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【視察3日目】ウンターメンチング森の幼稚園★

視察3日目。そして、最終日。朝の月を見ながら出勤です。




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第二期生が実習したウンターメンチング森の幼稚園。2010年3月から知っている園なので、思い入れたっぷりです。バウバーゲンが見えてくるだけで、そんな3年半以上の思い出がいろいろ頭の中をかけめぐり、それだけで感動いっぱいになります!



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私が大好きな季節のテーブルです。





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こんな自然素材のデコも大好きです。シュタイナーっぽいですよね〜。




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手作りの洗面台。どれもこれも、お客様が感動されていたので、その姿に私も感動しました!




森の幼稚園を開園されたので、ドイツの森の幼稚園を見学されたいというご希望でお問合せがあったお客様です。3日間の視察期間で、森の幼稚園はたった一園。私が懇意にさせてもらってる森の幼稚園のうち、どの幼稚園が一番このお客様に合うだろうか、、、と、少し頭を悩ませてアレンジさせて頂いた幼稚園なので、心の底から本当によかったと安堵しました。





この日は8時25分くらいに幼稚園に到着したのですが、実習の先生のみがいられて、「今日は霜が降ったので、車の霜取りに時間がかかり、先生や子供たちはいつもよりも遅れてくるみたい、、、」ということ。




ただ、通常でも8時50分、あるいは8時55分に園児は登園するらしく、わりとのんびりな感じで始まるみたいです。オープン時間は8時30分。




10月にはご病気だったモンテッソーリ教員の資格を持つ私が尊敬する先生もいらっしゃったのでほっとしました。彼女の保育ぶりをぜひお客様に見て頂きたいという思いがあったからです。





モンテッソーリの先生の勉強をされたから、あるいは元々の資質かもしれませんが、この先生が声を荒立てて子供と接するのを見たことがありません。




「私が話しているときに、あなたが話すと、私は困ります」とか「あなたがちゃんと座ってないとハラハラします」というお声かけをされます。決して、頭ごなしに、「○○しないように!!」という命令口調はありません。





9時少し過ぎになり、朝の会が始まりました。病休の園児が6名いて、全部で10名の参加でした。今日から最高気温が氷点下になったせいか、何人かの子供たちがぐずっています。特に3歳の子供は寒さを敏感に感じるらしく、朝から機嫌が悪そうでした。




私たちの自己紹介をして、その後、日めくりカレンダーをめくり、今日の日付を指名された子供が言って、出席を取り(来てる子供の人数確認、いない子供の人数確認、いない子供の名前を言って、なぜ来ていないのかを先生が言う)、今日行く森のスポットを決めました。




今週行く場所を決めるので、5つのカードを指名された子供が一人ひとり選びます。通常でしたら、その中から2つ選んで、どちらかを決定するのですが、今日はお誕生日っ子がいたので、その子が決定しました。




そして、リヤカーの前に行く子供を決めます。行きと帰りと二人ずつ。先生は一人だけ子供を指名します。行きは誕生日っ子。その子がお友達を指名します。帰り用にまた先生が一人子供を指名して、指名された子がお友達を指名します。





お客様が持ってきてくださった日本のお土産をみんなに配ることになりました。お客様に配って頂いて、デモンストレーションもしてくださいました。ストローと紙でできた竹トンボ。とってもプリティーで子供たちは大喜び。先生からも「とっても素敵なお土産をありがとうございました!!」と感謝の嵐でした。




本来なら、お天気予報係が今日の天気や気温や風の強さを伝えることになっていたのですが、寒いので子供たちがしたくないという理由により中断しているとのこと。そんな、子供たちの意見を取り入れて、臨機応変に対応しているところにも魅力を感じます。




子供の心は動いています。そして、変動できるルールであれば、変動させてもよいということなんでしょう。でも、変動できないルールがこの幼稚園にはいくつか存在します。子供たちに社会のルールとして浸透させているようです。




例えば、朝の会の際に、先生がお話しているときに、チャチャを入れる子供が何人かいました。先生はその子供たちが静かになるのを待ちます。「あなたたちがおしゃべりしているから、私は次のお話ができないのよ」と先生は優しく諭します。そして、みんなが静かになるのを待ってから、次のお話を進めます。




静かになるのを待って言動する、、、。シンプルなようで、結構、忍耐力がいるこの方法。これもこの園の魅力ある保育の一つです。





9時35分になったので、森に向けて出発です!





