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モンテッソーリ幼稚園を訪問しました

11月24日、ドイツ人ママだちがお子さんをモンテッソーリの小学校に行かせている関係から、良さそうなモンテッソーリ幼稚園を紹介してもらいました。



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なんと、家から徒歩で行ける範囲内。行きはバスで行って、帰りは歩いて帰りました。





訪問の目的は、日本人向けの視察ツアーのプログラムに組み入れることと、インターンシップが可能かどうか尋ねること。






結果はと言いますと、どちらもOKになりました~。






この幼稚園は、正統なモンテッソーリ幼稚園ではなくて、モンテッソーリ教育に則って保育をされている幼稚園です。





そして、「Montessori Landesverband Bayern e.V.(バイエルン州モンテッソーリ協会)」のモンテッソーリ幼稚園リストにも掲載されています。リンクはこちら→ http://www.montessoribayern.de/projekt01/





この幼稚園の特徴がもう一つあります。それは、Integrationskinderがいること。つまり、心や身体に障害を持っている子供も何人かいて、週に一回セラピストによりセラピーを受けています。




私はたまたま、セラピー後のお部屋を見せてもらって、セラピストのお話も聞くことができました。




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セラピーのお部屋には、たくさんのフィギュアと砂が敷き詰められた箱庭がありました。



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「今日の子どもは、牛と馬をたくさん並べて、子牛を砂山の中に隠して私にこう言ったの。この子牛が自分だって。これはすごい進歩なのよ」




これは私の想像になりますが、きっと心になんらかの障害を持つ子供が、まずは自分を認識することが、解決の糸口になるのかもしれません。





この幼稚園は、3世帯が住める3階建ての家が改造されて作られたもので、3階にリラックスルームとセラピールームとセクレタリールームとモンテッソーリ教具部屋があり、2階には年少のグループ、1階には年長のグループ、地下室にもドゥー・イット・ユワセルフ・ルームやフィットネスルームがあり、子供たちがとても快適に過ごせるようになっています。





2階と1階には、ダイニングルームもあります。




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2グループが存在し、ドイツでよくある3歳から6歳まで一緒ではなくて、年少と年長に分かれています。1グループ18名までで、そのうち5名が、障害を持つ子供たちです。




一番関心したのは、障害を持つ子供とそうでない子供が衝突したときに、引き離して障害を持つ子供を落ち着かせるための小さいお部屋があること。




小さい空間がたくさんあることにより、一時的に他と遮断できるので、子供に平常心を取り戻させるための工夫がされているなあと感じました。





アメリカ人の実習生もいるので、日本人の実習生の受け入れに対してもオープンだったのかもしれません。しかし、障害を持つ子供が何人かいるので、ドイツ語レベルは中級以上が必須になります。




本格的にモンテッソーリ教育を学びたい、様々な子供の保育をしたいというチャレンジ精神旺盛な方には、絶対オススメの幼稚園です。




モンテッソーリ教育の素晴らしいところは、子供の自主性に任せて保育をするところ。





そして、そのことにより、「絶対的な集中力(Absolute Konzentraion)」がつくこと。





子供が何かを集中してやっているとき、絶対に邪魔をしないように見守るのが鉄則だそうです。




そうすることにより、子供は「動機づけ(Motivation)」を学ぶことができます。





また、正統なモンテッソーリ幼稚園でない理由としては、次々にモンテッソーリ教具を使って保育するのではなくて、少ない教材を用いることにより、子供たちを長く観察することが可能になるので、子供たちの脳にとっても良いのだそうです。




それは脳細胞に、「これは自分に必要なの?」、「これは自分には必要ではないの?」と働きかけることができるからだそうです。





8時から9時の間に子供たちは登園します。Gardrobe(服を着替えたり、靴を履き替えたりする場所)が階段の狭い廊下にあるので、先生が毎朝子供を園の外で出迎えて、子供は一人で園の中に入ります。




自分でコートや帽子をかけて、上靴に履き替えるのです。15時にお迎えです。




週に一回は、ミニバスに乗って、近くの森にも出かけます。





ここで、提携先の森の幼稚園の先生がモンテッソーリ教育を保育に導入していることと関連性が出てきました。





だって、このモンテッソーリ幼稚園は、森での保育も行っているからなのです。おもしろい類似点ですよね~。





園長先生から見せて頂いたモンテッソーリ教具をいくつか紹介したいと思います。






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0から9までの数の棒を数え学べる教具。森の幼稚園でも使われていました。




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三項四季の立方体。立方体と直方体の計27個を積んでいき、(a+b+c)の三乗の公式を感覚的に学べる教具。初めて見ました!




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円柱さしセット。形を学び、指を動かすことにより、鉛筆を持つ力も養います。森の幼稚園にも似たようなものがありました。



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ボタンの留め外しを学ぶ教具。モンテッソーリ教育は、算数や言語だけではなくて、日常生活を学ぶことも重要で、年少グループの子供たちはこの教材でボタンを留めたり外したりすることを学びます。




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色棒ビーズセット。1から10までのビーズがそれぞれ一まとめになっていて数が学べる教具。





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1から10までを並べるとこんな感じです。



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園長先生も他の先生方も素晴らしくて、子供たちも生き生きと学んでいました。




また、先生や子供たちに会いたいです。
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by midorimartin | 2010-11-27 12:19 | モンテッソーリ教育