10月13日(水)、サイエンスラボ(Science-Lab Gemeinnuetzige BildungsGmbH)という、子供向けの自然科学教育に力を入れている公益法人主催の説明会に参加しました。
リンクはこちらです。
http://www.science-lab.de/
私たちが住むラマースドルフ・ペルラッハ地方の小学校にて、自然科学教育の促進のためのプロジェクトが遂行されるそうです。
サイエンスラボは、「子ども発明家のコース」、「小学校と幼稚園の教育者の指導コース」、「親子向けワークショップ」を提供していて、私はこの日、子どもたちのワークショップも生体験しました。
例えば、「目はどのように動いているのか?」
用意するものは・・・
● 小さいロウソク (光)
● ルーペ (目のガラス体)
● 丸いガラス製の花瓶 (眼球)
● キッチンペーバー (網膜)
ロウソクに灯りを灯すと、ルーペを通じて、キッチンペーパーで片側を覆った花瓶にロウソクが逆さまに映し出されます。
家にある簡単なもので、このような実験が行えるのです。
もう一つは、「虹の作り方」
用意するものは・・・
● 懐中電灯 (光)
● 水晶体 (雨粒)
水晶体を懐中電灯で照らすことにより虹が作り出されました。
こちらも家にあるもので実験ができますよね。
まとめると、説明会でサイエンスラボが伝えたかったことは、次のとおりだと思います。
「自然科学は子どもたちにとって冒険です。また、自然科学の友だちになることにより、言語能力やチーム力、関連性をまとめる力、学習を学ぶ力が備わり、もちろん自信もつくし、好奇心旺盛で深い探究心と責任感を持つ人間に育ちます」
ドイツの偉大な哲学者と物理学者の名言も引用されました。
一つは、ショッペンハウアーのもので、
「Jedes Kind ist gewissermassen ein Genie. Jeders Genie ist gewissermassen ein Kind.」
意訳すると、「子どもはいわば天才であり、天才はいわば子どもである」
もう一つは、アインシュタインのもので、
「Ich habe keine besonderen Begabungen. Ich bin nur leidenschaftlich neugierig.」
意訳すると、「私は特別な才能は持っていない。ただ情熱的に好奇心旺盛なだけなのだ」
説明会のあった日、このサイエンスラボの親子向けワークショップに「参加希望」と書いてメモを残してきました。来年あたり、他の親子と一緒に私は発明家気分を味わっているかもしれません・・・。