘンのSバーンの
シュタインハウゼン修理工場(Werk Steinhausen)にて、
カレのロードショーのお芝居が行われます。

ドルトムントのアンサンブルが、乗り合わせた電車やバスの中で起こりえる
演劇のシーン、変化に富んだ音楽的または遊び的な内容をスペクタクルにお届けします。

テーマは、市民の勇気、無賃乗車、破壊や暴力、環境保護、大家族、多種多様な交通網。

2009年のお芝居の成功を受け、カレのロードショーはミュンヘンで2回目の公演をします。

7年生及び8年生のミュンヘンの学生は、無料でお芝居を見ることができます。

このプロジェクトは、バイエルン州経済運輸技術省、ミュンヘン市の外人局、
ミュンヘンのSバーン、ミュンヘン交通局がスポンサーで、
グリーンシティ(Green City e.V.)とエコプロジェクト・モバイルゲームの協力で
実施されます。

このお芝居は、ミュンヘン市の外人局のモビリティ・マネージメントの
総コンセプト「正しく移動しよう」のスペシャルイベントとして組み込まれています。

高い交通の流動性や交通の負担の増化から、ミュンヘンでは交通とモビリティ政治は
新しい挑戦になっています。

私たちの生活の質を守るため、特に子供たちの未来にきれいな環境を提供するため、
そして、子供たちが道路交通で健康的で安全に過ごせるようにするために、
このコンセプトは発展しました。

日時: 11月8日~11月12日
    1回目公演 9:00~10:30
    2回目公演 11:00~12:30
場所: シュタインハウゼン修理工場
価格: 無料

www.theater-kallesroadshow.de
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シュタインハウゼン工場には、Sバーンのオストバーンホフから、学生たちと一緒に空の電車に乗って向かいました。





パンフレットの内容どおり、学生たちが一緒に行うミュージカル的な即興劇で、私たちも手拍子したり一緒に歌ったりしてとっても楽しかったです☆




テーマに沿って、子供たちは運転手や乗客やチンピラの役を、それぞれのシーンで見事にフレキシブルに演じていました。





老人役の俳優に席を譲ったり、降りるときに手を貸したり、「車で道が混んでいて学校に遅れそうになったときどうしたらいいのか?」という質問に、「車から降りて自転車や電車を使う」と答えたり、チンピラに向かって正しく丁寧にバスを降りるようにバスの運転手として指示したり、なかなか見応えがある内容になっていました。





大きなテーマ分けとしてはこんな感じでした。




①切符の買い方


「交通経路を見て正しい切符を買おう」


②老人の乗客への対応

「思いやりを持つことが大切」


③公共交通を使用するときのマナー

「音楽を聞くときはヘッドフォンを使う」

「大きな声で話さない」


④自転車の良いところと悪いところ(ディスカッション)

 良いところは…

「健康的である」

「環境に優しい」

「自転車道がある」

 良くないところは…

「事故に巻き込まれやすい」

「注意力に欠ける車を運転する人たち」

「自転車をこぐのがだるい」

 結果は「自転車は公共交通を使って持ち運ぶことができるので利点が大きい」 


⑤環境保護 「なぜバスは車よりもいいのか」

 車は6人まで乗れるけど、バスは40人以上乗れる。
 一人あたりのCO2排出量を考えるとバスの方が環境に優しい。
 そして、車は騒音や渋滞に巻き込まれるとストレスが生じるので事故が起きやすくなるので
 良くない。


⑥破壊と暴力

 「市民の勇気(Zivilcourage)」を持とう。

 青少年はなるべく大人の近くに座り、破壊や暴力をしている人と見たら、
 すぐにバスの運転手に伝えること。

 2009年は、そのような破壊や暴力をする乗客数が70%上昇した。


⑦無賃乗車

 40ユーロの罰金を払う義務がある。



他にも、「チケット」、「環境」、「あれとこれ」、「絵を見て謎あて」がテーマのクイズもあり、正しい答えを導き出すと景品がもらえるので、子供たちは大はしゃぎしていました。




このプロジェクトは、大人が子供たちに「モビリティが重要であること」を伝えるための大切な活動の一つになっているなあと実感しました。




今後もGreen Cityの活動に注目していくつもりです。
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by midorimartin | 2010-11-09 13:00 | ドイツの環境教育