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今日は寒いので、工具は持って行かないことになりました。その代わり、誕生会をするので、先生がギターを持参されました。





住宅街の生活道路、通称「アリの道」をみんなで静かに一列になって行進します。




森に向かって歩くときは、みんなバラバラになってもよくて、待ちポイントに来ると、みんなが集まり、また次の待ちポイントまでバラバラになります。





そんな幼稚園のルールを子供たちみんなが守ってます。




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今日のスポットは「ティッピ広場」。まずは先生がトイレの場所を確保。9月にスズメバチに先生が刺された経験があるので、それ以来、トイレの安全性を確かめてから、トイレの目印を木にくくりつけるようになったそうです。




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寒いので、とにかくみんなで動き回ります。ロープを使ってお馬さんごっこする子供たち。追いかけっこする子供たち。




お客様が「子供たちが見えなくなることはないんでしょうか?」と尋ねられたので、私は「子供たちは先生が見える範囲で遊んでいます。先生も見える範囲に子供たちがいることを確認しています。つまり、森の中の見えない境界線をみんなが知っているということになり、これこそが森のようちえんの醍醐味であると私は思っています」と答えました。




お誕生日会が始まりました。今日は6歳の女の子。年長さんです。誕生日っ子が好きな友達2名と一緒に飾り付けをします。アフリカの島で、ワニとサイとゾウが招待されました。サイはなんと芸術家らしく、誕生日っ子の女の子にカードのプレゼントをします。かわいい黒猫が描かれていました。サイがその子にあった絵をプレゼントするとのこと。




そして、ハートには「○○ちゃん6歳」と書かれています。




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みんなが集まってきました。先生がロウソクに一本ずつ火を灯して行きます。3つ目の火を灯したとき、
「あなたがプレイグループに入ってきましたね〜」と言い、4つ目の火を灯したとき、「あなたは幼稚園に来ましたね〜」と言って、5つ目では「あなたは去年5歳になりましたね〜」、そして、6つ目では「あなたは6歳になりました!」と言いました。先生の6年間の成長を愛おしむ声かけに私はすっかり感動してしまいました。




プレゼントの箱を開けます。お誕生日っ子の名前がアルファベットで飾られた赤いスコップが入っていました。




先生がギターを使って、お誕生日の歌を歌いました。内容は、ワニとサイとゾウがお祝いしている歌です。招待された動物たちと見事にマッチング。




その後、お誕生日っ子が歌って欲しいバースデーソングを歌って、「いただきます」をみんなで手をつないで言ってから、午前のおやつを食べました。そして、最後にお誕生日っ子のお母さんが焼いて来たマフィンを頂きました。




午前のおやつの後は、また自由遊び。とにかく寒いので、みんな動き回ります。ティッピを隠れ家のようにする男の子3人。私たちが近寄ろうしたら、先生から「彼らは自分たちだけで静かに遊びたいみたいだから近寄るのは無理みたい。私もさっき怒られたところなのよ、、、」とのこと。




先生がロープと木の枝を使ってブランコを作りました。




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また、先生が大きめの木の枝を等間隔において、乗馬のギャロップ走のようなことができるように設定しました。



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森の幼稚園の先生は木を使ってなんでもできないといけないのだなあ〜って感心してしまいました。




3歳の子どもが「ママ〜」と泣いてちょっと大変です。先生いわく、夏に来たときはご機嫌だったのに、寒いせいかぐずってるとのこと。




寒さには慣れるしかないけど、これはどの子供も通る道なのかもしれないけれど、3歳児には特に堪えるのかもしれないって思いました。




「私たちも寒さに慣れないといけません、、、」という、8年間も森の幼稚園で働く先生のお言葉に、そうなんだ〜、寒さってそんな簡単に慣れるものではないんだなあ〜って実感した次第です。




それだからこそ、森の中で子供たちを保育したいって情熱を持つ先生だけが、ドイツの過酷な自然環境の中で森の幼稚園を続けられるのかもしれません。





お客様は本日、日本に帰国されるということもあり、また寒さもあったので、11時半でおいとますることにしました。先生から「次はいつ会えるの?」と尋ねられ、本当に嬉しい限りです。





「また来年に来ます」ってお返事しました。今のところ、来年のゴールデンウィークに来られたいというお客様がいらっしゃいます。





お客様をマリエンプラッツまで同行して、お別れしてから、私はランチの後、水曜日に見学予定のハラヒング森の幼稚園の下見に行きました。




近道を発見したので、トラムの停留所からどのように幼稚園に行けばいいのかの道確認をしたかったのです。




「幼稚園に注意!」という看板を発見。




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道がわかったので、私はその後、森の中を散策して、またトラムの停留所に向かいました。




なんと、ウンターメンチング森の幼稚園に森には霜が積もっていなかったのに、ハラヒング森の幼稚園の森には霜がたくさん積もっていました。これって気温がウンターメンチングの森よりも低いから?それとも、低くないから?


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明日も水曜日も雪の森の幼稚園になるかもしれません、、、、。楽しみです♫
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by midorimartin | 2013-11-26 04:52 | ドイツの森の幼稚園