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【視察2日目と3日目】ウンターメンチングの森の幼稚園☆

昨日の日本の巨大地震のことがまだ頭の中に渦巻いていますが、視察ツアーの2日目と3日目のことを書きたいと思います。





お馴染みの視察先とも言える、ウンターメンチングの森の幼稚園に行ってきました!




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木曜日はSバーンのスト発表があり、朝4時~10時までストのため大幅にダイヤが乱れるということでしたので、Uバーンで行くことにしました。そして、Uバーンを使った方がより快適に行けることがわかり、何が幸いするかわかりませんね~。





また、新しく開通したU3の駅Moosachはとってもきれいで、お花がいっぱいでしたので、思わず写真を撮ってしまいました。



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コンテナの園舎に着くと、地面の上に大きな曼荼羅がありました。今年のファッシングのテーマが曼荼羅だったらしく、みんなで森で拾い集めた枝にカラフルな紐を巻きつけて、石にもカラフルな色を塗り、みんなの共同作業としてこの曼荼羅を完成させたそうです。




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ファッシングの意味は、「寒い冬を追い出して、暖かい春の恵みが早く届きますように!」ということなので、曼荼羅の色もカラフルになっています。




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園舎の周りにも、自転車の車輪で作った曼荼羅や、紐を巻きつけた枝のデコがあり、その材料を使った季節のテーブルもありました~。




ファッシング週間ということもあり、木曜日の子どもの人数はなんと4名。そして、大人が私たちも含めて5名。




一人の男の子が、「あ~、だったら僕たちは勝ち目がないよ~」と言ったので大笑いしてしまいました。




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朝の会でいつものように、日づけ、曜日、時間、四季、天気を学び、子どもの人数を数えて、行き先をみんなで決めました。この日は「Kletterplatz」。つまり、木のぼり広場です。



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そして、先生が「今日は家族の石というゲームをします」と言って、ザルの中にある4つの石を見せました。一番大きい石がパパの石、二番目に大きいのがママの石、三番目に大きいのが子どもの石、一番小さいのが赤ちゃんの石です。




まずはパパの石をみんな手の平に乗せて回します。そのあと、パパの石にママの石を手の平に乗せて回します。それから、子どもの石を乗せて回し、最後に赤ちゃんの石を乗せて回します。




石が落ちてもいいのですが、落とさないように石を回すのが目的で、家族の絆も伝わるようになっています。





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Bollerwagen(トロッコ)に荷物を詰めて出発です。




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目的地に着きました。木登り広場かと思ったら、横たわっている大木の上でバランスを取りながら子どもたちはかけっこをしています。





私も実際に木の上を渡ってみたのですが、細い平らな部分もあり、大人の足ではかけっこするのは難しそうです。




年長の男の子2人が楽しそうに順番に木の上を渡っています。年少の男の子は女の子と二人でホウキで落ち葉を集めています。



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かと思ったら、先生の一人が木工作業を始めたので、女の子も一緒に始めました。その間、年少の男の子は一人で集めた落ち葉の上に座り、年長の男の子がすることを観察しています。



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みんなでBrotzeitをして、片付けた後、先生の一人は男の子3人を連れて散策へ。女の子は残って、もう一人の先生と一緒に、園舎に飾るデコを作っていました。厚めのフェルトで丸い形を作り、真ん中に針金を通してビーズで留めて、園舎にある木に飾るのです。




男の子たちが戻ってきました。なんと、バランスを取って遊んでいた大木が今度は舞台に変わり、即興劇が始まりました。




私たちは拍手をしたりして観客役。くるくる代わっている劇の内容についていくのが大変。でも、愛らしい子ども達に心がほっこり和まされます。




行進する子どもたちの姿があんまりかわいいのでパチリ。



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私も収穫がありました。木の枝と腐った木。木の枝は皮をめくると、キリンの縞模様が現れたので、キリン好きの娘へのお土産。腐った木はまるでコルクのようになっていて、表面を押さえるとスポンジのように柔らかくなっていました。これは木が病気になって、菌が入り、中がくさっているために起こっています。娘が喜ぶかな~と思って持って帰ったのですがそれほどではありませんでした。




先生から家の中に置いておくと、家具に菌感染するかもしれないのでベランダに置いた方がよいとアドバイスを受けました。




先生のお話では、木のドクター(Baumpfleger)がいて、森や個人宅の木を診察して、病気の木は治すそうです。この森の木も病気の木がいくつもあるそうで、木全体が腐らないように枝を切って防いだり、治療薬を塗ったりして、病気を治す努力をされるそうです。そんな職業があるのですね~。



昨日の金曜日もUバーンのルートで行き、なぜだか早く着いてしまい、まだ子ども達が来ていませんでした。




その日は前日よりも子どもの人数が多くて、年長の男の子が3人になり、女の子も増えていたので、また違った自由遊びが見れました。




朝の会をやって、昨日二者択一で選んだ目的地カードの選ばれなかったところに行くことになりました。「Dreiecksplatz」。つまり、三角広場です。




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小人の国の門がありました。先生は「これは小人の王様の門なのですよ」と私に教えてくれました。



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目的地の三角広場に着きました。先生はこの場所を数年前に子ども達と一緒に見つけて、みんなで名づけたそうです。




年長さんたちはノコギリやカナヅチを使って木工作業を始めました。



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先生が持ってきた2本のロープを使って、2つの木を結びました。するとなんと子ども達が綱渡りができるようになりました!








先生いわく、ロープの結び方の講習会があるらしく、そこで学んだそうです。手際のよさにびっくりしてしまいました!






この綱渡り、子どもたちは大好きみたいで、ずっと遊んでいます。本当にかわいいです!




お客様はこのロープ結びを他の木で何回か練習されていました。ご自身が働かれる幼稚園で活用されたいそうです。そんなお客様の気づきになって、私はこの視察ツアーの意義が本当にあると思いました。




Brotzeitを食べた後、先生は前日見つけた大きなカタツムリの殻を使って笛を子ども達と一緒に作りました。



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子ども達一人ひとりが殻をもらって、水で塗らしたフキンで殻をふき、先生が殻の上部に穴を開けます。




子ども達はストローを使って笛を鳴らします。この日のBrotzeitはグループで、その際に先生が課題の説明をされていました。




自由遊びが始まりました。ロープを使ってチービーと綱引きを楽しそうにする子どもたち。




二人の子どもは、落ち葉をホウキで集めた後、落ち葉投げを始めました。とっても楽しそうでした!








そんな楽しい時間を過ごしていたので、私は日本の地震のことをまったく知りませんでした。




森から園舎に戻る途中で、お客様がメールで地震のことを知り、その後は私もパニック。お客様と一緒にあわてて、私の家に帰ってきたのでした。




3日目の視察日がこんな形で終了するとは思っていませんでした。そして、森からの帰り道だけだったのでよかったです。



今はただ日本が早く元通りに戻りますように心から願っています。
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by midorimartin | 2011-03-12 17:01 | ドイツの森の幼稚園